アルケミスト―夢を旅した少年

  • 地湧社
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レビュー : 124
  • Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784885031182

感想・レビュー・書評

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  • サンチャゴのやさしさ、勇気ある行動に惹き付けられる作品でした。
    「すべては自分の心が知っている」…
    私も、自分に日々問いかけて過ごしたいです。

  • 夢、万人への愛を実現した。
    アルケミスト、人の心を創る。
    徴候に従うことは正しい。はい、いいえの質問に答える石をもらった。困難、解決できない問題に突き当たった時には、補助者が現れる。助言に従うこと、前徴を信じることで道は開ける。夢が破れても、元の(原点に)戻ればいい。砂漠を渡る。自分を見つめる。前兆を知る。愛とは何かを考える。砂漠は何もないところなのか?再び王と会う。王は錬金術師であった。砂漠を渡り、ピラミッドの前、自然に従うこと、前兆を信じたことは、正しかった。宝を見つけることができた。宝は実際にあった。
    砂漠舞台となっている理由、直接の理由は不明。宗教との関連があるのか?アラーの神が出てくるが、これは異教徒としてである。一神教⇒キリスト教⇒砂漠か?
    夢を追い続けることは、なかなか困難なことが多い。しかし、それは、素晴らしいこと、また、若くなければできないこと。とも考える。年をとる、良いこともあるが、老いる、困難に立ち向かうことはできない。本書に登場する、本を読んでいて実行しなかった、イギリス人のように。

  • 冒険物って感じもするけど、奥が深い。
    結局は望むものはそばにあるし、本当の自分の気持ちを大切にしていくこと、周りで起こることに目を凝らし、耳を澄まして、感じることを大切に、愛しんで暮らしていくことが大切な気がする。

  • 読みづらかった。ストーリーに入っていくまで時間がかかりました。やっぱり感じる心がないと読み込めない本なのからと感じた。「傷つくのを恐れることは、実際に傷つくよりつらいものだ」など、胸に響く言葉がいっぱいちりばめられている。もう一回読んでみよう。

  • 先月読んだ「秘密の本 新版ホワンの物語」がとても良かったので、類似の作品を探して、この本を発見しました。

    これも成功哲学をわかりやすくストーリーにしてくれています。錬金術師という聞きなれない言葉、砂漠という馴染みのない場所、そんな条件が、どこか素直に受け入れられる要素になっていたような感じがします。

    サンチャゴがホワンと違ったのは、元々冒険心を持ち合わせていた事だと思います。もちろん商売と冒険は異なるものですが、大いなる魂とかいう観点では、全く同じ事だと思います。

    ちょっと頑張ると、つい「これくらいでいいや」と思ってしまう落し穴、常識的な言葉にある「身の丈に合った・・・」と言うのも、無限のはずの身の丈を限定させてしまう悪魔の言葉かもしれませんね。

    ありがとうございます。


    以下、本書で共感した箇所です。

    (page.90)
     少年は、直感とは、魂が急に宇宙の生命の流れに侵入することだと理解し始めた。そこでは、すべての人の歴史がつながっていて、すべてのことがわかってしまう。そこにすべてが書かれているからだ。

    (page.105)
     きっと神は、人間がなつめやしの木をありがたく思うために、砂漠を作ったのだろう、と彼は思った。

    (page.123)
     すでに未来が決められていることは、人間にとって良いことなのだ。それだからこそ部族の男たちは、いつも今だけに生きていた。今という時は驚異に満ちていて、多くのことに気がつかなければならないからだ。

    (page.125)
     らくだ使いは、どんな状況の時に神様は将来を見せてくれるのか、たずねた。「神様がそれを見せてくれる時だ。神様は、ほんの時たまにしか、将来を見せてはくれぬ。神様がそうする時は、それはたった一つの理由のためだ。すなわち、それは、変えられるように書かれている未来の場合だよ」

    (page.134)
     「勇気こそ、大いなることばを理解するために最も重要な資質なのだ」

    (page.153)
     「・・・賢人は、この自然の世界は単なるまぼろしで、天国の写しにすぎないと言っている。この世が存在しているということは、ただ単に、完全なる世界が存在するという証拠にすぎないのだ。目に見えるものを通して、人間が霊的な教えと神の知恵のすばらしさを理解するために、神はこの世界を作られたのだ。それが、行動を通して学ぶとわしが言ったことなのだよ」

