下坐に生きる (Chichi‐select)

著者 : 神渡良平
  • 致知出版社 (2011年9月16日発売)
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  • レビュー :11
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784884745110

下坐に生きる (Chichi‐select)の感想・レビュー・書評

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  • ・つまずいたり、転んだりしたおかげで、過ちや、失敗を繰り返したおかげで、何回も追い詰められたおかげで、目が開かれるのだ。失敗し、挫折し、どうにもこうにもならない立場になってみてはじめて、頭の理解ではなく、骨身にしみてわかるのだ。

    ・若いときには誰もがひとかどの人物になりたい、立派な会社を作り上げたいと一緒懸命努力をする。だんだん頭角を現し、人々の評価もいただけた結果、ちょっとした名士になる。しかし世の中には無名だけれども有力な生き方をしている方がいる。私は時間がなくなって自分を失ってしまうよりも、無名のままで、自分を高め、磨く時間を持てる者でありたい。

    ・人間のレベルを決めるものは、結局のところ「志」。人間は如何に生きるべきか、人生を如何に貫くべきであるかという一般的真理を、自分自身の上に落としてきて、この二度とない人生を如何に生きるかという根本目標を打ち立てることによって、はじめて私たちの真の人生は始まる。

    ・命もいらず、名もいらず、官位も金もいらぬ人は、始末に困るもの也。此の始末に困る人ならでは、艱難を共にして国家の大業は成し得られぬなり。

    ・山中の賊を破るは易く、心中の賊を破るは難し。慢心・怠け・羨みの結果、大きく人生を踏み外してしまう。敵は外にはおらず、自分の内側にいる。心中の賊を克服する工夫を怠らないよう、自ら下座に下りることが最善。志は高く、身は低く。

  • 中村天風もの。人には志が必要。人類の発展に貢献。宇宙のエネルギーetc…生きる(活きる)ということ考えさせられる。著者は「日本は諸外国を助ける使命にある」という、なにかわからないが腑に落ちる。でも、今一度教育を考え直さねばと思う。

  • 人生の不遇を感じたとき、読むといい。難病から回復された著者の思想『人にはそれぞれなすべき使命がある』という模索。それは、第二章・喜神を含むに表れている。どんなことであろうとも、甘んじて受ける。目先のことに動揺することなく、誠心誠意改善に努力することができる。実学だけを学ぶだけの現代の日本教育に不安を感じた著者の思いは、志や胆力を養うこと。母なる地球の上に坐して、内観する。様々なことに感謝して、志を知る。そこから生まれた強い気持ちは、独りを慎む、人になる。そんな人が多く出てくれば、日本の未来も明るい。

  • 本書は著者が、月刊致知に書いてきたものをまとめたもの。
    中村天風、安岡正篤、マザー・テレサ、佐藤一斎といった有名人にとどまらず、車いすのカメラマンを雇った社長など、さまざまな場所で一隅を照らしている人の話がたくさん書いてある。シャボン玉飛んだ という歌が出来たエピソードを知って、言霊の意味がわかったような気がする。本書にもあるが、一国は一人を以て興り、一人を以て亡ぶ という。1人ひとりが、そういう自覚と、そうさせない気概を持つ事が、いまこの国において求められている。

    メモ

    中村天風 
    天地宇宙の間には、形あるものとないものがある。五感によってとらえられるものは形より下にあるもので器と言う。それ以上のものは形のないもので道という。~現象を超え、道を求めて、しかるべきものをつかんでいる人は、現象界のどういうことにも通用する。古来、日本や中国の学問が実学より、志を養うことに重きを置いたのはこの理由から

    君たちはみんな正宗の名刀を与えられている。しかし、それに気づいていないので、自分を台所で菜切り包丁みたいに使っている。それは違うぞ。みんな正宗の名刀なのだ。それを発見するために、瞑想をするのだ。

    修身教授録 東洋倫理概論 懺悔の生活

    われわれの生命は積極。例えば、いまの私がいるということは父母がいたからであり、そのまた祖父母がいたから。一世代を35年として一億回さかのぼってみると、地球はアメーバの時代になる。しかし、そのころから、いまの私になる要素はあったはず。さまざまな形を経て祖父母になり、父母になり、私になった。生命とは、活きて活きて、ひたむきに活きぬくものである。即ち積極である。

    理性で考えるなんてたかが知れている。しょせんはその人の学問、経験の範囲から一歩も出ない。ひらめきにおいて、悟りがある。

  • 泣きました。
    心が洗われた気持ちです。
    人として生きている原点を感じた一冊。

  • 川が下へ下へと流れるように仏が衆生と同じ目線に下りてくる。そして、仏が衆生と大地の上に並んで坐っている。その様を表す「下座」という文字。

    下座行に徹する人が日本を救う。
    地位も名誉もある人が下座に徹する。そのような人間の出現が必要だ。

    逆境、瞑想、度量、志、言霊、独りを慎む・・・人生の深みを感じられる一冊。

  • 繰り返し読んでいる本。この本から、多くの本につながりました。

  • 今日一日真であれば、明日死んでも満足です!
    世の中には悲しみを通さなければ見えて来ない世界があるのだ。
    失敗し、挫折し、どうにもならない立場になってみてはじめて、頭の理解ではなく、骨身にしみてわかるのだ。
    人間、本気にならないと、いつの間にか人生を失ってしまう。人生を取りこぼしたくないと思ったら、本気になる必要がある。しかし、人間は追い込まれなければ、なかなか本気にならないものだ。だから、天は人を逆境に追い込み、どうにもならない立場に立たせているのではないだろうか?
    人がある職業を選ぶのはめぐり合わせだ。めぐり合わせには天の深い配慮がある。
    人間のレベルは、志によって決まる。
    およそ事をなすには、天に仕えるような気持ちで行なうべきだ。人に見せようなどという気持ちを持ってはいけない。
    社長の仕事はただ一つ。社員みんなが誇りを持てるような会社をつくることである。
    お陰様という言葉のうしろには、絶対に否定的な言葉はこない。
    人間が本物になるかどうかは、本気かどうかだ!
    言葉が出る前には必ず思考がある。
    何よりも大切なのは、人のことではない、自分の足下なんです。


    2010.08.24 完読

  • 「志は高く、身は低く」下座に徹して生きた方達のお話です。
    多くの本がありますがこの本は僕にとって何回も読みたい本の一冊です。


  • 下坐に生きましょう。

    また読もう。

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