幸福を見つめるコピー

著者 :
  • 東急エージェンシー
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784884971113

感想・レビュー・書評

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  • 幸福になること、そのためにこそ、さまざまな表現物はこの世に生まれる。
    企業は何のために存在するか、商品は何のためにうまれてくるのか。
    すなわち人の役にたつため。すべての広告はここを基地として発信される。
    長いあいだ書き溜めた「幸福を見つめるコピー」とそのコピーの土壌となった折々の体験をつづるエッセイ。

    コピーライターというと何となく奇抜なアイデアで言葉で遊ぶ職業という気が昔していたけれど、いいコピーってそういう事じゃないんだよね。(まあ、インパクト系の人もいますが)
    本質をぎゅっと掴んで伝わる言葉にする。ほんとにいいコピーや広告ってパズルがかちっとはまったようなそんな気がしますね。

    岩崎俊一さんのコピー集、昔のものも沢山あるけどやっぱり覚えてるわ。
    幸福が基地のコピー、読んでいて心地よかったですね。

    一番好きなのを1つ、とすると。。
    「やがて、いのちに変わるもの」(ミツカン)かなー

  • 知ってるコピーも、知らないコピーも、そのフレーズが生まれる背景のエッセイもとても楽しく読めた。ちょっと感動したり、買う気になったり…短い言葉に動く感情が面白かった♪

  • ●「企業、商品は何のために存在し、生まれるのか。人を幸福にするため。これをしていないものはなくなる。」
    →キヤノンは存在しているし、商品もいれているから人を幸せにできているんだろうな。
    ●「慣れている人より、燃えている人。こういう人と一緒に仕事をしたい。」
    →その通りだな…最近燃えることをしていないな。

    日常生活における感度。
    ムダなことなんてなくて、ひとつひとつが自分を作り上げているんだな。
    日々をただ漫然と過ごすのではなく、意味を感じ取ろう。言葉にしてみよう。

  • こんな風にコピーが生まれるのか!コピーはつくるものではなく、見つけるもの。

  • 読んでも幸福にはなれない。

著者プロフィール

コピーライター。1947(昭和22)年、京都生まれ。同志社大学卒業後、大毎広告、レマン、マドラなどの広告制作会社を経て1979年独立、岩崎俊一事務所を設立。TCC賞、ACC賞、読売広告賞、朝日広告賞、カンヌ国際広告賞銅賞など受賞多数。「一度、ふられてらっしゃい」(サントリー)、「聴こえてくるのはいのちです」(ソニー)、「21世紀に間に合いました」(トヨタ自動車)、「年賀状は、贈り物だと思う」(日本郵政)などの時代を代表するコピーを多数生み出した。2014年67歳で逝去。『大人の迷子たち』(廣済堂出版)などによりエッセイストとしても知られる。

「2016年 『昭和という たからもの』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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