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- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784886222909
感想・レビュー・書評
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心理学の中でも、犯罪・殺人に興味がある人が読むと面白いと思う。
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アメリカの殺人事件の加害者の経歴、心理を分析することで、殺人衝動がどこから生まれてくるのか、衝動が最後の一線を越えるのはなぜかの因果関係を明らかにし、そのことを通して暗い衝動とどのように付き合うかを考察した本。
結論としては、愛情のある触れ合いが衝動の発生と発現を抑える、トいうことですね。
殺人願望という単語はショッキングだが、愛憎や怒りといいかえれば日常的に当たり前に感じるレベルの内容である。その愛憎と怒りがどこからきて、その怒りをどのように解消するかと捉えると、参考となる。
アメリカ系の犯罪心理学の本をいくつか読んだことがあるが、社会的な背景や論理的な心理分析が行われているため、感情論や個人の事情で終わらず、社会構造、システムとしての心理や家族論として興味深い。
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