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- Amazon.co.jp ・本 (375ページ)
- / ISBN・EAN: 9784886835659
作品紹介・あらすじ
美を乱調に求める大杉栄。運動の方向転換を説く山川均。大正期に熱く闘わされたアナ・ボル論争の全論文を収録。その現在的な意味を読み解く解説「アナ・ボル論争再見」、宮崎学のアナ・ボル論「アナ的ボルとボル的アナ」を付す。
感想・レビュー・書評
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山川と大杉の論争をまとめた本。アナ・ボルの対立、あるいは山川と大杉の思想の概略をつかんでいると、この本はそれなりに参考になる。評論集といったところだ。悪くない本だが、ちょっと高い。がっつり読み込むというよりは、流し読みして両者の思想を確認するという感じか。こういう本は他にはないんじゃなかろうか。ちゃんと論争を追おうと思ったら全集に当たらねばならないだろうから、そういう意味では便利な本かもしれない。
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