木に持ちあげられた家 (Switch library)

  • スイッチパブリッシング
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本棚登録 : 63
レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784884184377

作品紹介・あらすじ

過ぎていく時間の愛おしさ、自然の圧倒的な不思議さと力強さを描く。『どこいったん』『くらやみこわいよ』のジョン・クラッセンが絵を描いた傑作絵本が、柴田元幸の訳で登場。

感想・レビュー・書評

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  • 絵本というより詩画集。
    絵画は全く門外漢だが、最後の場面の構図には凄みがあると思った。

  • 良書だが、同じ家物の【ちいさいおうち】に比べると見劣りしてしまうかな。
    やや、もの悲しく、不安定さを感じる。

  • 広い芝生に覆われた一軒家。一軒家には父と2人の子どもが暮らしていた。しかし時が経ち、子どもらは巣立ち、父もまた芝生の手入れができなくなり、家と芝生を手放す事になった。芝生の両側にある林からは木々の種が飛んできて──。
    『どこいったん』で有名なジョン・クラッセンさんの絵に、エドワード・ゴーリー作品の訳を手掛ける柴田元幸さんのコラボ。これは読むしかないと図書館で予約。児童書扱いですが、大人向けの絵本でした。静かに時が流れる様子が美しい。訳者あとがきは作品の魅力をより引き立ててます、流石柴田さん。あとがきにある、2014年3月来日時のインタビューを掲載した『Monkey』第3号(スイッチ・パブリッシング刊行)を読んでみたい。ジョン・クラッセンさんの新作および小川洋子さんとの合作あり。

  • 家が持ち上げるシーンになぜかぐっとくる。不思議。

  • とある土地に一軒の家が建っていた。
    母親はいなく、子供二人と父親が住んでいた。
    子供たちは近くの林で遊び、父親は仕事から帰って来て庭の芝生をいつもきれいに整えるのに精を出していた。
    近くの林から毎年しつこく種が飛んでくるが、父親は芝生をきれいに保っていた。
    そして、子供たちは成長し、家を出て行った。
    それでも、父親は子供たちが帰ってきたときに見苦しくないようにか、庭の芝生をきれいにしていた。
    そして、父親も年老いてだんだんと芝生の手入れが大変になっていった。
    飛んできた種が地面にはびこり出す。
    父親はこの家を売りに出して、子供たちに会いに行こうと街へ引っ越した。
    たまに帰って来ては家を整えたり、看板を直したりしていたが、買い手はつかなかった。
    そうしているうちに時間は経ち、父親もやってこなくなった。
    そのころには、植物が家を覆い、徐々に押上げ、家は木の上に昇っていたのだった。

    忘れられた家が自然に侵されるというのは分かるけれど、物悲しい。
    もう少し楽しい話を期待していたせいか。

    意図的に人物の顔を描かなかったとか。
    特に芝を大事にしていた父親、家を後にしたあとは子供たちに暖かく迎え入れられたのだろうか。
    そこが気になる。

  • クラッセンの新作!

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    「子供の頃、こんな絵本が読みたかった
    人気絵本作家ジョン・クラッセンと翻訳家の柴田元幸が手がけた傑作絵本

    過ぎていく時間の愛おしさ、自然の圧倒的な不思議さと力強さを描いた絵本。
    絵を手がけたのは、『どこいったん』『くらやみ こわいよ』など世界各国で人気の絵本作家ジョン・クラッセン。作者はアメリカを代表する詩人、テッド・クーザー。翻訳はポール・オースターやスティーヴン・ミルハウザーらの翻訳家で、文芸誌MONKEYの責任編集を務める柴田元幸です。一軒の家と木々、かつてそこに暮らしていた人々をめぐる、シンプルで味わい深い作品。

    これは絵本であって、絵があって言葉があるのだから、もちろんその絵や言葉が魅力的なことは言うまでもない。林は静かに美しいし、黙々と働く父の姿もひそやかな尊厳に貫かれ、人と自然の交わりを語る言葉も凛として心にしみる。だが、この絵本は、それに劣らず、描かれていないこと、書かれていないことによっても人を惹きつける。ー柴田元幸 」

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