コヨーテ・ソング

著者 :
  • スイッチパブリッシング
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本棚登録 : 18
レビュー : 9
  • Amazon.co.jp ・本 (141ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784884182793

感想・レビュー・書評

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  • これが、本当の伝承話なのかはわからないけど、みんな根っからの小学生でちんことかうんことか好きだよね、と思う。コヨーテがわたしに力を及ぼすから、それを確認するためにセックスをする、なんて、そんなんじゃ大変な感じよねー、と思った。

  • 装丁がすごく可愛い。
    詩と独白と叙景と物語のあわい、あくまでもリズミカル。で、ちょっと興奮すんなぁな性の部分と、やっぱり生き物達があっさり死んでしまう。
    アメリカ大陸先住民には、コヨーテは身近な存在なんだなぁ。
    日本昔話におけるコヨーテ的なものは…やはり狐が近いか。でも、性格的は狸かなぁ。

  • 自分の中身がスカスカになってしまったような気がしたときに伊藤比呂美さんの詩を読むと、エネルギーが充電される気がする。今回も「比呂美が足りない!」と思って読んで、昼寝してもう一回読んだらだいぶ充実した。アオカケスのあえぎ声が<じぇー>なところは、何度読んでも笑ってしまう。

    たぶんわたしの行動原理は「辛い目にあいたくない」で、伊藤さんの詩の世界に登場する女の人の行動原理は「生きたい」なんだろう。自分の心性が防御のほうに振れ過ぎたときに比呂美的生きるパワーに接すると、変な風に曲がっていた心の背骨が伸びる。そしてちゃんとおなかが空くようになる。わたしにとっては、すごく実用的に有効な詩の本だった。

  • coyoteの連載が一冊に。連載時には原稿の到着が毎回楽しみでした。超豪速球を受け止めて投げ返すようなスリリングさが刺激的でした。

  • 「コヨーテ、歯を折り取る」
    「風一陣」
    「百も千もたちあがる」

  • 各国のコヨーテ伝承に基づいた短編群。伊藤比呂美さんらしい生々しい表現で書かれている。一日一話、少しずつ読み進めたい感じ。

  • さらさらと読みやすく、さりげなく、エロチック。

  • 伊藤比呂美の本領発揮

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プロフィール

1955年、東京都生まれ。詩人。78年に現代詩手帖賞を受賞してデビュー。性と身体をテーマに80年代の女性詩人ブームをリードし、同時に『良いおっぱい 悪いおっぱい』にはじまる一連のシリーズで「育児エッセイ」という分野を開拓。近年は介護や老い、死を見つめた『とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起』(萩原朔太郎賞、紫式部文学賞受賞)『犬心』『父の生きる』、お経の現代語訳に取り組んだ『読み解き「般若心経」』『たどたどしく声に出して読む歎異抄』を発表。人生相談の回答者としても長年の支持を得ており『女の絶望』『女の一生』などがある。一貫して「女の生」に寄り添い、独自の文学に昇華する創作姿勢が多くの共感を呼んでいる。現在は、熊本と米国・カリフォルニアを拠点とし、往復しながら活動を続けている。

伊藤比呂美の作品

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