    (page.157)
     「傷つくのを恐れることは、実際に傷つくよりもつらいものだと、おまえの心に言ってやるがよい。夢を追求している時は、心は決して傷つかない。それは、追求の一瞬一瞬が神との出会いであり、永遠との出会いだからだ」

    (page.159)
     「・・・夢が実現する前に、大いなる魂はおまえが途中で学んだレッスンを、おまえが自分のものにできるようにするためだ。ここで、ほとんどの人があきらめてしまう。これは、われわれが砂漠のことばで、『人は地平線にやしの木が見えた時、渇して死ぬ』と言っている段階なのだ。・・・」

  • 評価がわりと高い本なので、読んでみました。なんというか、スピリチュアル系、というか、説教くさいというか。ところどころフレーズは素敵なところがあるのですが、私には合わないようでした。10代が読むと響くところがあるのかもしれません。

  • まだ、きちんと自分の中に落とし込めていない。

    自分の夢や人生、幸福とは、自分でしか見つけることができない。誰もが持ってるそれらの素朴な疑問を、ゆっくりと紐解いといてくれる本。立ち止まったときに、また読み返したいと思う。本書で学んだことは、「幸福とは目的(夢)を忘れずにその過程を楽しむこと」自分の心に正直に、耳を傾ける努力をしよう。

  • 音楽を奏でるような鮮やかなロマンを感じる童話の世界。

    「星の王子様」と並び称された童話ということで気になり読んで見ました。
    文章が美しく言葉が生きています。
    物語の設定背景が美しいのも理由の一つだからかもしれませんが、読み手を優しくおおらかに包んでくれる懐の深さをこの物語から感じます。
    話の舞台は羊飼いの少年がお告げに導かれ宝物を探す旅にでます。
    ほぼ砂漠を舞台に描かれますが、この砂漠という無機質な背景が文章の言葉選び方一つでこんなに彩られるのかと驚きました。
    そしてこの物語の題名にもなっている「アルケミスト」(錬金術師)から少年は「大いなる言葉」を学びます。
    この言葉とアルケミストの出会いにより、大きく成長する少年の姿も共感を得られます。。
    苦悩しながらも最後にたどり着いた先で見つけた宝物は何か。
    私の好きな物語になりました。

  • 夢が実現する可能性があるからこそ、人生はおもしろいのだ。
    結局、人は自分の運命より、他人が羊飼いやパン屋をどう思うかという方が、もっと大切になってしまうのだ。
    幸福の秘密とは、世界のすべてのすばらしさを味わい、しかもスプーンの油のことを忘れないこと。
    幸運が自分の側にある時は、それを利用しなくてはいけません。そして、それが私たちを助けてくれるうちに、できるだけのことをしなくてはなりません。それを幸運の原則と呼びます。あるいは初心者のつきとも言います。
    おまえが何かを欲する時、宇宙全体が協力しておまえを助けてくれるよ。
    人は、自分の必要と希望を満たす能力さえあれば、未知を恐れることはない。
    もし、自分の運命を生きてさえいれば、知る必要のあるすべてのことを、人は知っている。しかし夢の実現を不可能にするものが、たった一つだけある。それは失敗するのではないかという恐れだ。
    私たちが今の自分より良いものになろうと努力すれば、自分のまわりのすべてのものも良くなるということを、鉛は教えているのです。
    主よ、私の屋根の下にあなたにおいでいただくほど、私は価値のある者ではございません。ただ、お言葉をください。そうすれば、私の召し使いはなおります。


    心にグッときた文章がほんとにたくさんあった。
    夢がある今、ほんとに心にグッときた。みんな読むべきだ。

  • 少年が宝物を求めて旅をする話だが、自分の心の中に真実があるといった類の寓話に近いもの。ブラジルで流行ってたもので、自分の信念を曲げずに生きろといったところか。

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著者プロフィール

1947年ブラジル、リオデジャネイロ生まれ。現代において最も影響力のある作家の一人。ブラジル文学アカデミー会員。著作の多くが世界的ベストセラーとなり、81か国語に翻訳され、これまで170以上の国々で2億部以上を売り上げた。フランスのレジオンドヌール勲章を受章。ほかにもさまざまな国際的な賞を受賞している。2007年には国連ピース・メッセンジャーに任命された。

「2018年 『不倫』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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