「つい悩んでしまう」がなくなるコツ

著者 :
  • すばる舎
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感想 : 44
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784883998296

感想・レビュー・書評

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  • 悩みについての解決方法についてはいろいろと調べてきましたが、
    本書の「もっと自分の気持ちを優先すればいい」というヒトコトは単純すぎるがゆえに実行しやすく、なおかつ一番しっくりきた方法でもあります。

    今までのボクは人の気持ちばかり考えすぎてしまい、自分がどこにもない状態でした。人に自己開示をする術もなく、人を喜ばせることばかり考えてみました。
    これは一概には悪くないですが、結果的に相手に自分のことを知られるのが恐いというおそれがあって、人を喜ばすことは自己防衛に過ぎなかったのだと教わった本でもあります。

    怒りも喜びも悲しみも「感情」をもっと前面に押し出す。
    それでしか感性や人間の心は磨かれない。
    原点に立ち返るきっかけになった一冊です。

    レビューについては意外にも低めで驚いていますが、悩みの数だけ解決方法は違うと考えている人にとっては理解しがたい内容なのかなとは思いました。

    あとは、真意をついた言葉が多いため、ある一定の知識がない人にとっては
    安直に見えたり、危険な考えなのでは?と思ってしまう表現も一部あったかなと。

    もちろんそれらについては、上手く著者と対話しつつ読めば問題なく理解でき、大事なエッセンスがつまっていることがわかります。
    日を改めてもう一度読み返したい一冊です。

  • 悩みが尽きない毎日です。
    でも、そんな「悩み」は、自分がつくり出していたものだった?
    私はまさに、いろんなことに「悩んでしまう」人です。
    本書では、そんなさまざまな「悩み」は、「思考」することから出てくると述べています。いろんなことを頭で「思考」してしまうから、悩みのスパイラルから抜け出せない。それを「思考グセ」と読んでいます。
    「こうするべきだ」「どうすれば~なんだろう」と「思考」するんじゃなくて、「私はこうしたい」と自分の「感情」でいろいろなことを選択すれば、悩みは解消していく。
    この本を読んで、いかに自分の本当の「感情」を無視してきたかに気づかされました。

  • 自己主張しているようでいて実はできていない私。
    なんと言っても本音を言えない。むしろ自分でも本音がわかっていない。
    …こんな自分にとって、この本はとても背中を押されるサプリメントでした!

    「どんなに善人であっても罪悪感が強い人は幸せになれない」
    「したほうがいい・どっちがいいだろう ではなく、したい・ほしい・好き」

    単純だけど、読んで衝撃を覚える教えでした。
    確かにそのとおりだと理解できれば心の負担が軽くなりました。
    楽天的、ポジティブ思考と思っていたけど、この面から見ると全然だめ。
    根底にあった「論理思考」を捨てられるように頑張ります♪

  • 読みやすい上に、わかりやすい。
    立ち読みしようとしたけれど、ちゃんと読みたいと思って、迷わずに買った本。
    気持ちの持ち方、考え方で、人生が楽になりました。
    あまり他人の事ばかりを気にしすぎない事です。気にしすぎて、自分がつらくなったら意味がない。

  • 何となく感じていたことに、ハッと気付かされました。
    ・私の心は私が守る
    ・考えるよりも感じる
    ・「わ・た・し・は」ゆっくりと60秒つぶやく
    ・責任は私が決めた範囲で取れば良い
    ・私は~したかった、を口癖に

  • memo


    ジュエリーボックスにひとつひとつ入っている
    ネックレスや指輪が悩みだとして、
    ボックスの中にごちゃまぜに詰め込んでしまったら
    チェーンが絡んでしまう

    悩みは、ほんとうは自分を守るために起こっている
    皆の輪に入れない(悩み)
    →ほんとうは仲良くしたいどころか
    人が怖い、寄ってきてほしくない
    (自分を守ってくれている)
    →自分を認める・愛する(人が怖いことを認める・
    挨拶だけでよいと考える)

    取り付く島もないような態度を取る人
    =傷つくのを恐れ、過度に自分をガードしている

    いつも焦る、いつも不安、いつも怖い、
    =その時々にあった自分の気持ちをやり過ごしたり
    無視したりした結果、蓄積したせい

    相手を支配したりコントロールするために
    口うるさく言ってしまう感情=第二の感情

    相手にされた仕打ちは、無意識に別の相手にしてしまう
    =自分の感情をそれほどまでに、
    ないがしろにされたくない

    「自分の経験で手に入れた」=自己信頼になる

    「孤独になる」というのは死にも匹敵する恐れ。
    生命の危機(動物レベルで言えば)
    よって、マイナスの行為であろうと、騒動を起こしてでも
    相手と戦ってでも、人と関わっていたいと願う

    自己評価が低い人は、人にものを頼む際に
    屈辱と感じる。馬鹿にされるより一人でやろうとする。
    一揆に挽回しようとする。より一層、自信を無くす。

  • 「心の痛みは必要だからこそ起こっている」という言葉が胸に響いた。今まで、心の不調が出た時、「どうして私はすぐにしんどくなってしまうんだ」「あの人のせいで私はこんな思いをして辛い」と考えることが多く、負の感情に陥ることをしんどい、辛いと捉えることしかなかった。けれど、本を読んでから捉え方を変えて、「きっと疲れが溜まっているんだな。自分にご褒美をあげよう」「あんなことを言われたらしんどいのは当然だな。言葉が嫌だったと伝えよう」と考えると、自分の気持ちを理解すること+解決策も自然と出てきやすくなった。相手に伝えることができると、とても気分が晴れた。しんどいことを頭でずっーと何日もモヤモヤ考えていた自分が、その場で言えたときには喜びでいっぱいになり、負の感情が一瞬で消えることもあった。まだまだ他者中心の自分だけれど、こうやって少しずつ自分を大事にして、自信をつけて、どんどん自分中心になっていきたい。

  • 私のことが書いてあるのでは、と思うほど心当たりのあることばかりで最後まで一気読みしてしまいました(笑)
    今、自分に必要なことが知れました。
    今まで疎かにしてきた自分の感情にきちんと目を向け、自分を愛してあげたいです。

  • 自己啓発

  • 心がふっと軽くなりました。

    他人と比較することが悩みのタネだったとわかり
    この本を読んでからは

    「私が決めたことならそれでいい」と
    考えを改めるようになりました。

    “あなたはあなたでいいの”と何度も
    励まされている気がして私の人生において
    大切な一冊になりそうです。

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著者プロフィール

医療ジャーナリスト、心理カウンセラー。「自分中心心理学」を提唱しメンタルケア分野の本を著している。「自分中心心理学 オールイズワン」代表。國學院大學経済学部卒業。日本カウンセリング学会会員。著書多数。

「2020年 『「また断れなかった…」がなくなる本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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