死ぬときに後悔すること25

著者 :
  • 致知出版社
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  • Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784884748524

感想・レビュー・書評

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  • 著者、大津秀一さん、どのような方かというと、ウィキペディアには次のように書かれています。

    大津 秀一(おおつ しゅういち、1976年 - )は、日本の緩和医療医師・作家。

    こちらの本は、2009年に刊行されているので、執筆時の著者の年齢は、33歳位ですか。
    扱うテーマから判断すると、随分と若い時に書かれましたね。

    こちらの本は、日韓で各30万部を超えるベストセラーとなったようです。

    2ページまで読んで、終了。

  • 夏目漱石の「月が綺麗ですね」とする訳語は、「いつも本当にありがとう」にしても良いのかもしれない。
    それ以外にも「おはよう」や「お休みなさい」、「元気か?」や「調子どう?」といった何気ない言葉にも、この思いはのせることが出来るのだろうな。
    それは言う側の心持ち次第といったところだろうか。言葉そのものよりも、関係性の中でその意味が生じるということを考えると、時間が掛かるのは致し方ないと言える。
    焦らず、慌てず、諦めず。
    言葉に乗せ続けて行くしかないな。

  • 色々考えさせる本だった。

    特に共感したのが..。

    ・たばこをやめなかったこと
    ・自分のやりたい事をやらなかったこと
    ・行きたい場所に旅行しなかったこと

    最終章の愛する人にありがとうと伝えなかったこと。は、すごくよかった。

    今死んだら後悔だらけの人生だな〜。

    旅行にもっと行って、自分の知らない土地を見たくなった。
    もっと健康を大切にしようと思った。
    自分のやりたい事、好きな事を見つけようと思った。

    親にももっと会って、こたろうにも会いに行こう!!
    本当にいい本だった‼︎‼︎

  • 最後のエピソードが一番心に残る1冊。著者の患者のエピソード集かと思いきや、著者の語りが多いです。そのぶん最後のエピソードは著者の経験談でも患者さんが主人公の話なので最後だけ毛色が違って興味深かったです。また本書を上梓したとき著者はまだ30代前半だったことが途中で分かり、人生について常に考えさせられる立場なんだろうなと感じました。そんな著者でも日々後悔することがあるそうです。なので凡人の自分が後悔なしに死ぬことは難しいでしょうがせめて毎日を精一杯生きようと思わされました。

    ●夢を持ち続ける
    夢を持つことは人間固有のこと。という意味合いの記述に共感しました。大したことでなくても夢を持ってそれに向かって頑張る、それが自分の人生を最後まで楽しいものにしてくれる。自分がやりたいことはどんどんやるということは他の本でも人生を後悔しないための秘訣として紹介されていました。

    ●美味しいものを食べなかったこと
    死期が迫ると好きなものが美味しく感じられなくなるそうです。これは初めて知ったことなので驚きでした。例えば、死ぬ前にメロンが食べたいと思っても、そのメロンが自分が思ったメロンの味じゃなかったら絶望しますよね・・。そしたら絶対に「もっと早くメロン食べればよかった」と後悔するでしょう。健康な範囲で適度に食を楽しんで行きたいと思わされました。

    ●死は負けではない
    死を負けと考えてしまうと人生は負け戦になってしまう
    。わたしたちは負けるたびに日々奮闘してるわけじゃないですよね。とても考えさせられました。死について負けではなくゴールや集大成というイメージを持つことがとても大切だと理解できました。

  • ■著者
     大津 秀一
     緩和医療医
     ※1000人の死を見届けた終末期医療の専門家

    いいなと感じたのは5つ
     感情に振り回されていたこと
      死に比べれば大したことないことである。
     故郷に帰らなかったこと
      体が動くうちに帰っておくこと。
     美味しいものを食べなかったこと
      死に際には食欲減退し、味もわからなくなる
     神仏の教えを知らなかったこと
      死に際には助けをもとめがち。
      若く判断力があるときに見分を広げておいたほうが良い
     愛する人にありがとうと伝えなかったこと
      伝えておけばやすらかに行ける。

