言葉が見る夢

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  • 同時代社
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  • Amazon.co.jp ・本 (397ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784886838773

作品紹介・あらすじ

「言葉は、常に余剰と余白をもって、そこに在る。――」
群像新人文学賞(評論部門)を受賞した「言語についての小説 リービ英雄論」他、金子光晴、多和田葉子、磯﨑憲一郎、平野啓一郎、朝吹真理子、絲山秋子、李恢成――その作品と人を紡ぐ20篇。渾身の文芸評論集。

感想・レビュー・書評

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  • 評論も一つの物語なんだ。この本の一篇一篇を読んでいて、そう思った。引用があるから、評論の対象となっている小説を読んでいなくても、評論家が語る物語は読める。柄谷行人とかの評論はそうはいかないが、永岡杜人の評論は物語だ。『言葉が見る夢』を学術的に読む人もいるだろうが、私は、この本を永岡杜人が語る物語として読んだ。第三章「補遺鏡のなかの他者」まで読んで「あとがきにかえて」で作者が「同じ主題の変奏」と言っている意味がわかった。この本は、長大な物語なのだ。所々に『失われた時を求めて』が引用されているが、この評論家もプルーストと同じように一つの主題を追う長大な物語を書きたかったのだろう。

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著者プロフィール

 1958年、東京都生まれ。法政大学大学院人文科学研究科日本文学専攻博士課程単位取得退学。
 1984年から高等学校・中等教育学校社会科教員。2010年から法政大学非常勤講師を兼任。
 2009年、『言語についての小説 リービ英雄論』で第52回講談社群像新人文学賞評論部門受賞。著書に『柳美里という物語』(勉誠出版、2010)、共著に 『戦争の記憶と女たちの反戦表現』(ゆまに書房、2015)、日本社会文学会編『社会文学の三〇年 バブル経済 冷戦崩壊 3・11』(菁柿堂、2016、研究者としての名で論文を掲載)など、多数がある。

「2020年 『言葉が見る夢』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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