図説海賊大全

制作 : デイヴィッド コーディングリ 
  • 東洋書林
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本棚登録 : 120
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (523ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784887214965

作品紹介・あらすじ

黒ひげ、キッド、モーガン、ドレイク…本書では、宝の山や海のロマンに取り憑かれた海賊たちの、船上での過酷な生活の様子や海賊船の構造、残忍な手口を克明に描きつつ、海賊たちが世界史の中で果たした役割と位置づけを明らかにする。貴重な資料も多数含まれている250点におよぶ図版とともに、夢と冒険だけにとどまらぬ、海のアウトローたちの現実の姿を浮き彫りにする。

感想・レビュー・書評

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  • 海賊関係のことを知りたいなら先ずはこれ、という一冊。「図説」というだけあって、イラスト的資料は多い。
    海賊の成り立ちからその活躍、船上生活、そして名を馳せた海の男たちのエピソードまで幅が広く、読み物として普通に面白い。
    海賊という言葉にときめく、海の男に憧れる、そういう方にはとてもお勧め。
    カラーの資料も美しく、規律違反で島に置き去りの刑にされた孤独な男の姿は、なんだか見ているだけで涙を誘う。

  • 古本で初版を入手しました。伏線考察に役立ちそうです♪

  • 古今東西の海賊について知ることができる。パイレーツオブカリビアンのイメージ以外の、倭寇とか。もちろん大航海時代は白人以外も多いとか、そういう話も知れてよかった。けど、海賊の遺体写真(だよね?)は衝撃的過ぎた。

  • 図書館で借りた。映画やアニメで出てくる海賊のファッションは海賊歴史に基づくものだったと再確認。海賊達の様子を描いた絵画も紹介している、戦利品の分配方法、有名なキャプテン達の事、最後に今の海賊達の現状。1700年代から2000年までの記録。

  • 各海域の海賊たちの歴史が詳しく書かれている。

    ただ日常が詳細には書かれていると感じられないのが残念。

    個人的には歴史を知りたいわけではなく、
    彼らが航海のあいだ役割ごとに何をしているのか、
    日常で発生したトラブル、その解決方法、
    そういったことがもっと知りたかった。
    (ざっくりとは書いてあるが)

    どうやらそういった歴史的資料は今日では
    あまり残されていないようである。
    繰り返すも残念。

  • 海賊の歴史を多くの文献、情報から数多く集めて実態として紹介した本。オムニバス的になっていて時間や場所が飛ぶので流れはよくないけど、「ほんとはこんなだったんだ」と素直に読めて面白い。今でいえば派遣社員の派遣切りみたいな状態から海賊が生まれたという歴史とか、実際の生活などが分かってとっても興味深い話ばかりだった。(海軍にいる方が生活が悲惨とか・・・涙。)そして、途中途中で出てくる、ブルック、ロロノア、黒髭、バーソロミューとかとかがちょっと気になったりした(某漫画?本当に関係あるかは知らないけど)。

  • 昔から私は海賊映画が大好きでした。題名とか覚えていませんが小さい頃ワクワクして見たような記憶があります。分厚い本で,昔から現在までの世界の海賊の歴史等がよーくわかります。知らなかったのですが,海賊という海の男達の集団に『平等と助け合い』のような精神が芽生え,近代ヨーロッパの精神を先取りするような歴史があるということでした。 海賊行為はマズイと思いますが,船乗りの世界からそんな精神が芽生えていったなんて・・・面白いと思いませんか?
     

  •  東京にいった時、海賊本を探してたらF様から、ぜひと勧められた本。どういう世界、社会状況から、海賊が生まれ、どうなっていったかを書いている。図てか、絵も多いので、非常にイメージが捕らえやすい。高かったけど(苦笑)それだけの価値ありました。
     にしても、実際はあんまりロマンティックじゃない海賊。が、当時の社会からはみ出した、てか、押さえ付けられることを拒否した故に海賊になった経緯とかに共感。
     もっとも、これで私の書くものがなんとかなりそうってことがないっていうのが、泣けるところだな(自爆)

  • まだ途中ですが、厚さだけあってかなりの満足感が得られそうです。

  • 名前の通り、海賊大全。面白かったけど、結構知っていることが多かったから☆4つ。

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著者プロフィール

増田義郎 ますだ よしお
1928年、東京生まれ。東京大学文学部卒業。東京大学名誉教授。専門は文化人類学、イベリアおよびイベロアメリカ文化史。『大航海時代叢書』(全42巻 岩波書店)の刊行を推進。主な著書に『インカ帝国探検記』『黄金の世界史』『太平洋』など。訳書に講談社学術文庫『西太平洋の遠洋航海者』(B.マリノフスキ著)のほか、『ワルツへの招待』(ロザモンド・レーマン著)、『片隅の人生』(サマセット・モーム著)などがある。2016年没。


「2020年 『アステカとインカ 黄金帝国の滅亡』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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