アジア『罰当たり』旅行

  • 彩図社
3.47
  • (5)
  • (16)
  • (17)
  • (4)
  • (1)
本棚登録 : 104
感想 : 19
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784883926060

作品紹介・あらすじ

日本人旅行者はナメられている。
歓楽街に行けば、最も高い外国人料金を要求され、ピックアップバス乗り場では「おとなしい日本人だから」と後回しにされる。強盗は金持ちの日本人を真っ先に狙うし、白人バックパッカーはイエローモンキーと吐き捨てる。俺にはそれが耐えられん。

「日本人ナメんじゃねーぞ」インド人を締め上げる、ガンガーに流されたバックパッカー、暗くてジメジメ・タイの留置所、ガンジャの宴、密入国ミッション、盗掘だらけのブラックマーケット、オーバーステイの限界は?、突然割れたフロントガラス、黒目がグルグル動く売春婦、ヨハネス名物襲撃事件……

己の欲望のまま旅を楽しむ肉体はライターの過激で笑える本能の旅行記。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 海外に行って、困ることは、
    いろいろあるが パスポートを落とすか、
    盗まれることだと思う。ホントに困るのである。
    あまり、そのような重要なことが、海外旅行記には、
    かかれていない。
    丸山ゴンザレスは リスクを冒して、旅行する
    ことが 楽しみなようで、
    そのような経験も目の当たりにするのだろう。

    マッサージ店に行って、いつの間にか
    丸裸にされて、変なことされている時や
    変なことをしている時に、変なおじさんが
    はいってくれば、困るが、ホントのピンチではない。
    その時に、公安が踏み込んできたら、
    ホントのピンチである。

    オンナもオトコも拘束されて、中国ならば
    オトコは 2週間 留置される。
    パスポートに『淫虫』スタンプが押されはしないが、
    パソコンの個人データに 記入される。
    その記入されたヒトは、公安の監視下におかれる。

    葉っぱなどは、昆明ならば 道ばたに生えていたりする。
    ケシなども、農家の温室で栽培されたりする。
    ケシの葉っぱは 風邪によく効くと言うことで、食べられたりしている。
    しかし、アヘンとなるとやはり、逮捕されてしまう。
    いかがわしい飲屋街では 普通に売人がたむろしている。
    そんなのを目的にすれば、意外とフリーなのである。

    違法と違法でないすれすれのゾーンは、いくらでもある。
    あくまでも、自己責任という言葉を自覚して、
    アェーであることの自覚もいるのだろう。
    丸山ゴンザレス的な 旅行も 罰当たりは 保証されている。
    体力に自信があると言うレベルではないことは、
    認識しないといけない。

  • クレイジー!

  • この手の本の著者って、胆力はあるけど腕力はないというのが定番だと思うのだが、この人は例外のようだ。相当腕に覚えがあるようだし、そもそも外見がかなり強面。しかしそれでもアジアでは騙そうと悪い奴が寄ってくるというのだから、やはり油断できないよなあ。
    まあ、内容的にはかなりきわどいけれど、日本のドロップアウト組の話に近く、読んでいて余り気持ちがよくなかった。

  • 確かに「けしからん!!!」と思うエピソードはあるけれど、
    あれれ、実はこの人しっかりとした信念を持っている?ちゃんと常識はあるのね。よかった。
    でも…危ないよ~!

    とてもおもしろい旅行記です。罰当たりな話ばかりではなく、笑いどころもたくさんあります。
    でも、曲がったことが嫌いな方は読まないほうがいいです。

    表紙の写真が撮られるまでの経緯もかかれていて、自らやったんじゃないんだ!と少し安心。そして少し同情。そしてちょっと笑える。。。

  • 「沈没」という言葉を久しぶりに聞いた。
    日本と比べ格安の夜街にハマり込んで帰れなくなった人のことをいう。
    バックパックしてるとタマに遭遇することがある。
    同シリーズのライターはまさにこのタイプと言うべき。
    ただ、言語堪能、状況判断力など旅慣れの仕方が尋常じゃない。
    盛ってる部分もあるだろうけど、7割ぐらいはあってんじゃないの?って感じはする。

  • ガチムチな著者がバックパッカーとして主にアジアで経験した事を綴った裏・旅行記。「地球の○き方」には書いてないような刺激的なエピソード目白押し。これを読んでより一層インドに行きたくなくなったw

  • アジア旅行について知りたくて読書。

    類似のシリーズと似たようなガイドブックには載らないリアルアジアが体験談的に紹介されている。そのためにサクサク読める。

    それにしてもよくマメに写真を撮っているなと感心する。
    年代も海外に初めて行ったのもほぼ同年代であるが違う世界を見ているような印象も受ける。

    本書の内容がどこまで本当か分からないが、自分にはここのまでの勇気も度胸もない。今後、出張の可能性があるインド、南アフリカはちょっと足を向けたくなくなるようなネガティブな情報。う~ん。

    読書時間:約40分

    本書はお借りしています。有り難うございます。

  • 全力アホな罰当たり旅行。

    今までに会ったことのないくらいヤンチャでぶっ飛んだバックパッカー!

    まねはできないが
    少し興味をひく本です。

  • サクサク読めて楽しい本。アジアの危険さと面白さを味わうのに役に立った。しかし自分にこのような勇気は無いな~

  • 予想してたよりも?ライトな読み応え。もっと深い話を読んでみたい。

  • 普通の旅行ガイドブックなどにはない、異国のブラックな部分を絵旅行記形式で綴ったもの。
    アジアの旅に役立つかも。

  • 爆笑必至の世界で一番けしからん旅行記。
    他の旅行記では読めないアブナイ話しが満載。
    裏の地球の歩き方とも言うべきか・・・

  • 面白かったです。表紙も良いです。

  • ダメだろーって思いながらも笑いながら読みました。

    僕もアンコールワットで野糞経験者。
    通じるものがあるかも!!笑

  • アジア愚連隊時代の写真がイミフなのがきになる。

  • 表紙からしてすげ〜罰当たり!内容はまあ、他のバックパッカーと比べてそんなにも罰当たりではないけどとにかくおもろい。
    著者が面白すぎるためだろうけど爆笑必死!腹筋割れますよ〜

全19件中 1 - 19件を表示

著者プロフィール

丸山ゴンザレス
1977年、宮城県出身。考古学者崩れのジャーナリスト、編集者、國
學院大學学術資料センター共同研究員。國學院大學大学院修了後、
出版社勤務を経て独立。現在は世界各地で危険地帯やスラムなどの
取材を続ける。主な著作に『世界の危険思想 悪いやつらの頭の中』
(光文社新書)などがある。

「2019年 『亜細亜熱帯怪談』 で使われていた紹介文から引用しています。」

丸山ゴンザレスの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
和田 竜
草下 シンヤ
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×