「成功」と「失敗」の法則

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  • 致知出版社
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レビュー : 56
  • Amazon.co.jp ・本 (135ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784884748227

感想・レビュー・書評

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  • 成功に驕ることなく、もっと謙虚に、さらに懸命に努力を重ねること。
    才能は天がたまたま自分に授けてくれたものであって、その才能を自分のためだけに使うようなことがあってはならない。

    その通りですね。
    自分が習得した知識、技術は人に伝えなくてはならない。常々感じてることでも、いつの間にか忘れてしまう。
    そんなときは稲盛さんの言葉を思い出すようにします。

  • 常に自分を磨き続け、少しでも美しい魂に近づけること。
    これに尽きる。

  • 人間としてあるべき基本的なことしか書かれていないが、筆者の功績と精通している仏教道の考えで説得力が常人が説くのとは圧倒的に違うなと感じた一冊。
    自分を見失いそうな時にまた読みたいと感じた一冊です。

  • 稲盛和夫さんの経験、学びからの人生哲学書です。
    心の持ち方、人格は性格+哲学という独自の人生感に共感です。

    人生においても仕事においても判断基準、価値観をしっかりと持つことが大切だと感じました。

  • 京セラ名誉会長の稲盛和夫氏の人生観をまとめた本。
    常に謙虚な姿勢が大事だということ。「足るを知る」ということを肝に命じていきたいと思った。

  • 稲盛さんはとてもとても尊敬しています。「生き方」をはじめ、他にも出版されてますが、そのなかで比較すると、これは文章が短い。だから読み終わった後でも、ふとしたときに、手にとり開けたところ一つだけ読むという使い方できます。

  • いなもー哲学がよくまとめられた本。手元においておいていつも読み直したい。

    利己の心ではなく、利他の心が大事。

  • 以下、本文より抜粋

    苦難に対しては真正面から立ち向かい、さらに精進を積む。また成功に対しては謙虚にして驕らず、さらに真摯に努力を重ねる。そのように日々たゆまぬ研鑽に励むことにのみ、人間は大きく成長していくことができる。

    利己にとらわれることなく、自己犠牲を払ってでも相手に尽くそうという利他の心を大切にしていこう。心のあり方次第で現実の世界に極楽も地獄も出現する。地獄と極楽の違い。

    人格=性格+哲学。哲学という根っこをしっかり張らなければ、人格という木の幹を太く、まっすぐに成長させることはできない。

    どのような哲学か。それは「人間として正しいかどうか」ということ。親から子へと語り継がれてきたようなシンプルでプリミティブや教え、人類が古来培ってきた倫理、道徳といえる。すなわち、
    嘘をついてはいけない
    人に迷惑をかけてはいけない
    正直であれ
    欲張ってはならない
    自分のことばかりを考えてはならない
    一般に広く浸透しているモラルや道徳に反することをして、うまくいくことなど一つもあるはずがない。

    近代の日本人は、生活の中から編み出された数々の叡智を古くさいという理由で排除し、便利さを追うあまり、なくてはならぬ多くのものを失ってきたが、倫理や道徳もそのひとつ。

    人生における労苦とは、己の人間性を鍛えるための絶好のチャンス。そう考えられる人こそが、限りある人生を、豊かで実り多いものとし、周囲にも素晴らしい幸福をもたらすことができる。

    毎日、起床時と就寝前に洗面所の鏡に向かい、昨日あったこと、今日自分がやったことを思い返し、人間として恥ずべき点があれば、自分自身を強く叱り、再び過ちを繰り返さないよう戒めるようになった。

    反省ある日々を送ることで、際限のない欲望を抑制し、いまあることに「感謝」し、「誠実」に努力を重ねていくーそのような行き方の中でこそ、幸せを感じられるのだと思う。

    幸せになれるかどうか、それは心のレベルで決まるーつまり私たちがどれだけ利己的な欲望をを抑え、他の人に善かれかしと願う「利他」の心を持てるかどうか、このことこそが幸福の鍵となるということを、私は自らの人生から学び、確信している。

    成功を収めても、謙虚さを忘れず、足ることを知り、すべてのことに感謝し続けること、一方、不運に出逢っても、それを素直に受け入れ、前向きな生き方を続けること、そのようにして素晴らしい人格を身につけるよう、常に心を整え、心を高める努力を弛まず重ねていきさえすればいい。

    人間は誰しも完璧ではありえず、ときに間違いを引き起こしてしまいます。しかし、そのたびに素直に「反省」し、再び同じ誤りをしないように懸命に努めていく、その日々の繰り返しが、少しずつ人間性を高めてくれるのではないだろうか。

    人は得てして、恵まれた環境にあっても、与えられた仕事をつまらないと思い、不平不満を口にする。しかし、それで運命が好転するわけではない。与えられた仕事を天職と思い、その仕事を好きになるように努力をし、さらに打ち込むのだ。そうするうちに不平不満は消え、仕事も順調に進むようになっていくはずである。そして、さらに懸命に働き続けていくことで、素晴らしい考え方や人格を自分のものにすることができ、結果として物心ともに豊かな人生を送ることができる。

    「人間として正しいことを追求する」ということは、どのような状況に置かれようと、公正、公平、正義、努力、勇気、博愛、謙虚、誠実というような言葉で表現できるものをもっとも大切な価値観として尊重し、それに基づき行動しようというもの。今考えてみると、何の経験もない私が、京セラやKDDIをそれなりの企業に育てることができたのも、このような「人間として正しいこと」をひたすら追求してきたからだと思う。

    「仁」とは他を慈しむこと
    「義」とは道理に適うこと
    そして「礼」とは礼節をわきまえていること
    この「仁」「義」「礼」、三つを備えた人を「徳のある人」と呼んでいた。

  • 非常に読みやすい本。字も大きく、語り口も優しく書いてある。稲盛氏なのでいっていることは重いと思う。
    京セラとKDDIを作り上げた人なのに、非常に謙虚であろうとする姿勢は素晴らしいと思う。私のような凡人が思い上がることは、恥だと思う。あれだけの人であっても神様を念頭において行動していたことは見習いたい。

    古本屋で200円で買えたのはかなりの収穫。

  • さすが僧侶でもある稲盛氏の巻頭言集となると、奥が深いです。
    経営指南書かと思い購入しましたが、経営者の人格について説いた本になっています。
    私も「知恵の蔵」の扉がいつの日か開くことを期待しつつ、これからも勉強させていただこうと思いました。

著者プロフィール

1932年、鹿児島生まれ。鹿児島大学工学部卒業。59年、京都セラミック株式会社(現・京セラ)を設立。社長、会長を経て、97年より名誉会長。また、84年に第二電電(現KDDI)を設立、会長に就任。2001年より最高顧問。10年には日本航空会長に就任。代表取締役会長、名誉会長を経て、15年より名誉顧問。1984年には稲盛財団を設立し、「京都賞」を創設。毎年、人類社会の進歩発展に功績のあった人々を顕彰している。
著書に『生き方』『京セラフィロソフィ』(ともに小社)、『働き方』(三笠書房)、『考え方』(大和書房)など、多数。

稲盛和夫オフィシャルホームページ 
https://www.kyocera.co.jp/inamori/

「2019年 『心。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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