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- Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
- / ISBN・EAN: 9784886297891
作品紹介・あらすじ
光と陰、夢と悪夢、富と貧困の織りなす夜の世界を、歴史・文化資料や文学作品をしてみずから語らしめる。
感想・レビュー・書評
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パリ、ロンドン、ベルリン、時間の誤差はあれど、おおよそ1840年代から「近代的な意味ので夜」という概念が形成され、人々がたんに真っ暗闇の寝るだけの世界ではなく、酒場で飲んだくれたり、娼婦を買ったりという、歓楽が、この「近代の夜」とともに始まったという画期的な論考。ただし筆者がドイツ人なので、その面で先進的だったパリの実相に追いついていない感は否めない。ベルリンの本当の夜の歓楽は1880年代からだからだ。でも、刺激的な論考。
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