科学的に正しい英語勉強法

  • ディーエイチシー
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784887246003

感想・レビュー・書評

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  • 【感想】
    「Daigoはどーせ色モノ」とナメていたが、全くそんなことはなかった。
    やや突飛だったが、非常に参考になったし、内容もとても面白かった。
    あと、Daigoが慶応義塾大学出身っていうのは始めて知った(笑)頭いいじゃねーか。

    ・コツコツと勉強するのではなく、短期集中で勉強すること。
    ・1日1時間やるのではなく、週末に7時間まとめてやること。
    ・ぼんやりと学んだことを思い出す機会を増やす、「想起練習効果」を意識すること。
    これら3つは今までの勉強方法と全く違うけど、確かに効果的に思えた。

    だけど・・・
    本著で書いてあったテクニック云々は大切なんだろうけど、まずはやっぱり着手しないと畳水練で終わってしまう。
    それに、「英語が必要!」っていうシチュエーションでないと、それくらいの危機感がないと、確かに身につかないよね。
    四の五の言わず、積極的に取っ掛かり始める「最初の一歩」が大切だと感じた。


    【内容まとめ】
    1.日本人は英語ができないから話せないのではなく、話さないから英語ができないのである。

    2.日本人が英語を話せない7つの理由
    ①自信がない
    ②切羽詰まった理由がない
    ③積極性がない、そもそも話し掛けない
    ④コンプレックスが強い
    ⑤正しく話そうとする
    ⑥アウトプットの訓練をしていない
    ⑦ジェスチャーが乏しい

    3.英語には「愛嬌」がMUST!イタリア人を見習おう!
    問題は、言葉を知らない事ではなく、消極的である事や控え目である事。
    愛嬌を自然に身につける上のお手本として最適なのはイタリア人!
    積極的であっけらかんとしたどこか憎めない態度で女性を口説き続ける。

    4.語学は短期集中がベスト、これが鉄則。
    毎日コツコツではなく、語学は短期集中が効率的
    1時間×100日より、5時間×20日
    →週に1日、まとまった勉強時間をとること。

    1週間後には忘れてしまうのでは?
    →ちょうどいい。忘れた頃にする復習こそ効果的!

    5.思い出す事=想起
    思い出す事によって学習の効率が上がることを「想起練習効果」と呼びます。
    ぼんやりと学んだことを思い出す機会を増やす。
    もしくは、学んだ内容について実践してみる事が大切!

    6.よく覚えているか話せるのではなく、よく話すから覚えていられる!
    知識は使えば使うほど身につく。
    本を1回読んだだけでは、そこに書いてあることを覚えることはできません。
    だからといって何度も読み直すのは、時間がかかる割に効果は薄い…
    それよりも想起してアウトプットするべき!


    【引用】
    科学的に正しい英語勉強法


    日本人は英語ができないから話せないのではなく、話さないから英語ができないのである。
    常識を覆す、全く新しい英語の勉強法を提案する本。



    p19
    ・日本人が英語を話せない7つの理由
    ①自信がない
    ②切羽詰まった理由がない
    ③積極性がない、そもそも話し掛けない
    ④コンプレックスが強い
    ⑤正しく話そうとする
    ⑥アウトプットの訓練をしていない
    ⑦ジェスチャーが乏しい


    p37
    ・TED
    →様々な分野の専門家による公園を無料で視聴できるサイト。字幕付でテレビ放映もされている。
    内容が興味深いことは勿論、スピーチする研究者たちのプレゼンテーションが非常に巧み!

    日本の学校教育には、アウトプットの訓練が圧倒的に不足している!
    英語力以前に、ほとんどの日本人は流暢に話すこと自体が苦手なのです。


    p48
    ・英語なしで会話するには?
    ①愛嬌
    問題は、言葉を知らない事ではなく、消極的である事や控え目である事。

    愛嬌を自然に身につける上のお手本として最適なのはイタリア人!
    積極的であっけらかんとしたどこか憎めない態度で女性を口説き続ける。


    ②ノンバーバルコミュニケーション
    最初の20~30秒が勝負!
    言葉を用いずに相手の興味を引いたり笑わせれる特技があれば、それだけでコミュニケーションは成り立つ!
    言葉なしても通用する特技を探してみよう!


    ③キットカット
    要するに、日本のお土産で相手の心を掴む


    p84
    英文法を手軽に学ぶオススメ教材
    「山口英文法講義の実況中継」
    「大西泰斗のイメージ英文法」


    p88
    ・毎日コツコツではなく、語学は短期集中が効率的
    1時間×100日より、5時間×20日
    語学は短期集中がベスト、これが鉄則。
    →週に1日、まとまった勉強時間をとること。

    1週間後には忘れてしまうのでは?
    →ちょうどいい。忘れた頃にする復習こそ効果的!


    p99
    思い出す事=想起
    思い出す事によって学習の効率が上がることを「想起練習効果」と呼びます。

    ぼんやりと学んだことを思い出す機会を増やす。
    もしくは、学んだ内容について実践してみる事が大切!

    インプットは短時間で済ませて、アウトプット(=思い出す時間)を長くすること。これが鉄則!


    p116
    ・睡眠学習
    睡眠時にCDを聞いた被験者のほうが、単語を思い出す確率が高い!
    起きている間にインプットした単語を、ノンレム睡眠中にもう一度インプットすることで想起率が上がる!


    p117
    ・インターリービング睡眠
    →午前中勉強したら、一旦眠って、午後に続きを勉強するという手法。
    ポイントは、「学習を中途半端なところでやめる」ということ。


    p126
    ・知識は使えば使うほど身につく。
    本を1回読んだだけでは、そこに書いてあることを覚えることはできません。
    だからといって何度も読み直すのは、時間がかかる割に効果は薄い…
    それよりも想起してアウトプットするべき!

