ボタン博物館

  • 東方出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (247ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784885917905

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  • 小さな芸術作品、ボタンの歴史を豊富な画像と共に解説。
    ・古代 ・5世紀~17世紀 ・18世紀 ・17世紀 ・20世紀
    世界で古いボタンの見られるところの情報、
    ボタン史年表、用語解説&索引、参考文献有り。
    株式会社アイリスの、ボタンの博物館が所蔵している
    数多くのボタンの豊富なカラー画像と各種資料により、
    世界のボタンの歴史を解説している。
    『ぐるぐる♡博物館』三浦しをん/著を読んでの選書です。
    古代、布を留めるブローチ状の形状から始まる歴史。
    装飾品に形を変えた中世、王侯貴族の貴金属使用のボタン。
    フランソワ一世は礼服に1万3600個のボタンを飾ったとか。
    そんなジュエリーボタンは、いざという時の換金用でもあった。
    デザインは芸術家の副業、チェリーニのデザインも残っている。
    上流階級は男性も女性も過度なほどの豪華さ。
    バロック期には庶民にも流行。
    華やかで繊細な姿は、飾り職人の成せる技だったが、
    時代が経るにつれて、シンプルに、機械による大量生産へ。
    20世紀には、プラスチックや各種樹脂、合成品も材料に。
    そして、カラー画像のボタンが素晴らしさ。
    貴金属、金や銀、ビーズ、陶器、彫金、カメオ、刺繍、
    手彩色のエナメルや細密画、貝や金属、メッキ、ガラス等々。
    ページ内での配置の妙。大写しでわかる細工の繊細さもわかる。
    ピクチャー、ジャポニスム、アールヌーボー、アールデコ。
    貴重な薩摩のボタン、現代の個性溢れるボタン・・・。
    でも、実際に実物を見れば、更に魅せられることでしょう。
    行ってみたいな、ボタンの博物館。(予約制)

  • 古今東西のボタンが集結しています。お洒落なボタンから可愛いボタン、中には七福神のボタンとかあって寿老人が渋いですね。しかしこれ、どんな人がどんな服に付けるんでしょう??想像力をかきたてられます。

  • ボタンを集めたくなってしまう

  • ブックデザインがすばらしい! 装丁でボタンの良さが伝わる、すばらしい読書体験になります。いつかボタンの博物館に行ってみたい。http://www.iris.co.jp/muse/

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