- Amazon.co.jp ・本 (531ページ)
- / ISBN・EAN: 9784884741723
感想・レビュー・書評
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教育者のみならず現代のビジネスマンやマネージャーにも通づる名著。
・人を教えようとするよりも、まず自ら学ばねばならぬ。
・結局最後は「世のため人のために」という所がなくては、真の意味で志とは言いがたい。
・教場以外の生活は読書と実行と言ってよい。そのうち実行はとくに大事です。
日々良書の読書と実行を重ね、森先生の言わんとすることを噛みしめながらいつかまた読みたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
言葉だけでなく、森先生の人格の高さが伺われます。
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30代で出会い、40代で読み直し。
様々な経験を経て、振り返りながら読むと泣ける名著。
20代で出会って欲しい。 -
生涯の一冊です。
魂が込められた文章や人間味溢れる語り口。
言葉には幅と深さと角度があることを知ることができました。正直、言葉の深さがまだまだ見えないので何度も読んで少しずつ理解しようと思います。
こういう先生と巡り会えた生徒は幸せだと思いますし、かくありたいと思います。 -
一人の教師の軌跡が、お亡くなりになっていからこそ光り輝く。格調高い生き様に感服です。
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読むたびに、人生一度、真面目に生きなくてはいけない、という思いを新たにできます。日本にはこんなに昔から今に通じる啓発があったという事に驚かされます。
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張りつめた清澄な講義、込められた情熱と気迫
素直に流れこんでくる言葉に、圧倒され、畏敬の念を抱き、惹き込まれていく
この本の講義は、第1講から頭をがつんとなぐられたかのような衝撃とともに始まりました。いきなり、自分の至らない部分に言及されたからです。
「いかなる場合においても、大よそわが身に降りかかる事柄は、すべてこれを天の命として慎んでお受けするということが、われわれにとっては最善の人生態度と思うわけです。
ですから、この根本の一点に心の腰のすわらない間は、人間も真に確立したとは言えないと思うわけです。」
もっと早く出会いたかった師
若い頃に出会っていたら、間違いなく人生変わっていたのではないかと思われます。
それとも、今この年齢だから、一言一言が心に染み入るのでしょうか。
人生に処する知恵がぎっしりつまっているので、素早く読み進めることはできません。
一講一講、背筋を伸ばしてじっくりと読まなくてはいけない
一日一講、自分でも考えながら、大切に咀嚼していかなくてはいけない
そんな気持ちにさせられます。
昭和12年頃の講義なのに、まったく古く感じることがないどころか、時間の経過とともに輝きを増しているように思えます。人として大切なこと、そんな先生の教えは普遍のものなのだということがよくわかりました。
人としての修行は一生涯続きます。
そのための人生の指南書として最適だと思います。
学生向けなので、平易な言葉でわかりやすく、それでいて大人をも感動させる深い叡智・・・
幅広い年代の方にお薦めできます。是非読んでみてください。 -
2024.03.24 『栗山ノート』より。
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心構えの本であった。
一つ一つの所作が大切。
黒板をきれいにする階段をシャント登る
1人の人間の魂を目覚めさせると言う事は、実に至難中の至難ごと
単に受け身の状態で生じた感激と言うものは、決して長続きしないもの
人を知る標準としては、いかなる人を師匠としているか、いかなること思って自分の一生の目標としているか
第三には今日までいかなることをしてきたか、第4には愛読書第五が友人
実際、我々の人間生活といっても、それを体感する時、結局は話す事と行うことと言う2つの事以外は何一つないと言っても良い
そもそも、人間と言うものは、情熱を失わない間だけが、心に生きていると言って良いのです
人間の性格上の問題としては、自分の欠点を反省して、これを覗くという努力が、実はそのまま長所を伸ばすと言うことになるわけです