- Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
- / ISBN・EAN: 9784884748036
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
もうどうして良いのか分からなかった
涙をこらえるのに必死だった
読んだ後にこんなに爽やかな気分になった本は久々です・・・
「千日回峰」ってご存知ですか?
私は一昨年見たテレビ番組で比叡山にこのような修行があるのを知りました
この修行を達成できたお坊様を「阿闍梨様」と呼ぶこと・・・
同じ修行が奈良県の吉野の金峯山寺にもあり、そちらで千日回峰を満行された
塩沼さんの著書です
<a href="http://plaza.rakuten.co.jp/perie2005/diary/200901230000/">和田さんのブログ</a>でも紹介されており、和田さんが先日憧れの?塩沼さんに
お会いできたと写真付きでブログにUPされていて・・・
その写真を見たら、何だかとってもこの本を読んでみたくなり、速攻で
アマ○ンに注文してました
もう一言一言が優しいのだけど、ズッシリと重く心に入ってくる感じとでも
言うのかな・・・私の乏しい表現方法じゃ上手く表現できないんだけど
本当の厳しさに触れた人だけが持てる優しさや強さみたいなものが伝わってきました
決して押しつけとかではなく、淡々とご自分が経験されたことを書かれてあります
もう私なんか想像を絶する世界なんだけどね・・・
付箋が付いている部分を抜粋します
・一日一日努力を惜しまず、その日にやらなければならないことをコツコツと
根気よく丁寧にやっていくしかありません
・現実を受け入れ愚痴らず精いっぱい生きると、そこに道が開けてくる
・「しなければならない」とか「やらされている」と思えば、どんどん心が枯れてきて
卑屈になってしまいます
・行も、人生も、卑屈になってはいけません。楽しまなくてはいけません
・「良いことをすれば良いことが返ってくるし、悪いことをすれば悪いことが返ってくる」
ただそれだけのことなのです
・「人間が生きていく上で一番大事なもの」とは、「足るを知ること」と「人を思いやること」
の二つです
・心を込めて日々を生きる
私はあんまり人に自分の読んだ本を「読んでぇ」とは勧めません
人それぞれ読書の趣味が違うし、どんなジャンルが好きかは外見だけじゃなかなか判断できないから
意見を聞かれたら、自分の感想は言うけど「是非!絶対に読んで欲しい」とまでは勧めない
でも、この本はちょっと勧めたくなりました -
足るを知る
人を思いやる -
千日回峰行者の塩沼氏の今度は自らの著書。前読んだ対談のものよりも、本人も言葉ですっきり書かれていて、「行」の様子がよく分かっし、その際の手記も掲載されていてよかった。
前も思ったことだけれども、どうかんがえても辛いはずの行を、辛いと思ってやったことは一度もないと言えるところがすごいと思う。自分なんて、そういいながら本当は辛いと思ってるんじゃないのぉとか思ってしまうが…きっと塩沼氏は本当に思ったことがないように思える。それは本書を読めばよく分かる。でも自分が出来るかといえば…
印象的なのは、「今日より明日、明日より明後日」という気持ちと、「人生生涯小僧のこころ」という言葉。自分の胸に刻み、日々を感謝して生きていきたい。 -
とにかく凄すぎる!なぜ、こんな荒行を実行できるのだろう・・・。
これだけ自分の信念を貫き通せる人が日本にいるんだな・・・。
それに比べて自分はいかにフラフラしているのか考えさせられました。日々精進! -
自分を変え続ける。そんな当たり前の事を決心させてくれた有り難い本である。この本との出会には感謝している。
-
吉野・金峯山寺1300年の歴史で二人目となる大峯千日回峰満行を果たした塩沼亮潤氏の体験記。片道24キロ、高低差1300メート以上の山道を16時間かけて一日で往復し、合計4万8千キロを歩き続ける壮絶な修行。人間の底知れぬ気力、体力を思い知る。(吉里)
-
限界を超える厳しい修行をやり抜くことで自分を磨き、人を許す