ワケありな名画

著者 :
  • 彩図社
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784883928521

感想・レビュー・書評

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  • 名画のエピソードというより、画家自身と画家の生きた時代の歴史話の面が強かった。
    他の方も書いているが、名画を扱った本なのに表紙以外は白黒な上に写真が小さくて、本文の内容を確認しようと思ってもできなかった。ちょっともったいない。

  • 秋は美術館に行くことが多くなりますね。
    そんな時に絵に隠された謎や意味を知っていたら、もっと面白くなります。この本はもってこいだと思います。

    ルーブル美術館にある『ナポレオン一世の戴冠式と皇妃ジョゼフィーヌの戴冠』はとてつもなく大きくて壮大です。
     なぜナポレオンに王冠を被せてないのだろうかと前から思っていました。その理由はこの本に載っています。
     ちなみにこの情景を実写のように再現したのがあの宝塚歌劇の『眠らない男・ナポレオン』にあります。あの絵の荘厳さがリアルにわかります。

    「綺麗な絵だな…好きな絵だな…」だけではなく、絵の描かれた背景まで知っていったら、絵が違った印象になるのがおもしろいです。

    ぜひ皆さんも読んで美術館へ行ってください。

    図書館スタッフ(東生駒):ミラベル・ジャム

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    帝塚山大学図書館OPAC
    https://lib.tezukayama-u.ac.jp/opac/volume/754105

  • 中野京子さんの怖い絵シリーズよりも、こっちの方が好き。名画31点の裏鑑賞会とあるように、その絵の裏側に隠された意外な様相(背景)を浮かび上がらせようという一冊。強い主観で語られていない点も良いです。ただ惜しむらくは、絵が小さい上に白黒で、潰れちゃってるのが…。

  • 名画の背後に潜む知られざるエピソードがメインなので、名画はすべて残念ながら白黒。それでも31の名画すべてにトリビアがあり、どれもこれも興味深く読んだ。とくにキリコといえば形而上絵画であるが、ご本人は自然主義的な絵で評価してもらいたかったらしい。自らが描いたものさえも贋作として騒動を起こしていたとのこと。常人には理解できない天才故の悲哀にただただあんぐり口をあけるばかりであった。

  • マダムX!

  • これを読むだけで絵画を見るのが楽しくなること間違いなし。知らないで鑑賞するのも、知って鑑賞するのも自由だが、知ってるとより面白く見ることができる。読むべし。

  • 芸術に触れる機会がなかったので、読み応えはあり。

    せっかくの絵なのに白黒なのは評価出来ない。

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著者プロフィール

フリーライター。横浜国立大学教育学部総合芸術学科卒業。
在学中、アート・映画への哲学・思想的なアプローチを学ぶ。編集プロダクション勤務を経て渡仏。パリで思索に耽る一方、アート、旅、歴史、語学を中心に書籍、雑誌の執筆・編集に携わる。現在、東京都在住。
パリのカルチエ散歩マガジン『piéton(ぴえとん)』主宰。
著書に『図解 いちばんやさしい哲学の本』『図解 いちばんやさしい三大宗教の本』『図解 いちばんやさしい地政学の本』『図解 いちばんやさしい地経学の本』『図解 いちばんやさしい世界神話の本』『地政学から見る日本の領土』『ワケありな映画』『ワケありな名画』『封印された問題作品』『吉田松陰に学ぶ リーダーになる100のルール』『本当は怖い 仏教の話』『要点だけで超わかる日本史』『教養として知っておきたい33の哲学』(いずれも彩図社)、『はじめるフランス語』(学研プラス)、『地政学ボーイズ』(原案・監修/ヤングチャンピオン)などがある。

「2024年 『図解いちばんやさしい地政学の本 激動の世界最新版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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