7歳から「辞書」を引いて頭をきたえる

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  • すばる舎
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レビュー : 21
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784883995066

感想・レビュー・書評

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  • チビくんが入学したころに流行りだしてやってみたことがあるけれど「めんどくさい」という態度で続かなかった。あげく「自分で調べなよ」とまで言われたのだった。
    「次の文字を調べる時に貼ってある付箋を剥がして読むんだろ。」と辞書を汚す!ことに良い顔をしない家の人もいたり。

    やる気にさせる「声かけ」も出ている。
    一緒に始めてみて、辞書の完結な説明に惹かれる。これを読み続けることができると身につくことも多いだろう。
    子供だけでなく私も。広辞苑買おうかなあ。

    *低学年は子供自身が読んでわかる辞書を用意する
     ・本屋で一緒に選ぶ
     ・親も買って言葉の説明の違いを楽しむ
     ・高学年は「広辞苑」もよし
    *「今日の夕飯のカレーを調べてみる?」
     身近なところから声をかけてみる
    *調べたら、声を出して読む
    *付箋を貼る
     ・付箋は多めに準備
     ・調べた言葉と付箋の数を記入する
     ・調べた言葉はひらがなでも漢字でも子供にまかせる

    *ある問題に対して「自ら解決する場面」を数多く作ることで、子どもは自分なりに考えて、調べる経験を積むことができる。

    *大人でも答えを出せない事があるという事実に気づかせる。
    知っていても「知らない」と大人が答える機会をつくる。

    *どんな意見、主張にも、それを支える根拠が必要なことを教える。

    *わかったつもりにならないようにフォローする。

    「本当に教えたいことは、教えないようにして教える」

  • 国語辞典を買ったので、辞典の帯にあったこれも読んでみた。

    子どもが辞書を好きになるようなTIPSがこれでもかと紹介されている。確かに、これほど徹底してやれば、スゴイ子どもになりそうだ。

    これを学校で進めたというのは、ある意味、壮大な実験だが、その実験を信念を持って実行されたのがすごいことだ。

    学校で組織的に進める環境ではなく、家庭でやるとしたら、親も含めて、続けることができるかどうか、がポイントかなと思う。

    とは言え、最初から続かないものと決めつけてはよくないので、付箋を貼ること、ノートを作ることは、トライしてみよう。

    勉強を辛いモノという大人の前提を押しつけない、学習要項の範囲は所詮大人が決めたもの、といった考え方には共感できた。

    後半になってくると、若干くどいなと思う部分があったので、印象が悪くなってしまった。
    (200円)

    [more]
    (目次)
    「学力」が伸びる時期に、「子どもの才能」を引き出そう――はじめに

    序章 これが小学一年生!? お父さん、お母さんから驚きの声が続出!
     子どもは「本気」になるとこんなにスゴイ!
     ◆「国語辞典」を使いつぶす子どもたち
     ◆シンプルなのに、効果バツグンな学び方
     ◆生活体験が「丸ごと学びの場」になる
     ◆三度の飯より、辞書を引きたがる!
     ◆複数の辞書を、当たり前のように使いこなす
     ◆考える習慣がしっかり身につく

    一章 「吸収力の高い時期」だから、急激に力がつく!
       “学ぶきっかけ”をドンドン与えて伸ばす
    (1)「答え」を探す「面白さ」にハマる!
     →言葉に対する関心が高いので、効果テキメン
    (2)「本来の力」が目覚める学び方とは?
     →好きなことに「集中して取り組む経験」が欠かせない
    (3)「自分で考え、答えを導く力」がきたえられる
     →「多彩なアプローチ」を試みる重要性
    (4)「抜群の学習意欲」を引き出せる
     →“学ぶきっかけ”を早期に与える
    (5)「日本語」を使いこなす力は、学力にも直結する
     →「算数」「理科」の文章問題で、つまずかないために
    (6)「読書」が好きな子に育つ!
     →小学生のうちに、古今東西の名作をまとめて読める

    二章 抜群の「学習態度」で「学ぶ習慣」がしっかり身につく!
       とにかく「毎日五分」、辞書を引かせよう
    (7)子ども専用の「国語辞典」を与える
     →愛着がわき、辞書に触れる回数が増える
    (8)「言葉の収録数」が多い辞書を選ぶ
     →読んで楽しいかどうかも重要なポイント
    (9)引いた言葉に「付箋紙」を貼っていく
     →付箋紙が増えることが“頑張りの勲章”になる
    (10)ケースとカバーを外すと、使いやすくなる
     →辞書を手放さない環境をつくる
    (11)「辞書を引く態度」をトコトンほめる
     →自分で調べる行為が継続する
    (12)食事の時間が「学びの場」になるのはなぜ?
     →「食材」も立派な学習素材になる
    (13)「身の回り」には「新しい発見」がいっぱい!
     →学びの原点は「わかっているつもり」に気づくこと

