転換期を読み解く 潮木守一時評・書評集

  • 東信堂
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  • Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784887139527

感想・レビュー・書評

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  • 土曜日の午後の図書室は人も少なく、時間がゆっくりと流れ、独特の本のにおいの中で読書する授業前の時間が1週間の中で、至福の時間だ。 今回はあまり時間がなかったので、読みやすいエッセイ集を手に取った。カレマネやIDE等からの膨大な論考の集大成であり、ガチガチのアカデミックな論文とはまた違う、思考の種を拾うような読み方で読める。 私が陥りそうだったのが、過去の国の答申を、先行研究に見做して論説を加えていく修士論文があるそうだが、これは全く違うとのこと!これは「研究」ではない!

    ・暗黙知の世界、モード2(問題解決型研究)を研究することが必要。
    ・人文系の学者も計量分析ができないといけない。

    本書前半の追悼文の掲載数の多さにはびっくり。あと、あのアルトホーフ没後100周年記念式典の記事もおもしろかった。

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著者プロフィール

1934年、神奈川県生まれ。現在、桜美林大学大学院国際学研究科招聘教授。教育社会学専攻。
[主要著書]
『世界の大学危機』(中公新書、2004年)、『大学再生への具体像』(東信堂、2007年)、『フンボルト理念の終焉?』(東信堂、2008年)など。

「2008年 『ベトナムにおける初等教育の普遍化政策』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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