- Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
- / ISBN・EAN: 9784887063358
感想・レビュー・書評
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発注者でも、設計者でも、施工者でもない、建築計画のプロフェッショナルとしての役割を、各章のタイトルにもなっている分かりやすい11の項目と実際のプロジェクトの事例で解説をしてくれている。
11の項目はそれぞれ腑に落ちる内容だったが、それだけではなく、実際のプロジェクトの状況に応じて、柔軟に立ち位置を微調整していくことが大切なのだろうと感じた。
発注者の意向を整理する立場であったり、敷地や地域の現状を整理して発注者側とコミュニケーションをとる役割であったり、関係する諸機関の意向をコーディネートし合意形成を図る役割だったりと、微妙に立場が異なるのが、この職能の特徴であると思う。
11の項目に、「ダイヤグラムは有効な道具である」というものと「ダイヤグラムに頼りすぎてはいけない」という相反するような内容が含まれていることからも、その役割のむずかしさを感じ取ることができる。
実践の中で積み重ねていくしかないであろうが、まずこのような職能の存在意義が社会のなかでも認められていくようになっていくことが必要であると感じた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
【配置場所】工大特集コーナー【請求記号】525.1||O
【資料ID】91142083 -
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