ぼのぼの (8) (バンブー・コミックス)

  • 竹書房
3.62
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本棚登録 : 187
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (134ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784884756451

感想・レビュー・書評

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  • 前巻からの続き。ヒグマのカシラとゴンゾがスナドリネコさんを探してグズリくん父子やぼのぼのとシマリスくんたちに道案内を頼む、その道すがら。途上。目的に向かう過程を楽しむこと。実はそれこそが目的なのだという逆説。相変わらず深いなぁ。探しているものをもう手にしている可能性に気づけるか否かでだいぶ態度や行動が変わってくるだろう。これを分かるか分からないかは同じ場所に居ても話をしてもどこかすれ違いの会話になって交わらない事よくあるよね。カシラの名言「世の中はなよくある話を臆面もなくやれるヤツが生きのびるもんさ」それに対するスナドリネコさん「オレはそういうヤツより長生きしようと思ってるよ、新しい方法でさ」カシラ「『新しい方法』なんてない」スナドリ「そうかもしれない、おまえがおまえである限りな」カシラ「オイラがオイラでありえないんなら『新しい方法』にどんな意味があるってんだ」スナドリ「おまえがおまえでいたいんなら『新しい方法』にどんな意味がある」カシラ「なぜなれると言い切れる」スナドリ「なぜなれるかは問題じゃないよ、なぜなれないのかが問題なんだ」グズリ父「おまえさんはルールで生きてる、しかしアイツにはそんなルールはないよ」カシラ「そんなやり方で勝ったって何の意味があるっ」グズリ父「意味なんかないよ、やれるかやれないかだよ」執念の問題か。ここ最近よく出てくる気がする。(写真①は皮がダブダブなのが特技のぼのぼのの顔)(写真②ラストでアライグマくんに殴られるぼの)すごい角度で入ってる。ワンパンで倒れるやつやけどぼのは倒れず。

  • じぶんがかわらないかぎり、新しい方法なんてないんだなぁ と考えさせられる一冊。

  • 自我について。

  • スナドリネコさんがカッコいいです。深いです。
    誰にでもなれるということは、誰でもないということなのか、自分は何なのか、哲学だなぁ。哲学。

    お母さんと話す時は丁寧になるアライグマくんが可愛いです。
    目がきらきらして明るいお母さんも可愛いです。

  • 01314
    Z007
    K-9999999-007

  • なぜなれるかは問題じゃないよ
    なぜなれないのか問題なんだ

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著者プロフィール

1955年宮城県中新田町(加美町)に生まれる。24歳で漫画家デビュー。代表作に「あんたが悪いっ」(1983年漫画家協会賞優秀賞)、「ぼのぼの」(1988年講談社漫画賞)、「忍ペンまん丸」(1998年小学館漫画賞)、「I(アイ)」、「羊の木」(2015年文化庁メディア芸術祭漫画部門優秀賞)、「誰でもないところからの眺め」(2016年漫画家協会賞優秀賞)など。現在「ぼのぼの」がフジテレビ系列でアニメ放映中。仙台市在住。

「2023年 『IMONを創る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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