    三章 「語彙」が劇的に増え、「考える力」もきたえられる!
       多様なテーマを与えて、考える練習をさせる
    (14)付箋紙が五百枚に達したら、「テーマ」を与える
     →辞書の内容を吟味するようになる
    (15)「難しい言葉」ほど、調べがいがある
     →好奇心が刺激され、自力で答えを導こうとする
    (16)「月の呼称」の由来を尋ねる
     →調べがいのある問いが、さらなる探究につながる
    (17)「画数の多い漢字」「入り組んだ漢字」ほど興味を持つ!
     →クイズ形式で尋ねるのがコツ
    (18)「友だち百科事典」を作れば、書く力も伸びる
     →友だちは、子どもにとって最大の関心事
    (19)「漢字の成り立ち」を尋ねて、探究心を刺激する
     →「面白い切り口」で調べる子が増えた!
    (20)「自分の疑問」を持つようになれば、しめたもの
     →面白い事実に出合いながら、知識を太らせていく
    (21)「体験」を増やせば、知識をフル活用できる
     →「アサガオ」の咲き方を予測したり、冬に栽培したりする
    (22)「追究ノート」を作って、「その道のプロ」になる!
     →年間、十冊もの「どっきり・はてな帳」を作成した子もいる
    (23)「新しい学び方」に切り替える時期とは?
     →学業面が伸びてくる六カ月前後が目安
    (24)「仮説」を立てて、考える練習をさせる
     →「自説」の「証拠集め」をする
    (25)調べる力、問う力をさらに伸ばしていく
     →調べた内容を尋ねて、「わかったつもり」を防ぐ

    四章 この「学び方」で書く力、読む力、調べる力などがさらに伸びる!
       複数の辞書・事典類を与えて、興味の幅を広げる
    (26)どのタイミングで事典・図鑑類を与えればいい?
     →辞書を使い始めて、四カ月ぐらい
    (27)「漢字字典」に興味を持たせる方法
     →辞書で調べてから、実物を見せる
    (28)多少難しめの「漢字字典」を与えていい
     →調べた漢字が一目でわかるように、索引に印をつけるとよい
    (29)身近なものを漢字で書く効用とは?
     →「漢字検定一級」に受かった小学生も出た!
    (30)植物図鑑、動物図鑑、百科事典を与えてみる
     →生活体験の延長線上で学べる
    (31)「地図帳」を使って、土地の気候や風土を調べさせる
     →「タンポポ」を素材にした例
    (32)「専門家に尋ねる」という手だてもある
     →答えを出すまで、いろいろな方法を試す

    五章 やる気を引き出す「言葉のかけ方」&「学習環境づくり」
       親子で一緒に学ぶ「良い習慣」
    (33)「遊び」と「勉強」を区別しないのがミソ
     →勉強嫌いな子にしないために
    (34)金田一家の「日本語修業」はヒントになる
     →やはり、生活体験の中で学んでいた
    (35)家庭の「日本語環境」を豊かにしよう
     →一緒に学ぶ時間をつくろう
    (36)こんな「課題」だと、楽しみながら学べる
     →夏休みには、旅行記などを書いてみる
    (37)成長に合わせて、褒める観点を変えよう
     →子どもは褒められたように育っていくもの
    (38)「こだわり」を大切にしよう
     →粘り強く学ぶ態度が育つ
    (39)適切に質問すれば「答えを導く問い」が生まれる
     →情報を鵜呑みにしない習慣が身につく
    (40)答えを与えず、子どもに考えさせよう
     →「自力で答えを導く体験」が自信になる

    終章 「学ぶ楽しさ」をもっと子どもに伝えよう!
     明治時代の「辞書教育」から得た教訓
     子どもの「成長課題」に沿った指導こそ重要

     ●教育漢字・学年別漢字配当表

    コラム 家庭で実践!
     ●親子で二冊の辞書を用意する
     ●辞書を選ぶときのコツ
     ●意味を「音読」させる
     ●調べた語を「付箋紙」に書かせる
     ●家庭にあるさまざまなものを調べる
     ●調べた語について話し合う
     ●「身近なもの」について一緒に調べる
     ●「お品書き」を作る
     ●買い物のときに「食材を取材」させる
     ●「素早く引く」のを競い合う
     ●「関連する言葉」を集める
     ●「新聞・チラシ」を題材にする
     ●「祝祭日」を調べる
     ●「同音異義語」をクイズにする
     ●「月の呼び名」を調べる
     ●辞書の説明を読んで、言葉を推測させる
     ●友だちや家族の「百科事典」を作る
     ●語の意味を「説明」させる
     ●子どもの興味・関心事について話し合う
     ●植物を育てながら、意味のズレを埋めていく
     ●「わかっているつもり」に気づかせる
     ●「季語」を探す
     ●都道府県の花や鳥などを調べる
     ●「やりとりノート」を作る
     ●必要な事典類を見極める
     ●いろいろな言葉を漢字にしてみる
     ●古語辞典を使う
     ●漢字調べ係をつくる
     ●動物や植物の名を漢字で表記する
     ●地図帳を活用する
     ●手紙やハガキを書く機会をつくる
     ●「七福神」を調べる
     ●「家族通信」を作る
     ●「部首」について調べてみる
     ●辞書を引く姿勢や調べ方を上手に褒める
     ●中国語と日本語を比べる
     ●「漢字の面白ネタ」を紹介する

