恋について (Holly NOVELS)

著者 :
  • スコラマガジン(蒼竜社)
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本棚登録 : 460
感想 : 35
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784883863006

感想・レビュー・書評

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  • 公務員×ブライダルコーディネーター
    初めて朝霞がブライダルコーディネーターとして担当した笹川は美しい妻と幸せな結婚生活を送っているはずだった。思いがけず歯医者で再会し、友人として親しくなったが既婚者にしては頻繁に朝霞を誘うのが不思議だった。
    実は彼らの結婚には裏があり、笹川は一人暮らしをしていた。
    おっとりして、いつも聞き役な笹川に思いもかけず好意を向けられ朝霞は…

    後半は一応お付き合いを始めた2人だけど、朝霞が身体の関係を思わず拒んだことからどんどんすれ違っていくお話。
    こりゃもうダメかー?ってくらい最後まで引っ張ります…

    タイプが全然違うのに相思相愛でうまくまとまってるカップルって感じかな

  • 妻帯者×ブライダルコーディネーター。木原作品て優柔不断な気弱男が相手を裏切って女性といい感じになるパターンが多いんですかね。そしてすれ違いの応酬。今回はそこまで病んでる人がいなくて、もやっとすることなくハッピーエンド(ただし攻めの彼女除く笑)

  • うーん、判断が難しい。
    ノンケ同士。社会人。
    攻が、受に好かれている自信がなくなり予防線を張ろうとしたり、恋愛が順調に行かない受がつい口汚い言葉を口にしてしまうなど、互いのエゴのリアルさゆえに引いてしまう場面があって、素直に『良かったなー!』と喜べないところがあります。でも話に説得力があるのは、さすがだなと思う。

  • えっ?これ木原さん?ほんとに?と思うぐらい普通のBLでした!
    ブライダルコーディネーターの受けとその初めての顧客の攻めの話。
    どっちもノンケだと思うけど、何だか恋に落ちます。
    やっぱりここは木原さんで、受けはBLによくある感じだけど、
    攻めは受け入れるのかそうでないのかよくわからんうじうじした攻めでしたw
    「美しいこと」の寛末をちょっぴり思い出しました…。

    恋愛面は普通で、エロもあまりなかったのですが、
    ゲイのカップルの結婚式をプロデュースする話が
    結構興味深くて、そこをじっくり読みたかったですね。
    仕事のできない後輩のお話は、フィクションではよくある
    気合いで向き不向きも克服する系かと思ったら違った!
    そこはリアルだなって思いました。

    普通に面白かったけど、印象は薄い一冊かなと思いました。

  • ちゃんと一生懸命恋愛しているお話だったような気がします。
    優しい2人のお話でした。

  • 木原さん作品にしては珍しく恋愛作品読んでる…!って気分になった。
    木原さんの作品にはこういう優柔不断で苛々する攻めが多くていつも読みながらキレそうになるけど、今回のはヘタレながらも愛しくなるような部分が少なからずあって良かった。

  • 設定が納得いかないものがあった。結婚した理由など。

  • ブライダルコーディネーターの朝霞武史は、初めてプロデュースしたお客様・笹川様に一年ぶりに再会した。
    笹川夫妻は、朝霞が結婚式当日に起こしたドジを、笑って許してくれたとても優しいお二人だった。
    朝霞は嬉しさと感謝の気持ちを込めて、笹川夫妻の結婚記念日に、お祝いの花束を贈るのだが…。
    真面目でヘタレな笹川と、元気で明るい朝霞の、ほのぼのラブをどうぞ。

  • 攻は何の取り柄もない、地味でいけてなくて、優柔不断な公務員。
    何の変哲もない地味設定なのに、最後まで一気読みしてしまう吸引力。
    とにかくね、すれ違うすれ違う。
    もう何をどうやってどの辺のボタンを掛け違えたらこうなるのかって
    勢いで、見事なすれ違いっぷりです。
    そのすれ違いがまた切なくて、この冴えない攻を見てると、イライラしっぱなしなんですが、静かに淡々と微糖風味で進んでいくので、安心して読めます。

    仕事ネタもたくさんで、読んでて本当に面白かったです。
    仕事に一生懸命になってるBLが好きな方にはオススメです。

  • 笹川がへたれ攻めってレベルじゃなくへたれで笑った。うじうじ系が苦手な人は読んでいて凄く辛い作品かもしれない。

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著者プロフィール

高知県生まれ。1995年「眠る兎」でデビュー。不器用でもどかしい恋愛感情を生々しくかつ鮮やかに描き、ボーイズラブ小説界で不動の人気を持つ。『箱の中』と続編『檻の外』は刊行時、「ダ・ヴィンチ」誌上にてボーイズラブ界の芥川賞作品と評され、話題となった。ほかの著書に『秘密』『さようなら、と君は手を振った』『月に笑う』『ラブセメタリー』『罪の名前』など多数。

「2022年 『コゴロシムラ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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