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- / ISBN・EAN: 9784885692123
感想・レビュー・書評
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前から読むと、うれしいさん中心のお話で、
後ろから読むと、かなしいさん中心のお話です。
ちょうどまんなかが見開きになっています。
読み聞かせにも、1人読みにも、おすすめ^ ^詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
うれしいさんがあるいていくと悲しい出来事にあい、かなしいさんに。かなしいさんがあるいていくと嬉しい出来事にあい、うれしいさんに。このくりかえしが気持ちいい。小さいひとに読みたくなる。小さいひとはきっと目を輝かせて、うれしいさんになるだろう。作者の絵が魅力的。力のぬけた線、とぼけた表情がいい。
本の見返しにこう記載されている。(以下抜粋)
この本の売上による収益は、公益財団法人東京子ども図書館が東日本大震災の復興支援のため実施している、「3.11からの出発」事業のために用いられます。具体的には、岩手県陸前高田市に設置された「ちいさいおうち」(NPO法人 うれし野こども図書室分館)の運営を全面的に援助すること、市内の小学校に、定期的に本とお話を届けることなどです。子どもたちに本のたのしみを届けることで、少しでも被災地のみなさんのお力になれたらと願っています。この活動は、少なくとも今後10年間は、継続して行いたいと思っており、本書は、そのための活動資金を得るひとつの手立てとして刊行されました。 -
ジェットコースター絵本。
こどもと一緒にうれしいさん、かなしいさんの気持ちになって読み進めると、
最後〔真ん中〕に読み手もうれしいさんになれます。
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ある日、うれしいさんが目を覚ますと天気がいいので、嬉しくなって公園に出掛けることに。
ところが、玄関のドアに頭をぶつけてしまい、悲しくなってかなしいさんになってしまった。
ところが、隣のおばさんがいたいにいたいの飛んで行けとおまじないをしてくれたので、うれしいさんになる。
うれしいさんとかなしいさんを繰り返して公園へ到着。
一方、反対側から読むと、雨が降っていたので悲しく思っているかなしいさん。
そこへ、郵便が届きかなしさんはうれしいさんに。
おばあちゃんから本が届いてたので読んでみるとかなしい話だったのでかなしいさんになってしまう。
ところが、ハッピーエンドだったのでうれしいさんに。
最後は2人ともうれしいさんになって公園で落ち合うのだった。
公園には友達と遊ぶたくさんのうれしいさんの姿があるのだった。
両側から読むタイプの絵本。
最後はみんなうれしいさんになるハッピーエンドだけれど…。
うれしいとかなしいの感情の行ったり来たりが激しい。
これだけ激しいとちょっと心配になってしまう。
この本の売り上げは東日本大震災関連に寄付されるらしい。
このくまのようなキャラクターはバザーの為に作った古セーターから作ったぬいぐるみがもとになっているのだとか。 -
「毎年11月23日勤労感謝の日に、東京子ども図書館ではバザーが開いています。30年以上前、松岡が古いベージュのセーターを手にしたとき、くまともつかない、なんともおかしな形が頭に浮かびました。「うれしいさん かなしいさん」の始まりです。その後、バザーの度に、このぬいぐるみが作られ、多くの人の手に渡りました。」
東京子ども図書館は、1974年に子どもの本と読書を専門とする私立の図書館として設立されました。その活動は記すまでもないでしょう。東京子ども図書館では東日本大震災を受け、被災地の子どもに向けて本を通した支援「3.11からの出発」を始めました。この絵本の売り上げはそのプロジェクトの活動支援にあてられます。
詳細はhttp://www.tcl.or.jp/ (運営 海保由子)
NL72号2013年4月発行 -
「あるところに、うれしいさんがいた。良いお天気だったので、でかけようとした。しかし頭をぶつけてしまい、うれしいさんはかなしいさんになって…。前から読んで、後ろから読んで、まんなかで出会うおはなし。」
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子どもって、この絵本のくまさんのようにコロコロ嬉しくなったり悲しくなったりしますよね。子ども自身もうれしー!かなしー!と共感しながら楽しんでいます。真ん中のページは宝探しみたいでしばらく楽しめます。
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前後から読める絵本
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ありそうでなかった発想。
良いことばかりでもないし、悪いことばかりでもない
という、日々の繰り返しが優しく描かれているので
好きです。
東京子ども図書館、気になります。