「農」をどう捉えるか: 市場原理主義と農業経済原論 (社会科学の冒険 2-1)
- 書籍工房早山 (2006年4月1日発売)
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感想 : 5件
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- Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
- / ISBN・EAN: 9784886115010
作品紹介・あらすじ
農業は、世界中どこでも画一的な市場になじむのか。明治以来多くの先人がこの問題と格闘してきた、新渡戸稲造、柳田國男、那須皓、東畑精一…。彼らの洞察を基に21世紀の「農」を問う意欲作。
感想・レビュー・書評
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611||Ha
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農業経済学の含め,江戸時代からの日本人の農業に対する考え方が分かります。経済学史的な内容でもあるけど,ある意味ややマニアックな農業に特化した学説が一気にわかります。読んでて新鮮でした。
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我が国の農業経済学研究の歴史を振り返りながら、農業と市場原理の関係を再考する。著者は、農業は世界で画一的な市場には必ずしも適応しないことをはっきりと認識した上で、これからの農業分析には、比較制度分析というアプローチが決定的に重要だと指摘している(市場そのものを否定しているわけではない)。
個人的にも、オーソドックスな新古典主義の考えでは不十分だと思っていたのでこれからはこの本をもとに勉強しようかと思う。
大学時代にこの本をちゃんと読んでおけばと後悔。 -
分類=農業・経済。06年4月。
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