小さな経営論

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  • 致知出版社
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  • Amazon.co.jp ・本 (151ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784884748487

感想・レビュー・書評

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  • 藤尾社長の言葉は相変わらず濃い。そしてとても深い。
    何年もかけて少しずつ、身に染み込ませていきたい。
    若者に対して、人生を、一つの、小さな経営と捉えて語りかける。人生にとって本当に大切なことってなんだろう、と。著者は最後に三つのアドバイスをする。
    三つ目が、特に好きだ。

  • 「ありがとう」「すみません」「はい」この三つが仏教の極意だそうです。
    とりあえず僕は口ぐせのようになってますσ^_^;
    エネルギー転移の法則てご存知ですか?
    エネルギーは一つのところで安定してるので高いところに行くために莫大なエネルギーがいるそうです。
    高みで留まればまた安定するそうです。
    僕はまだエネルギー転移ができてませんorz

  • 「経」とは、たて糸のことである。道という意味もある。すなわち、時代や場所が違っても変わることなく通用する原理のことを「経」という。その不変の道、原理を営み、実践していくこと、それが経営の本義ともいえる。

    人の心は絶えず乱れる。「十」ある「心」を「一」つに束ねるのが「志」。

    自分はこういうことをしていこうと一つに定めて、決意して、覚悟を決めた時、初めてその人の中に「立志」が成立する。

    一人になった時間にどういう想いで生きているか。それが大事。

    何を持って成功となすのか。

    天敵がいなければ、あらゆる生命は増長し、蔓延し、跋扈する。それは調和に反する。人間の天敵は、自分の心の中にいる。

    事あるごとに湧き起って来る不平不満こそ天敵である。不満を持つ間は、人は幸せから弾き返される。

    現実は苦労の連続。その苦労に感謝して、乗り越えていく。

    恵まれた環境にいながら、不平不満、愚痴を言う人もいる。恵まれない環境に感謝し、乗り越えていく人もいる。

    欲望、怒り、愚痴、傲慢を正していく。

    「自分はここで働く限り、してはいけないこと、しなければならないこと、この2つに徹していこう」

    「人間は趣味では絶対に人格は磨かれない。人間の人格は仕事に打ち込む中で磨かれる」

    「天から与えられる天職なんて絶対にない」

    「これが天職だ」と思った瞬間にそれが天職になる。天職でないうちは、自然に別の仕事が舞い込んでくる。

    感性的な悩みをしない。感性的な悩みとは、うじうじといつまでも同じことで悩むこと。

    言葉に敏感になる。自分を成長させる言葉をぱっとつかむ。言葉を自分のものにしようと習慣づけていくことが大切。

    自分の仕事に本当に徹する。徹する心がなければリーダーにはなれない。

    人を幸せにする人が幸せになる。

  • 課題図書二冊目。
    最近仕事を捌き切るのが難しくなってきて「きちんとやらないと」「でも急いでやらないと」の気持ちがせめぎ合ってたので、

    進むべき道は一筋
    いそぐべからず
    誤魔化すべからず

    の一文を見て、心の帯がピシッと締まりました。

    してはならないことと
    しなければならないこと
    この二つに徹する

    自分の天秤を持ってる人はかっこいい!

  • 小さな経営論、それは自分の人生を経営するということからは発した言葉。自分は自分の経営者という心意気で、がんばれ、はばたけという社会人経験の少ない若手向けのメッセージ。志を立て、感謝し、辛抱し、発奮努力し、誠に生きる。孔子や著名人の言葉が織り交ぜられており、読むに味わい深い言葉に触れることができる良い本だ。

  • 仏教の教えといくらかの過去の偉人の姿勢を元にした、人生への姿勢を説いている。
    当たり前の内容とも取れるが、自身の現実との乖離を再認識する。若い社会人に向く本ではないだろうか。

    ”すぐには咲かない、十年後に咲く。”
    言葉に敏感たれ。

  • 若い人向けの講演録。講演者=著者と同じ生き方は無理だけど、自分の嫌なところを見つけるための好著だと思う。
    著者であり、出版元の致知出版社社長でもある藤尾秀昭氏が、月刊『致知』の取材を通じてさまざまな先達と出逢い深く感銘を受けたことがらを幾つかの話にまとめたもの。
    私は若い人ではないけれど、残りの人生に読んでおいて損のない話を目にすることができた。

  • 小さな会社の経営論かと思ったら、「人生を経営するヒント」という副題通り、会社の経営よりも自分自身の人生の経営。大きな字で書かれた短い本ですので簡単に読めます。読んでいると、お寺の住職のお経のあとの講和のようです。

    いい話ですが、いい話だけで終わらせずに、自戒して生きていけるかどうかは読者次第なのかなあ。

  • 学生にお奨めします。社会人の方にも。何かを見失ったときに、この本に出会えれば力強いものを得ることができるかもしれません。心の整理・整頓ができます。

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