エトピリカ: 小島ゆかり歌集 (コスモス叢書 701篇)

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  • 短歌研究社
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  • Amazon.co.jp ・本 (203ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784885517075

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  • 小島ゆかりの第五歌集「希望」(2009年、著者43歳)を読了。ブクログの検索では出てこず、別の歌集の表紙を借りる。「月ひと夜ふた夜満ちつつ厨房にむりッむりッとたまねぎ芽吹く」「これの世の奇跡のやうな平凡事すこやかにけふ子は卒業す」「百年後のある日のごとく春の日の草の堤に夫と座りぬ」「はまぐりがワハッと笑ひえびが踊りねぎが笛吹く寄せ鍋の中」「望の月真上にあればうつとりと尻尾を出せりネズミモチの木」「ポストまで遠回りする月のよる切手の中の駱駝と歩む」「六月の風ふきとほる体育館 少年少女ゴムのにほひす」「穴に落ちし縄文人が見しやうな雲ひとつあり空の真中に」「天金の古き書より見えぬほど金こぼれつつ店主居眠る」

  • 美瑛などを舞台とした作品です。

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著者プロフィール

1956年、愛知県名古屋市生まれ。1978年、大学在学中に「コスモス」入会。現在、「コスモス」短歌会選者・編集委員。「NHK短歌」選者。産経新聞、中日新聞、熊本日日新聞、南日本新聞歌壇選者。毎日新聞書評委員。青山学院女子短期大学講師など。歌集に『水陽炎』『月光公園』『ヘブライ暦』(第7回河野愛子賞受賞)『希望』(第5回若山牧水賞受賞)『獅子座流星群』『エトピリカ』『憂春』(第40回迢空賞受賞)『純白光 短歌日記2012』(第6回小野市詩歌文学賞、第7回日本一行詩大賞受賞)『泥と青葉』ほか。

「2015年 『和歌で楽しむ源氏物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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