脳は『論語』が好きだった

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  • 致知出版社
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  • Amazon.co.jp ・本 (198ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784884748739

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  • バランスよく脳を使う

  • 「脳は『論語』が好きだった」
    著者: 篠浦 伸禎
    致知出版社 / ハードカバー / 198ページ / 2011-09-16
    ISBN/EAN: 9784884748739
    http://booklog.jp/users/jwtdream/archives/4884748735

  • 中国古典哲学の経典たる『論語』をエリート脳外科医があくまで脳科学的に読み解くという画期的な方法で、人間にとってのよりよい生き方を探求する。日本でも少し前までは一般教養として尊重されていた『論語』だが、西洋社会を模範とした近代化が進むにつれ、次第にその現実生活における意義が見失われてしまっている。本書が非常に面白いのは、『論語』が決して現代社会にとって無用の長物などではないことを、脳医学の専門家が説き明かす点にある。『論語』を鹿爪らしい哲学的な議論から解放する試みはこれまでもビジネス本やハウトゥ本など実用に益するための書籍で行われていた。しかし君子たるものそんなせせこましい読み方になど囚われず、本書のように“脳のすべてを高いレベルで使うための指針”として愛読した方が、むしろ実践的な解釈となるだろう。
    蛇足だが、中国文学研究者たる自分としては、むしろ『論語』を通して脳科学が学べて非常に楽しい一冊であった。

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著者プロフィール

1958年生まれ。都立駒込病院脳神経外科部長。1992年、東京大学医学部にて医学博士を取得。脳の覚醒下(患者の意識がある状態)手術では世界でもトップクラスの実績を誇る。現役の医師でありながら、西洋医学一辺倒の現代医療でなく、東洋医学や食事療法、サプリメントとの併用など、独自の統合医療の構築を目指している。脳機能や認知症などの著書多数。

「2016年 『身体と脳の取り戻し方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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