「成功」と「失敗」の法則

著者 :
  • 致知出版社
3.80
  • (49)
  • (54)
  • (62)
  • (8)
  • (2)
本棚登録 : 598
レビュー : 56
  • Amazon.co.jp ・本 (135ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784884748227

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • JALを蘇生させた稲森さんのお言葉集。何度も読み返して味わえば、心に響くのかも知れない。

  • 言わずと知れた京セラ創業者で、名経営者。

    会社経営をして、少し成功して会社を大きくした途端失敗する人などについてその原因について自分の哲学を通じて書いている。
    具体的ではなく抽象的のせいか、達観した名人の様な内容だった。

    気に入ったフレーズ
    私は「試練」を経験する事が、人間を大きく成長させるチャンス
    成功した結果、地位に驕り、名声に酔い、財に溺れ、努力を怠るようになっていくのか。それとも成功を糧に、さらに気高い目標を掲げ、謙虚に努力を重ねていくのかによってその後の人生は天と地ほどに変わってしまう。
    心の在り方次第で、現実の世界に極楽も地獄も出現する
    人間には百八つの煩悩があると言います。その煩悩が人間を苦しめる元凶だとお釈迦様は説いている。
    また煩悩の中で最も強い煩悩は「食欲」「怒り」「愚痴」でありあわせて「三毒」と言う。
    人は往々にしてたくさんの人ビオの支援を得て成功を収めたにもかかわらず。
    原因を自分の能力にあると考え、次第にその成果も全て独り占めしたいと思うようになります。
    満は損を招き、謙は益を受ける
    もし自分に才能が与えられているなら、それは従業員の為お客様の為、そして社会の為お客様の為使わなくてはならない。
    その為にはこれまでの成功に奢ることなくもっと謙虚にさらに懸命に努力を重ねてなければならない、
    至誠の感ずるところ、天地もこれがために動く
    人間は弱いもので、困難に遭遇するとそれに正面から挑戦することなく、言い訳を考え逃げ出そうとします。
    しかしそれでは決して成功しません。
    深沈重厚なるは、これ第一の資質
    組織をまとめていくには「力」で納めていく「覇道」と、徳で治める「王道」がある。

  • 人生には成功や失敗はつきものです、多くのチャレンジをしている人ほど失敗をしていると思いますが、最後に成功する人は失敗を活かしている人ではないでしょうか。人生そのものを試練の修行場と考えれば、自分に起きた事柄が結果的に成功・失敗と言われるようなものになっても、それの捉え方が大事だとこの本を読んで感じました。

    以下は気になったポイントです。

    ・人生は、大小さまざまな苦難や成功の連続であり、そのいずれもが「試練」である(p12)

    ・心のあり方次第で、現実の世界に極楽も地獄も出現する(p21)

    ・死を迎えるときには、現世でつくりあげた地位も名誉も財産もすべて脱ぎ捨て、魂だけを携えて、新しい旅立ちをする必要がある(p31)

    ・善き思いを抱けば、善き結果を得ることが出来る理由は、この宇宙が善き思いに満ちているから(p39)

    ・人間には108の煩悩があるが、この煩悩が人間を苦しめる元凶である、その中でも最も強いものが、貪欲・怒り・愚痴が「三毒」である(p58)

    ・生きていくうえで最も大切なのは、「足るを知る」ということ、謙虚さを忘れると、成功が長続きしない(p63)

    ・リーダーとして一番大事な資質とは、常に物事を深く考える重厚な性格であるということ(p105)

    ・組織を纏めていくには、力で治める方法(覇道)と、徳で治める方法(王道)がある(p118)

    ・王道とは、徳に基づいた国家政策のことで、仁(他を慈しむ)・義(道理に適う)・礼(礼節を弁える)の3つの言葉で表される(p120)

  • 心のあり方次第で現実の世界に極楽も地獄も出現するのです。

    幸せとはまさに主観的なものである。幸せと感じられるのか感じられないのか、
    その成否はあくまでも、当人の心の状態にあるのであって普遍的な基準など一切ないと思う。

    満は損を招き、謙は益を浮く(中国の古典「書経」)

    日本人は「豊かな社会」に身を置きながらそれを実感出来ないでいる。
    豊かさとは「足るを知る」こと、、、

    「人間として正しいことを追求する」ということは、どのような状況に置かれようと、
     公正、公平、正義、努力、勇気、博愛、謙遜、誠実
    というような言葉で表現できるものをもっとも大切な価値観として尊重し、
    それに基づき行動しようというものです。

    孫文が説いた「王道」とは、「徳」に基づいた国家政策のことであり
    「徳」とは、「仁」「義」「礼」という三つの言葉で表されています。

著者プロフィール

1932年、鹿児島生まれ。鹿児島大学工学部卒業。59年、京都セラミック株式会社(現・京セラ)を設立。社長、会長を経て、97年より名誉会長。また、84年に第二電電(現KDDI)を設立、会長に就任。2001年より最高顧問。10年には日本航空会長に就任。代表取締役会長、名誉会長を経て、15年より名誉顧問。1984年には稲盛財団を設立し、「京都賞」を創設。毎年、人類社会の進歩発展に功績のあった人々を顕彰している。
著書に『生き方』『京セラフィロソフィ』(ともに小社)、『働き方』(三笠書房)、『考え方』(大和書房)など、多数。

稲盛和夫オフィシャルホームページ 
https://www.kyocera.co.jp/inamori/

「2019年 『心。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

稲盛和夫の作品

ツイートする