ジブリをめぐる冒険

制作 : スイッチ・パブリッシング 
  • スイッチ・パブリッシング
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784884186272

感想・レビュー・書評

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  • 映画製作の裏話。
    それにしても、鈴木敏夫さんは教養がある人だなぁと。元々は編集者で、今は誰もが知るジブリの敏腕プロデューサーなのだけど、カジュアルな感じでいて、それでいて深い教養がある。池澤夏樹とは、ある意味対象的。
    そして鈴木さんのあとがきがとても良い。
    宮崎駿さんは、鈴木敏夫さんがいたから、こんなふうにやってこれたんだなというのを改めて認識した一冊。

  • 鈴木敏夫と池澤夏樹の対談集。新作映画「君たちはどう生きるか」、高畑勲、宮崎駿、鈴木敏夫自身のこと、敬愛する先達たちのことについて、語り合ってる。

    ジブリの映画は好きなので、ジブリ関連の本は結構読んでる。高畑勲、宮崎駿、鈴木敏夫、それぞれの個性も面白く、興味が湧いて、つい手に取ってしまう。池澤夏樹については、著作も読んでるし、発信する言葉にも共感することが多い。
    結果、面白い本になってた。

    ただ、「千と千尋の神隠し」あたりから、宮崎駿の作る映画が、どうもよくわからない、と思いながら見るようになった。「崖の上のポニョ」など、納得いかない最たるもので、ポニョが嫌いだと思ってきた。「君たちはどう生きるか」も同様で、なんだ!この映画は!と、混乱しながら見ていた。

    池澤夏樹さんの解説?で、納得。わたしは映画を話の展開を重視して、頭で理解しようと見るから、わけわからんとこに陥ってたんだと気づかせてもらった。絵を楽しめばよかったんだ、もう一度観たいと、痛切に思った。

  • ナウい名著の『忘れられた日本人』『千の顔をもつ英雄』が出てきた。堀田善衞に触れねばならぬ。

  • ジブリと宮崎駿監督について。過去の作品の構想についても出てきてジブリファンとしては興味深い話ばかりだった。そして、何よりも良かったのが最後の鈴木敏夫さんによるあとがき。宮崎駿監督がもっと好きになった。

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著者プロフィール

スタジオジブリ代表取締役プロデューサー。1948年、愛知県名古屋市生まれ。
徳間書店で「アニメージュ」の編集に携わるかたわら、1985年にスタジオジブリの設立に参加、1989年からスタジオジブリ専従。以後、ほぼすべての劇場作品をプロデュースする。宮﨑駿監督による最新作『君たちはどう生きるか』(23)が、米・ゴールデン・グローブ賞のアニメーション映画賞を受賞した。「仕事道楽 新版──スタジオジブリの現場」「歳月」(ともに岩波書店)、「スタジオジブリ物語」(集英社)など、著書多数。2021年、ウィンザー・マッケイ賞を受賞。

「2024年 『鈴木敏夫×押井守 対談集 されどわれらが日々』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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