吸血鬼と愉快な仲間たち Vol.2 (Holly NOVELS)

著者 :
  • スコラマガジン(蒼竜社)
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本棚登録 : 429
感想 : 31
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  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784883863280

作品紹介・あらすじ

日本に来て半年が過ぎ、アルもやっと周囲の人々や生活に慣れてきた。春からは施設に新しいエンバーマー、室井が加わり暁の職場も賑やかだ。が、暁は明るく陽気で率直な室井と反りが合わない様子…。そんなある日、アルにモデル&ドラマ出演の依頼が。人間だった頃からスターに憧れていたアルは大喜び。しかし暁は大激怒。簡単にはお許しが出そうになくて…!?吸血鬼シリーズ第2弾。

感想・レビュー・書評

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  • このシリーズ好きだ。読むと幸せになる。

  • 扉絵カラーがまさかの蝙蝠で 可愛かった。。
    ヒナ蝙蝠なのか。

    コミック化していないお話。登場人物も増えてきた。

    暁が妙にコメディっぽいが、今まで人との付き合いが希薄故、初めてのことだらけに全力で挑んだ結果 なのだろうか。。
    尾てい骨痛める時とか、蝙蝠状態のアルがロッカーの上で人間に戻るのを待って 引きずり降ろそうとするって
    絶対下敷きになるパターンなのに

    主人公が日本語がつたないのもあるが、伝える言葉がストレートで 双方にとっていい関係を築くきっかけになればと思う。

    アルは事件に巻き込まれるからコナン君ポジションだな。。

  • 再読、シリーズ第2弾。暁に想いを寄せる新人エンバーマーや暁の高校の同級生だったプロデューサーなど新しい登場人物も増え、アルがモデルの仕事や吸血鬼ドラマに出演する事になったりと盛り沢山な内容です。BのLで言えばやっとアルの気持ちが育ったかなという感じ、帯にある通り「BL極北、最果ての地」ですねw 泣き虫で甘ったれなアルが可愛いくて、でも日本語が余り上手じゃないからこそ凄く真っ直ぐに言葉が核心を突くんですよね。暁は言葉も態度も乱暴で無愛想なんだけど優しくて… 愛すべきキャラたちです♡

  • アルが暁の恋人に立候補する。
    ここまでやっと進んだか。

  • アルが暁に自分事が嫌いじゃないなら言葉で表現してくれなきゃ分からないって迫る下りで
    「すき にして すきっていって」
    の台詞が読んだ直後からツボってしょうがないんだが(笑)。なんか、よつばが言いそうな台詞だな、って思っちゃって(笑)

  • あぁもう何だろうこれ…というような焦らしプレイですよ。
    アルと暁の関係は遅々として進みません。相変わらず恋愛色ゼロです。
    それでも二人の気持ちがゆっくり動いていくのが、こそばゆくていいです。
    もどかしい感じが堪りません。
    何よりも、アルが可愛いんですが、それ以上にツンデレな暁がたまらなく
    悶えるほど可愛いです。可愛い容姿じゃないですが、言動がいちいち
    可愛いです。ぶっきらぼうで、素直じゃなくて、始終不機嫌とかもう何こいつ。
    か わ い い ん で す け ど !
    今回はせつなくて涙するシーンも多かったですが、
    腹抱えて笑っちゃうシーンも多く、読後はどっと疲労感が…。

    アル『あたま、われた なかみ…でそう』
    暁 『しっかり押さえとけ』

    このやりとりに、シリアスなシーンのはずが一気に吹き出す。
    しっかり押さえとけって、ちょっ、暁待って!!

  • 二人の仲が少し近づいた感じでしょうか…あいかわらずラブ要素は少ないですが。へたれなアルとツンデレ暁、二人とも可愛すぎます。
    次回が楽しみです。

  • 1巻に引き続き、ラブな要素は…少ないですね

    今回もアルが痛い目に合ってます
    軽~く書いてありますが、そうとうなもんじゃないでしょうか?

    というわけですが、やはり一気読みしてしまいました
    おもしろかったです、とても

  • 読メでは初登録だけど実は再読。5巻を読んでこれを再読しているので、暁の「恋人も恋愛も必要ない」という言葉や、忽滑谷の暁評「優しくされることに抵抗があるのかもしれない」などが胸にずっしりと来ました。そんな暁の中にある優しさをいくつも見つけて、暁に惹かれていくアルがとても純粋で可愛い。「ずっと暁の傍にいたい」と願うアルの気持ちが、「ぼくはどれだけいきるかな」という言葉に繋がっていくのが切ないです。吸血鬼と人間の生きる時間の差というのは重いですよね。。。

  • 相変わらずヘタレ吸血鬼のアルの無垢さは可愛い。
    しかし、ここまで読み進めてきてやっと気付いたけれど彼の真っ直ぐな行動や直球の愛情表現は
    作中では「外人だから…」の一言で済まされているけど、それでも実年齢は三十路を越えている
    (肉体的には吸血鬼になった20前半でストップしてますが)人間の行動では無いかと…天然ですね(笑)
    それとも人外の者になってしまった影響なんでしょうか。

    今回も後半血なまぐさい事件が絡んできますが、どうも事件そのものの勃発が遅いので
    物語の核として捉えるとアッサリ終わってしまって物足りない感じがします。
    ただ、事件よりも事件を経てのアルの心情変化が重きにおくとしたらなかなか纏まっている感じ。

    終盤、これまでペットとご主人のような(失礼)温かみのある暁とアルを
    いきなり終盤から恋人云々の話に持っていかれると、お姉さんは置いてけぼりを感じてしまうんですが…(汗)
    まー、ぼーいずらぶなんですけどね。
    そこら辺は了承しなきゃいけない所なのでしょうか…
    続きが出るのが楽しみなような怖いような複雑な気分(笑)

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著者プロフィール

高知県生まれ。1995年「眠る兎」でデビュー。不器用でもどかしい恋愛感情を生々しくかつ鮮やかに描き、ボーイズラブ小説界で不動の人気を持つ。『箱の中』と続編『檻の外』は刊行時、「ダ・ヴィンチ」誌上にてボーイズラブ界の芥川賞作品と評され、話題となった。ほかの著書に『秘密』『さようなら、と君は手を振った』『月に笑う』『ラブセメタリー』『罪の名前』など多数。

「2022年 『コゴロシムラ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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