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- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784883928439
感想・レビュー・書評
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ユーロ、国家から自由な金融政策を奪い、財政危機だけを生み出し、しまいには金融危機も生み出そうとしているクズみたいな通貨だろ。
所詮、通貨統合なんて国家統合じたいを考えなければならない改革だった。中途半端な改革は不幸しか生まない。
ユーロ圏の債務国を救うならインフレを覚悟する、税金を移転する、ユーロを解体する。このうちのどれかしかない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ユーロそっちのけで「日本は大丈夫」ということが書いてあった。「日本は大丈夫」は氏の兼ねてからの主張であるし同意もするが、ユーロ崩壊というタイトルである以上、ユーロが今後どうなってしまうのか?ということに中心に据えた著書にすべきである。まさか本書の3分の1が日本の今後についてに費やされているとは思わなかった。もちろんユーロが日本経済に及ぼす影響など日本に関わることを書くことは問題ないし書くべきなのだが、ヨーロッパ諸国の解説がいつの間にか日本の経済の説明になってしまっている。また、ところどころに現政権(民主党)やマスコミ批判を織りまぜているが、これが全体の流れを阻害して可読性を低下させている。本人はちょっとしたスパイスのつもりだろうがもっと読者の読みやすさのことを考えて文章を構築すべきであると思う。せっかく根拠を明らかにして論を展開しているのにもったいない。
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