- Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
- / ISBN・EAN: 9784883863792
作品紹介・あらすじ
時は平安のある春のころ、天桃山の瑞調寺近くの森に白い鳥が姿を見せるようになった。気味の悪いことに、鳥は夜な夜な文殊丸の名をさえずり続けていた。僧侶たちは、鳥に死霊が取り憑いているのではないかと怯え、調伏を冬弦に頼む。そんななか瑠璃若とウロは、興味津々で鳥を見に出かける-。恋しい人、親、子を想う心、人を赦し受け入れる心を、優しい眼差しで描いた愛のお話。
感想・レビュー・書評
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一応BL小説ってなってるけど・・・
私の感覚では仏教の有難いお話(笑)。 合掌(^人^)
平安時代の普通に妖や山の神がいる話で
仏教にちなんだ話が多いかな?
BLじゃなく御仏の有難い話なので(笑)
普通のBLを期待してる人には向きません!!(¬w¬*)ウププ詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
良かったです。
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優しさに癒されました。
こういうほのぼのとしたBLも素敵だと思います。 -
BL風説話集「花芽と狼」の続編。あの時唯一脇でカップリングになった冬弦と文殊丸が話の中心です。
なので少しは前作よりBLっぽくなったような気もするし、そうじゃないような気もする。
これを先に読んだ人は、前作もどうぞ。冬弦と文殊丸の馴れ初めもわかりますし、ウロの話と反魂の術の話がとてもいいです。 -
ひっっっさしぶりにこの人の新刊を見つけて、興奮のあまり…
どうもシリーズ物の二巻から読んでしまったようだが、別に問題はない感じ。
文章の上手さが増していて、読んでいて物凄く安心していられる。
優しい赦しがテーマだったが、この人の、救われない心を描いた作品も物凄いので、これを契機にまた色々書いてほしい。
このシリーズも三巻目あたりからはそっち方向へ行ったりしたら、嬉しすぎる。