金子みすゞ名詩集

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  • 彩図社
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本棚登録 : 420
感想 : 35
  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784883928026

感想・レビュー・書評

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  • 【1回目】Kindle Unlimitedにて。平易な言葉遣いながら、鮮烈な印象を与えてくれた。「100分de名著」で取り上げられたのにちなんで手にしたもので、松本侑子さんの「名」解説に手助けられながらの読了。何人かの方々と「音読」したのがよかったのだと思う。様々なバージョンがあるようで、それぞれの編集意図についても読んでみたいと思った。

  • 光の当たらない方の人やものに共感する方なのかなぁと思った。
    大漁で喜ぶ人達ではなく悲しむ側の魚たちや、子供が小雀をつかまえるのを見て微笑む母親よりも真顔で小雀をみる親雀の方を気にかけたり。
    どんな人なんだろうって調べたら、子供の頃にお父さんと死別したり、お母さんの再婚相手の家に行ってからは実のお母さんや弟を奥様とか坊ちゃんって呼ばされたり。
    結婚前から女癖が悪いとわかってる人と結婚させられて、結婚後は浮気されて性病もうつされて、大好きな詩の投稿や詩人仲間との交流も禁じられて、最期には26歳の若さで娘を夫に取られないように命に代えてお母さんに託して。
    苦労してるからこそ犠牲になる側にも目がいったのかな。
    1人で遊んでて寂しいような詩だったり、見た目を気にするような詩もあるけど、切ない詩だけでなくて空とか草花とか自然が大好きでキラキラした詩もたくさんあった。

    みんなちがって、みんないい。で有名な、『私と小鳥と鈴と』はちょうど詩人仲間との交流を夫から禁止された頃に作った詩らしい。こういう辛い時に、自分に無いものじゃなくてあるものに目を向けた詩が作れるなんてすごい女性だなと思った。
    金子みすゞさんの伝記とかも読んでみたいなぁ。

  • こだまでしょうか いいえ、誰でも

    に感銘を受けて手に取った。

    とても身近で小さな気づきで、素朴で愛情のある詩が多く、とても思いやりのある人なのだなと思った。

    「つもった雪」がおすすめ

    • hs19501112さん
      自分も「こだまでしょうか」が、とても好きです。

      ただ・・・「こだまでしょうか」を読むたびに東日本大震災を思い出させられてしまうのが、珠...
      自分も「こだまでしょうか」が、とても好きです。

      ただ・・・「こだまでしょうか」を読むたびに東日本大震災を思い出させられてしまうのが、珠に瑕ですが(苦笑)。
      2018/05/30
  • 前半の詩には、どこか教条的というか、話題になったCMのような使われ方をされたとしても無理もないような気がした。
    後半になるほど、美しい詩が増えた。これは年代順なのかしら。

  • 投げかけられた言霊が、宙をさまよい、私の胸に響いてきました。

  • 詩人金子みすゞの残した作品には、深い愛情や悲しみ、子供独特の感性などが、やさしく、みずみずしい言葉で綴られています。
    金子みすゞの名詩93編が収録されています。
    こころに響きます。

  • 東日本大震災の際に『こだまでしょうか』が流されて、気になっていた詩人です。
    みすゞさんの詩は優しく心に染みる。でもちょっと寂しさも含まれ、それは彼女の育った環境によるものなのかもしれません。
    『私と小鳥と鈴と』の「みんなちがって みんないい」この言葉を読むと、大袈裟ですがなんか許されている、そのままでいいよ、と言われているような気持ちになります。今も制限の多い時勢で、そんな時こそ彼女の詩に触れてほしいです。

  • 100分de名著をきっかけで、学生時代ぶりに手に取って読んでみる。日比谷公園で歩きながら、マスクの下でぶつぶつ音読した時の音の心地よさがたまらない。声に出して読みたくなるつくりが本当に上手いと思う。「硝子と文字」「蓄音器」「明るい方へ」「蜂と神さま」あたりが今回は好きだった。

  • レビューを書くのも恐れ入りますが、
    読んだことをメモにしておくので書いておきます。

    本の帯にも書かれていた通りに、
    小さな同h測物に対する深い愛情や悲しみ、
    子供を持つ独特の感性などがみずみずしい言葉で
    綴られていました。

    特に後半の掲載されているものでは、
    自分の身を案じているのか分からないけれど、
    命にまつわることが描かれていることが
    多いかと思うと胸が詰まる思いがしました。

    子供の視点で描かれている所も多いですが、
    寂しさや切なさが目に浮かぶように
    描かれていて
    こんな短い詩の中で奥深さを感じられました。

    代表的な「こだまでしょうか」、「大漁」、
    「お菓子」、「星とたんぽぽ」、「私と小鳥と鈴と」なども良かったですが、
    他にも印象的なものだったのは
    「雀のかあさん」、「さかむけ」、「硝子と文字」、
    「白い帽子」、「暦と時計」、「燕のかあさ」が
    心に響きました。

    一度読むだけでなく、
    何度でも繰り返して読み深めていきたいと
    思うのでいつでも読めるように手元に
    置いておきたいと思います。・

  • 「私と小鳥と鈴と」「こだまでしょうか」が載っていたので、読んでみた。

    金子みすゞさんの独特の感性に触れることができ、哀愁やときにはハッとする言葉が綴られていた。

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著者プロフィール

金子みすゞ●かねこみすず/明治36(1903)年、山口県仙崎村(今の長門市)生まれ。すぐれた童謡を発表し、西條八十に「若き童謡詩人の巨星」と称賛されながら、昭和5(1930)年、26歳の若さで世を去った。没後作品は埋もれたが、矢崎節夫の長年の努力により、遺稿集が見つかり出版。やさしさに貫かれた詩句は、確実に人々の心に広がっている。故郷には長門市立金子みすゞ記念館が開館、また13の言語に翻訳されている。

「2021年 『ことりは こえだの てっぺんに』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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