  • 2006年刊行。小学校低学年(一年生も視野に)における辞書引き学習法の具体的提唱本。まずもって、好奇心を刺激することが大切なのだな、という印象。そうすれば、爆発的な行動に移るというのがよくわかる。もちろん、辞書を引きまくるというのは大人にも役立つものであることは言うまでもないが…。

  • 子供に本に出てくる単語を聞かれ(土間って何?根気って何?etc)説明に困ることが多々あるので、辞書を引かせるのはどうなんだろう、と思っていたところにこの本を読みました。

    とりあえずおすすめの辞書が載ってたので買いました!
    あとはググれるようになれば完璧だな。笑  

  • 2014/06/13【古】108円

  • 自ら学び・自ら考え・自ら答えを導く面白さを、辞書を使って好きなだけ自主的に学ぶことで知る
    わからない→こわい、ではなく わからない→ワクワク=解いていく面白さ
    大人になって自分の勉強したいことを学ぶようになってこのワクワクが実感できるようになりました 息子にも体験してもらいたい!

  •  以前、TV番組で辞書を抱えて喜ぶ小学生が放映されていた。集中して番組を観ていなかったので内容は覚えていない。ただ、不思議な映像だけは覚えている。子供たちが持っている辞書が付箋でパンパンになっていること、子供たちの真剣なまなざしと歓喜する姿だ。偶然、この本を見つけたので読んでみることにした。新しい勉強法の提案、小学1年生から1万5千語収録の辞書を与え、ゲーム感覚で言葉を覚えさせるのだ。早速わたしも、小学館(2007年12月31日まで)大辞泉をテーブルに常設して付箋を貼ってみることにした。なにをするにも遅すぎるということはない(笑

  • これを読んで電子辞書を買ってしまった。

    辞書はおもしろい。

    TVを見てのちょっとした疑問。英単語。

    調べれば奥が深くなる。

    国語で有名な、金田一一家。

    旅行中、地図を広げ、今見ている山はなにか?

    この川は?すれ違った電車はなにか?

    調べながら旅行するそうだ。

    子どもに追求ノートを作らせて、その道のプロになる。

    調べることは、好奇心だ。

  • 本を読まない大人にもいいかも。

  • 以前テレビで立命館小学校の「辞書引き学習」の取り組みを見て非常に興味を持ったので、その内容を説明する本書を手に取った。

    著者が指摘するように、小学1年生といえば新しい知識を身につけることに純粋に喜びを覚える時期であると思う。そして、私自身も小学生を学習塾で指導した経験があるのだが、子どもたちは驚くほどに「習ったもの」と「習ってないもの」について明確に区別できるほど、学習内容を覚えているのである。

    本書で紹介されている辞書や事典等を用いた教育は、この「区別」を意味のないもの、むしろ子どもの可能性を制限するものと捉え、教えられたことの範囲を自由に超えて、すべての事柄について自分で調べ、研究する姿勢を持たせることを目標とする。実践例も多く挙げられており、本当に小学1年生の子どもたちが辞書をぼろぼろになるまで引いている写真に、驚かされた。

    私自身、小学3年生になったとき、親に辞書を与えられ、「これからは、わからないことがあったらお母さんに聞くんじゃなく、辞書を引きなさい」と突き放され、それ以降いつも辞書を開いていた記憶がある。もちろん本書に紹介されるような徹底した辞書引き学習をしたわけではないが、自分自身ではやはり、辞書を引いたり資料集を眺めたりするのが好きで、「習ったもの」「習ってないもの」という区別はせずに小学校時代の学習を進めてこられた覚えがある。ただ、たくさんの知識を得たがために授業中に先生を質問攻めにしたりして授業を妨害するようなこともしたのだが・・・。

    辞書引き学習は、著者が言うように子どもの学びを「learn」ではなく「study」にするという点では評価できる。また、学ぶ範囲を限定しないことにも大賛成である。ぜひ我が家の子どもたちにも小学校にあがったらやらせてみたいと思う。ただ、運用の仕方を間違えば、人格形成に問題を与えかねない諸刃の剣であるとも考える。子どもはすぐに人をバカにする。知見を広げる一方、自分の小ささを知り、目上の人を敬う心も合わせて教育できる工夫を、指導する側(特に親)は、常に意識しなければならない。

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著者プロフィール

1965年生まれ。愛知県公立小中学校教諭、立命館小学校校長、ロンドン大学東洋アフリカ研究学院客員研究員を経て、現在中部大学教授。NPO法人こども・ことば研究所理事長。博士(教育学)。1990年代から開発・提唱してきた「辞書引き学習」が、子どもが自ら進んで学び、語彙力・読解力が飛躍的に伸びる学習法として注目を集める。

「2018年 『たのしくことばが身につく! なぞなぞ1000』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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