Coyote No.21 特集:柴田元幸が歩く、オースターの街

著者 :
制作 : 新井敏記 
  • スイッチパブリッシング
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本棚登録 : 95
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784884182083

感想・レビュー・書評

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  • Coyote No.21 特集:柴田元幸が歩く、オースターの街

  • 収録内容のうち、柴田元幸訳の「ガラスの街(ポール・オースター)」のみ読了。
    オースターの他の作品にも言えることだが、本作は最初期の作品ということもあってか、カフカの影響が色濃く見られる。また、ことばへの不信感というのか、あるいは物語を創作するうえで語り尽くせないことへの苦しみのようなものが反映されているように思う。
    正直、かなり読みにくいがオースターの核を覗き見られるようで、ファンとしては嬉しい作品だった。

  • 2007
    スイッチパブリッシング
    新井敏記

    この特集タイトルだけで、買い でしょ?

  • 木原千佳のフォトに惹かれてページを繰ったところから出会いは始まった。
    そう、ポール・オースターとの出会いが。
    柴田元幸訳のcity of glass.
    この本で特に印象に残ったのは、「変化」というキーワードが通奏低音にあるということ。とりわけ、空の変化を描写した部分は印象的だった。
    「空が絶対に静止していないことを彼は知った。雲のない、一面青空が人がっているように見える日でも、小さな変化やゆるやかな乱れはつねに生じている。」

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著者プロフィール

1954年茨城県生まれ、日本大学芸術学部芸術研究所卒。1981年、南青山に事務所ISSUE.Inc.設立。雑誌「ISSUE」発行。POPEYE編集部にてインタビュー雑誌について片岡義男の薫陶を受ける。1984年ブルース・スプリングスティーンを全米各地に追う。フジパシフィック音楽出版社でSWITCH という音楽レーベルスタート。タブロイドの季刊誌として「SWITCH」発行。1985年、カルチャー雑誌「SWITCH」創刊。5号目から念願の沢木耕太郎の「246」の連載がスタート。1986年、佐野元春『THIS』第2期・第3期の編集責任者となる。1991年、新しい文芸誌「LITERARY SWITCH」創刊。大江健三郎、池澤夏樹などの書き下ろし短篇を掲載。1994年弁株式会社スイッチ・パブリッシング設立。2001年「paperback」発行、2004年旅をモチーフとした雑誌「Coyote」を創刊。2013年、柴田元幸責任編集「MONKEY」創刊。2015年、伊丹十三賞受賞。2021年「ISSUE」復刊、第一号特集は「和田誠のたね」とする。

「2022年 『編集とは何か。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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