ユーロ崩壊!

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  • 彩図社
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784883928439

感想・レビュー・書評

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  • ユーロ、国家から自由な金融政策を奪い、財政危機だけを生み出し、しまいには金融危機も生み出そうとしているクズみたいな通貨だろ。

    所詮、通貨統合なんて国家統合じたいを考えなければならない改革だった。中途半端な改革は不幸しか生まない。

    ユーロ圏の債務国を救うならインフレを覚悟する、税金を移転する、ユーロを解体する。このうちのどれかしかない。

  •  ユーロそっちのけで「日本は大丈夫」ということが書いてあった。「日本は大丈夫」は氏の兼ねてからの主張であるし同意もするが、ユーロ崩壊というタイトルである以上、ユーロが今後どうなってしまうのか?ということに中心に据えた著書にすべきである。まさか本書の3分の1が日本の今後についてに費やされているとは思わなかった。もちろんユーロが日本経済に及ぼす影響など日本に関わることを書くことは問題ないし書くべきなのだが、ヨーロッパ諸国の解説がいつの間にか日本の経済の説明になってしまっている。また、ところどころに現政権(民主党)やマスコミ批判を織りまぜているが、これが全体の流れを阻害して可読性を低下させている。本人はちょっとしたスパイスのつもりだろうがもっと読者の読みやすさのことを考えて文章を構築すべきであると思う。せっかく根拠を明らかにして論を展開しているのにもったいない。

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著者プロフィール

東京都立大学(現:首都大学東京)経済学部卒業。外資系IT企業、NEC、日本IBMなどを経て2008年に中小企業診断士として独立、09年に株式会社三橋貴明事務所を設立した。
2007年、インターネット上の公表データから韓国経済の実態を分析し、内容をまとめた『本当はヤバい!韓国経済』(彩図社)がベストセラーとなる。その後も意欲的に新著を発表している。単行本執筆と同時に、雑誌への連載・寄稿、テレビ・ラジオ番組への出演、全国各地での講演などに活躍している。また、 当人のブログ「新世紀のビッグブラザーへ」の1日のアクセスユーザー数は7万人、推定ユーザー数は21万人に達している。2012年1月現在、人気ブログランキングの「政治部門」1位、総合ランキング2位(参加ブログ総数は約90万件)である。
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/
主な著書に『国民の教養』(扶桑社)、『疑惑の報道』(飛鳥新社)、『2012年大恐慌に沈む世界 蘇る日本』(徳間書店)、『増税のウソ』(青春出版社)、
『三橋貴明の「日本経済」の真実がよく分かる本』(PHP研究所)などがある。

「2012年 『ユーロ崩壊!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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