    怒りがちなので、死に比べれば大したことではない。と思い返したい。

    ※メモで思い出せないとき再読しようと思う

  • 終末期医療の専門家が沢山の人の死を通して得た、人間が死ぬ時に後悔する事を解説、この本を読み終えて、日常でもっと大切にするべきことや、更なる学び(好奇心)にも気付くことができた。死を意識することで今の質があがる。オススメです。

  • 『死の直前に人が後悔すること』がまとめられた一冊。死の直前になって、あれこれしたいと思っても、体も思考も働かない。先人たちの後悔を先に見聞きしておくことで、その最後の時を迎える準備をしておこう!といった内容。自分が実際に死を迎えるときに、良い人生だった!と言えるよう、日々を一生懸命に生きていこう、そんな思いを呼び起こしてくれる一冊です。

    自分が死の直前に後悔しないためにも、「健康へ注意を払う」「自分がやりたいことをやる」「周囲への感謝」の3つとしっかりと向き合っていこうと思います。

  • 終末期医療に携わってきた医師が見届けてきた患者さん達の代表的な「やり残したこと」=後悔をまとめたもの。

  • きちんとした人間ドックを毎年一回受けること。これが一番大事
    死期が迫ると、こうして欲しい、ああして欲しいと考えるのが面倒になる。
    長生きや健康は、自分の夢や希望をかなえる手段である。
    自由に生きても、忍耐で生きても、それほど文句を言われる量は変わらない。自由に生きたほうが、自分のためになる。
    後悔しない生き方、それを自分を取り戻す。自分を意識せずとも、自分を体いっぱいに表現している子供と同じようになれば、おのずと人生の楽しみを取り戻すこともできる。やりたいことをやらねば最期に後悔する。やりたいことはさっさとやるべき。
    怒っていても、泣いていても、笑っていても、変わらず一生は過ぎるものである。だったら笑ったほうが得
    孔子曰、三十にして立つ、40にして迷わず。50にして天命を知る。60にして耳順がう。70歳にして心の浴する所に従って、矩をこえず。
    人は死が近くなると、昔を思い出すものである。特に若い頃のことは鮮明に思い出す。亡くなる一週間前頃から多くのひとにせん妄という混乱が生じることがある。時間や場所の感覚が曖昧になる。
    味覚は変わる、食欲は落ちる。
    人生の引き出しを増やすという点で、何らかの一芸を長年追求し続けるのは、後々いろいろな点で己の糧になる。
    いつまでも今は続かない、この一瞬ですら、次の瞬間には過去になってします。
    誰かに会いたいと思っても、永遠に会えなくなってしまうこともある。そうならないためには、会いたいと思うときに、会いたいと思う人と会っておく。
    人間は皆が笑ったり泣いたり怒ったり、そんな平凡な日々を繰り返して、限られた時間を生きる。
    誰もが同じ定めを背負っている。苦しいのは自分一人ではない、誰も似たような悩みを持ち、いくばくかの後悔を抱きながら、それを乗り越えてこの世での生涯を全うする。

  • いつ死んでも後悔しにいように日々過ごしていこうと思いました。

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著者プロフィール

早期緩和ケア大津秀一クリニック院長。茨城県出身。岐阜大学医学部卒業。緩和医療医。2006 年度笹川医学医療研究財団ホスピス緩和ケアドクター養成コース修了。内科専門研修後、2005年より3年間京都市左京区の日本バプテスト病院ホスピスに勤務したのち、2008年より東京都世田谷区の入院設備のある往診クリニック(在宅療養支援診療所)に勤務し、入院・在宅(往診)双方でがん患者・非がん患者を問わない緩和医療、終末期医療を実践。2010 年6 月から東邦大学医療センター大森病院緩和ケアセンターに所属し、緩和ケアセンター長を経て、2018年8月より現職。遠隔診療を導入した日本最初の早期からの(診断時や治療中から。対象をがんに限らない)緩和ケア専業外来クリニックを運営し、全国の患者さんをオンライン緩和ケア相談している。全国相談可能な『どこでも緩和』ネットワークを運営。著書に25万部のベストセラー『死ぬときに後悔すること25』(新潮文庫)、『死ぬときに人はどうなる 10の質問』(光文社文庫)、『死ぬときにはじめて気づく人生で大切なこと33』(幻冬舎)などがある。

「2021年 『幸せに死ぬために 人生を豊かにする「早期緩和ケア」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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