最後に伝えたかったこと―故人に届けたい47のメッセージ

著者 :
  • 彩図社
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (111ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784883927814

感想・レビュー・書評

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  • Amazonのレビューでは評価が真っ二つに分かれている。一つ星が7人、5つ星が6人、それ以外はない。一つ星をつけている人たちは、フェイスブックで著者の瀧本さん自身が書いている「携帯に残された最後のメール」についての真偽を問いただし、批判している。また震災を食い物にするなとも。

    「携帯に残されたメール」の真偽は僕にも分からないし、震災の被災者を食い物にするようなことはしてはいけないと思う。しかし、この本は、震災で亡くなった人たちのことは取り上げられているかどうかは定かではない。何年も前から瀧本さんが葬儀や法要で遺族から聞いたことを書き留めたものを本にしたと書いている。「携帯に残されたメール」の話も掲載されていない。

    僕は素直に泣かされてしまった。短いストレートな表現に、いろんな思いが詰まっているのを感じた。しかし、伝えるべき相手が亡くなってからでは遅いのだ。「感謝は貯金はできない」という瀧本さんの言葉は得心させられる。感謝をしてそれを相手に伝えるということは、結局、自分のためであるのだと思った。「感謝は人の為ならず」

  • 子に先立たれる親の気持ち。は言葉にならないくらいの悲しみなんだと思う。

  • 仕事中の昼休みに読むもんじゃない。
    花粉症ですっていうには甚だしいこの目から汗…。

  • 僧侶である著者が、葬儀や法要で遺族が故人にあてた言葉を書き留めていた手記をまとめたものです。


    両親や子ども、パートナー。
    身近な関係であればあるほど、私たちは甘え、そしてまた期待をしてしまいます。

    親なんだから当たり前、夫なら(妻なら)こうすべき、と期待を掛けるとき、

    私たちは与えられていることには気も留めず、「もっともっと」と求めてばかりいるのかもしれません。

    この本の中で紹介されている47の手記には、最愛の人に伝えたい"想い"があふれています。
    それは、何かを求めるのではない、ただ"愛おしい"という気持ち。

    そんな気持ちに、失って初めて気がつくのはあまりにも切ない。

    ならば、今、私たちにできることは何だろう?
    そんなことを考えるきっかけになる1冊。

    是非、読んでみてください。

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