人を幸せにする「魂と遺伝子」の法則

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  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784884749231

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  • 遺伝子は、環境によって変化し、オン、オフを繰り返すもの。

    例えば、糖尿病患者に漫才を見せた結果、血糖値上昇が抑えられたケースがあり、これは「笑い」によってポジティブな遺伝子がオンになったからでは、という。こういうことが生命科学者の立場から聞けることは非常に興味深いし、「心と遺伝子は相互作用する」という仮説を発表している著者だけあって、非常に説得力がある。

    科学という理性、知性、客観性を重んじる「昼の世界」に属する著者が、分野の常識を超えて「魂」という宗教的、哲学的観点から生命を突き詰めたことは本当に尊敬する。

    人間が生きていることは奇跡以外の何ものでもないことを気づかされる。今自分が生きている奇跡と、「サムシング・グレイト(=天、大いなる存在)」を信じ、心から感謝したい。

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著者プロフィール

筑波大学名誉教授。米国オレゴン医科大学、京都大学農学部、米国バンダービルト大学医学部等を経て、1978年より筑波大学応用生物化学系教授。同大遺伝子実験センター長、先端学際領域研究センター長等を務め、99年に退官。83年に高血圧の黒幕である酵素「レニン」の遺伝子解読に初めて成功、世界的な注目を集める。90年、マックス・プランク研究賞、96年、日本学士院賞を受賞

「2021年 『コロナの暗号 人間はどこまで生存可能か?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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