運命を創る

著者 :
  • 致知出版社
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (159ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784884749217

感想・レビュー・書評

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  • ”生きるための原理原則がここにある”まさに心洗われる1冊だ。人としてどう生きていくのか、どう考えていくのかがよく記されている。人としてこの世に生を受けたことの真の意義を自覚せよ、真の志を打ち立てるところに始まる、人生の真の意義はその深さにある、世の中は正直そのもの、人生二度無し。果たして自分の人生は志を立て、それに従った生き方をしてきたのか?見直さないといけない。

  • 【生き方】運命を創る/森 信三/20170420/(36/632) <159/74891>
    ◆きっかけ
    J子さんおすすめ

    ◆感想
    *人生二度なし
    ・本著者は、明治生まれの哲学者・教育学者。本書は、80近くある講義が掲載されている「修身教授録」からのダイジェスト、『人生への望み方』を教わることができた。しかし、読み始めたのがあまりにも遅かったとも反省している。何故なら、この人生の中で、凡そ身を持って体験したことばかりだから。それもいいだろう、しかし、出来れば、こういう本を、大学時代の不飽和感で一杯だったころに読みかった、と思う一方で、様々な辛苦を重ねたらこそ、今納得できるものも多いのではとも思う。
    ・こうした語録は、時代を超えても生きている。

    ◆引用
    ・人生の意義を知るには、何よりもまずこのわが身自身が、今日ここに人間として生を与えられていることに対して、感謝の念が起こらなければならない。
    ・人生の根本目標は、結局は人としてこの生を受けたことの真の意義を自覚して、これを実現する以外にない。
    ・偉人の伝記を読むのがいい
    ・人間の決心覚悟というものは、どうしても持続するものでないと本物ではない。
    ・日常生活の中に宿る意味の深さは、主として読書の光に照らして、初めてこえを見出すことができるのであって、もし読書をしなかったら、いかに切実な人生経験といえども、真の深さは容易に気付きがたい。
    ・人間生活は、その半ばはこれを読書に費やし、他の半分は、かくして知り得たところを実践して、それを現実の上に実現していくこと
    ・真に大志を抱く限り、そしれそれを実現しようとする以上、何よりもまず偉人や先哲の歩まれた足跡と、そこにこもる思想信念のほどとを伺わざるを得ない。
    ・仕事の処理をもって、自分の修養の第一義と深く自覚すること。この根本の自覚がなくて、仕事を単なる雑務と考えている程度では、とうてい真の仕事の処理はできない。
    ・思い切って着手する。とにかく手をつける、というのが仕事を処理するうえで、最大の秘訣。
    ・散兵方式を改めて、自分のエネルギーを一点集中して、中央突破を試みる
    ・人生の正味は30年くらいと考える。その考えは、人生という大魚を頭と尾とでおさえるようなもの。それが人生に対する一つの秘訣。
    ・人生の真の意義は、その長さではなくて、実にその深さにある。真実に徹していきることの深さを言うほかない
    ・真実を積まなければならないが、まずはその土台からして築かなければならない。
    ★わが身に起こるすべてが、私にとって絶対必要であると共に、最善なはず。
    ・自己に与えられた全運命を感謝して受け取って、楽天知命、天命を信ずるが故に、天命を楽しむという生涯。
    ★その人の生前における真実の深さに比例して、その人の精神は死後にも残る
    ★人生二度なし。二度とない人生をできるだけ意義のある、かつ生きがいのあるように生きていく。

  • 心を整理させてくれる本です。
    なかでも「下坐行」と「世の中は正直」の章はこれまで抱えていたマイナスな気持ちを整理させてくれて、前向きな気持ちになり現状を受け入れられるようになりました。
    何か障害にぶつかった時は勿論、順調な時でも何時でも読めるように手元に置いておきたい本です。

  • 地元愛知県出身の森信三先生が天王寺師範学校(後の大阪教育大学)で教鞭を取られた際の、教師として人間力を高めることを目的とした修身科の講話記録(昭和12年度から13年度の2年間)である修身教授録の中から10講を厳選して紹介した本である。文献的なアプローチが殆どなく、話し手の身に染み付いた思想が正に生きた言葉で綴られている。「人生二度なし」の真理を通して、真の志を立てること。人がその志に一生をかければ、多少は国家社会のために貢献し得るほどのことは必ず出来るはずである。ということで、人生にとってその志の大切さをその身を持って堂々と生徒の前で講義する姿をその言葉を通じて本当に強く感じることが出来る一冊。教育に携わる人は一度は手に取ってほしい一冊。『修身教授録』も読んでみようと思います。

  • 自分で志をたてること
    自らでなければ継続はない
    ただ人生を無意味に過ごすのか充実し、何かを残す人生にするのか、その方法論が書かれてる。

    2時間で読める

  • 「人生二度なし」という真理を痛感して、いささかでもよいからその精神が死後にも生きるような人間になっていただきたい。

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