- Amazon.co.jp ・本 (173ページ)
- / ISBN・EAN: 9784887061057
作品紹介・あらすじ
世界の平均的家族の持ち物と暮らしレポート。高級車を4台もつクウェート。1頭のロバしかもたず毎日40分かけて水をくみに行くアルバニア。自家用飛行機2台と4頭の馬をもち今日を楽しむアイスランド。2週間も食べられなくてもすべて神様が決めることというインド、生きていることが成功の印というグアテマラは驚くほど物が少ない。テレビも飛行機も見たことがなくても仏に守られているかのように静かに暮らすブータン。物質文明の先端で信仰生活になぐさめを得ているアメリカ。環境や人口といった地球がかかえる問題を考えると子供の未来が不安だというドイツ。物が溢れる日本。
感想・レビュー・書評
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今更ながら良くできた本だと思う。
1994年の地球の家族です。
序文には
「写真と統計を通して、地球に住む人間に共通のヒューマニティと豊かな社会と貧しい社会をへだてる物資や環境の落差という両方の側面を同時にとらえようとする試み」とある。
写真に添えられている家族のデータベースが面白い。
選択国がアメリカ合衆国の旧敵国となっているため良かったのでしょう。
クウエートの24人用のソファーには思わずにんまりしました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
自分、物がありすぎと実感。
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発刊から30年近く経つので改訂版を望む。水平(地理的)比較だけでなく、時代(経時変化)も追って考察してみたい。
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また、少しずつ読みたいな〜
約30年前くらいだけど持ち物から、国というか家族の様子がわかって面白い。
他の国で、この本を見たらどう思うんだろうってそこがちょっと気になる。 -
ずーっと気になってた本。
世界中の普通の暮らしを写真に撮って回った本。みんなその国の中流階級の家らしいがここまで違うか!?と、思うほど。たしかに日本の家は狭くて物が多いなぁ!!!と、驚かされました。
しかもあとがきに、日本が一番嫌がりそうだから日本でオッケーが出ればあとはどこに行っても撮らせてくれるはず。と、アメリカ人のフォトグラファーが言っておりました。笑笑
結局、夕方週ニで居酒屋でカラオケを歌うカズオの家が紹介されてました。笑笑
淡々とカズオ一家のことが語られてこのなんとも言えない日本の中流階級の紹介が全文紹介したいくらいに面白かった。笑笑
日本以外も全部持ち物を家の外に出して撮影するんだが、ここに写ってない持ち物の詳細という欄があり、なぜかアーノルドシュワルツェネッガーのポスターと記載されてる国があって、色々読んでくうちにどうやら差別的な問題で持ってることを秘密にしなきゃいけなかったらしい。とか、ロシアの家族は家族写真を撮ったあとに父親が銃殺とか、戦争中の中流階級の家は半分崩れてて、さらに兵士に見守られながらの撮影とか。
世界中の中流階級の普通の暮らし。ものすごい興味深く、色々考えさせられるものがありました。 -
文化とは
避妊 -
世界中の一家の持ち物を全部外に出してもらって写真を撮るという壮大?なプロジェクト。世界の人々の暮らし向きを知るのに最適だが、こういう発想はなかった。今の日本と比べてもアイテム数はそれほど変わらないと思うが、普通のサラリーマンっぽいのに、別荘を持っているというのは、今では考え難いが、バブル時は普通だったのだろうか?
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<目次>
序文 ポール・ケネディ
惑星の賭け チャールズ・C・マン
世界地図と30か国
プロジェクトの実施方法 ピーター・メンツェル
第1部
マリ、南アフリカ、エチオピア、クウェート、イラク、イスラエル、スペイン、イタリア、ボスニア、アルバニア、ロシア、ドイツ、アイスランド、イギリス、アメリカ合衆国、アルゼンチン、ブラジル、配置、キューバ、グアテマラ、メキシコ、西サモア、ベトナム、タイ、インド、ブータン、ウズベキスタン、モンゴル、中国、日本、世界の食事、世界のトイレ、世界の子供
第2部
統計データで見る各国の現状と家族のプロフィール
30か国の統計一覧
参考資料
あとがき
協力者紹介
2017.06.04 予約
2017.11.07 借りる -
30年くらい前の世界の家庭。家の中の家具を洗いざらい出して玄関で撮影するスタイル。日本の平均的な家庭の物の多さに驚く。これの現代版が欲しいです。
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