お話について (松岡享子レクチャー・ブックス (1))

著者 : 松岡享子
  • 東京子ども図書館 (1996年11月発売)
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  • 本棚登録 :14
  • レビュー :4
  • Amazon.co.jp ・本 (122ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784885690204

お話について (松岡享子レクチャー・ブックス (1))の感想・レビュー・書評

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  • 物語について。

    人は自分の物語をつくりながら、そしてそれに依りながら生きている、ということ。

    ナラティブの視点からも興味深く読みました。

    誰かの作った物語。
    誰かの物語。
    そして、わたしの物語。

    物語について調べてみるのもおもしろいかもしれないと思いました。

  • 言葉の習得の順序は最初は口と耳から。自分の人生を生きるということは、自分の物語を作っていくということ。しかし人生は未完のまま永遠に完結することはない。そしてトラブルにあえば既存の物語の常識が通用しなくなる。もしそのままだと既存の物語に一貫性を持たせるために、最悪自殺という選択肢も免れない。そういうときにはそのトラブルを前提とした新しい物語を構築する必要がある。そのためにも私たちは自分以外の人の物語を必要としている。

    レクチャーブックス『お話とは』と似たようなタイトルのため、同じような内容かと思いきや、打って変わって別の内容だった。それもそのはず、前作品は1974年の出版であり、今作品は1996年の出版である。作者も歳を取り、その分多くの本を読み一般人ではとうてい達しえないような読書量を積み重ねてきたのであろう。以前はお話の持つ魅力や、話をするときに物語と一体になる高揚感、つまりお話がいかによいものかということが切々と述べられていたが、今回は違う。人生においての選択肢を増やすために、どうか子どもたちにたくさんの本を読ませてほしいという切実な趣旨だ。

  • 1984年の講演からのものを編集したもの。
    子ども達に肉声で昔話をすることの意味が長い経験と、多方面からの文献とも照らしあわせて語られています。
    松岡享子さんの言葉は、時々読み返して自分の気を引き締めたい。
    東京こども図書館へ発注したら、サインがあってちょっとお得。

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