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- Amazon.co.jp ・本 (149ページ)
- / ISBN・EAN: 9784887203570
作品紹介・あらすじ
本書は「できるのにやる気がない」などと誤解されやすいLD(学習障害)の人たちが自立して働くことができるようになるためにはどのような課題を克服すればよいかについてまとめたものである。
感想・レビュー・書評
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LDの人は就労する上でどのような点が問題になり、どうした支援が必要かまとめた本。
就労の問題点としては
同時処理の難しさ、読み書きの困難さ、日によって変わる仕事への不安、機械などを使いこなせない、注意散漫になることなどがある。
また作業そのもの以外にも
興味や能力による欲求不満、状況対応の難しさ(なぜそうなったのか説明できない、努力が足りないと言われる、プレッシャーへの対応)、人間関係の問題などがある。
そのためには本人に仕事の分類を示し
(ものを作る仕事、きれいにする仕事、食堂・レストランの仕事、仕分けの仕事など)
職場でのマナーやルールを身につけ(SSTのようなもの)
実習などで経験を積むとよい。
また自閉症やLDの人は知的や身体、精神に比べ、障害による制度の適用に限界があるものもある。
しかし、きちんと地域の障害者職業センターなどとも連携を取り、就労し、またその状態が続けられるようにケアすることが大切なのだと思った。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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