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- Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
- / ISBN・EAN: 9784886114525
作品紹介・あらすじ
新島八重(NHK大河ドラマ『八重の桜』主人公)は赤十字看護婦となり日清・日露戦争に参加した。八重から太平洋戦争の従軍看護婦まで。兵士を救護した女性たちの物語を、明治・大正・昭和戦前期の三代にわたって詳細に描く。
感想・レビュー・書評
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日本の従軍看護婦を中心に、赤十字の活動を解説したもの。赤十字看護婦とそれ以外の看護婦との地位や尊厳の違い、第一次世界大戦を嚆矢として拡大していく従軍看護婦の役割、「母」「姉」として位置づけられていく彼女たちの意味など、日本の赤十字看護婦の特徴を描いている。敵味方の区別なく救済するという理想が果たされていなかった現実や、軍隊の中の組織という位置づけがもたらした帰結、男女関係への警戒感など、バランスを考慮して描写する。
ナイチンゲールと赤十字の関係など、書き方が微妙。緊張関係があったことは把握しているが、あえて使っている日赤と著者というのが興味深い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2014/4/4
369.1||ナ (5階社会科学)
今から120年程前にあった日清・日露戦争に赤十字看護婦として活躍した新島八重(NHK大河ドラマ『八重の桜』
主人公)や太平洋戦争で傷ついた兵士を救護した女性たちの物語です。
「看護を行う私たちは、人間とは何か、人はいかに生きるかをいつも問いただし、研鑽を積んでいく必要がある。」
ナイチンゲール
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