    よく覚えているか話せるのではなく、よく話すから覚えていられる!


    p176
    ・TEDICT
    TEDはアウトプット教育をほとんど受けてきていない日本人の弱点を補ってくれる、とても優秀な英語教材。
    しかも、プレゼンだから、人を動かしたり説得したりするのに使える表現も多く、実戦的。

    ・Siri(英語版)
    正しい発音でないと反応しないため、トーキングや発音確認の練習になる

  • 日本人が英語が話せないのを、明快に示して内容の本に感じた。頭のいい人はできるかもしれないが、正しい英語で話すことは難しい。そのことに気を取られていると、話すことに委縮してしまい、スピーキング能力の発達を阻害することになる。

    この本では、間違っていても会話を、まずはコミュニケーション能力をつけようということを言っている。文法の正確性とかはあとからついてくる、といったことが書かれている。愛嬌やノンバーバルコミュニケーション、そして贈り物といった直接会話とは関係ない部分で、話し相手と近づくというのはいい戦略だと思う。

    この本で出てくるナンパの小話で、失敗回数を競争したらもっとも失敗した人がもっともナンパに成功した、という話があるが、失敗した回数分、成功や成長に近づく的なものを改めて感じた。

    英語の会話でも間違った文法を使って間違ってもその分成長できると思えれば、英語の会話への取り組みかたも変わってくると思う。

  • メンタリストDaiGoさんによる英語勉強法。
    さすが、とても論理的で実践的で、今手に持っているスマホをつかってすぐ始められることばかり。初動の20秒。早速Siriの英語版を設定してむやみに話しかけまくってます。

    **
    うまく話せた成功をカウントするのではなく、英語で失敗した回数をカウントするつもりで、どんどん失敗の数を増やしていくのです。

    「英語を話せる=英語でうまくコミュニケーションが取れる」ではありません。英語力とは別に、うまく伝えるか、豊かに表現するかという課題に取り組まなければなりません。英語力で悩む前にまず、言葉以外のコミュニケーションスキルを鍛えておくことも、グローバル社会で生き抜いていくために、とても大切なことなのです。

    大事なのは、外国語に触れる量、外国語学習に割く時間をしっかりと確保すること。現地に住むという方法は、強制的に量を確保できるという点で有利である、というだけのことです。

    学習を続けることは、学習法が優れていることよりもはるかに大切だということは忘れないでください。

    しっかりと知識を定着させたいのなら、思い出そうとして努力するプロセスを通過するようにしなくてはいけません。思い出すためには、いったん忘れる必要があります。したがって、忘れる前に復習をしてはいけないのです。

    わざときりの悪いところで学習を終えると、ずっと心に引っかかって思い出しやすくなるのです。連続ドラマやアニメなどが、続きの気になるところで中途半端に終わると、1週間たってもはっきり覚えているのと同じ原理です。

    分散学習で「忘れる時間」をつくる。

    和訳の表現を自分の言葉に置き換えるのも、立派な要約です。あるいは自分の身近な状況に置き換える。

    インプットは準備作業を重視する。プレリーディング、プレライティングを行う。

    フィードバックのある教材を選ぶ。

    多読は「レクサイル指数」で自分のレベルを知ってから。

  • 発行されてすぐ購入し読んだのですが
    ちゃんと英語勉強したいなぁと改めて思い、復習として読み返しました。

    説得力があって すぐ行動できるような内容が多いなぁ。(いつものこと)

    頑張ろ!笑

  • 英語を学ぶ前のメンタル的なことがメイン。
    コツコツ長期的に学ぶよりも短期で集中的にやった方が身に着くというのは実践して試してみようと思う。

  • DaiGoさん自身の経験とメンタリストとして加味した英語学習法を紹介。「たしかに」と思うことが多々あった。特に通常の英語学習本では語られることがないメンタル面での英会話への障壁には、アプリを使った性格診断によりメンタルが高い自分は、積極的に会話をしてみるというアドバイスが非常にしっくりきた。いくら机上で勉強しても実践してみることの重要性を改めて自覚したので、これからは英会話に限らず積極的にコミュニケーションをとっていきたいと思った。
    その他にも、反復学習も一度学習したことを忘れたころに苦しんで想起することの重要性や、単語や文法のインプットは最小限にしアウトプットを重視すること、毎日コツコツ勉強するより週末にまとめて勉強する方が効果的であること、睡眠学習は一度勉強したことを再度インプットするのには効果的であること、マインドマップが想起学習に活用できること、多読では日本語でよいので自分の言葉で要約すること、20秒で始められる環境づくりが習慣化のカギであることなど得るものが多かった。


    ・日本人が英語を話せない7つの理由。
    ①自信がない。
    ②切羽詰まった理由がない。
    ③積極性がない。そもそも話しかけない。
    ④コンプレックスが強い。
    ⑤正しく話そうとする。
    ⑥アウトプット訓練をしていない。
    ⑦ジェスチャーが乏しい。

    ・英語ができなくても「会話」ができるテクニックとして、言語を超えて人間関係を築く。
    ①イタリア人のような陽気な愛嬌。
    ②特技を生かしたノンバーバルコミュニケーション。
    ③抹茶味のキットカット(コミュニケーションのきっかけ作り)。

    ・母国語以外の学習が、年齢を問わず、脳内ネットワークを強化し、発想力と柔軟性がアップすることがわかったのです。

    ・しっかりと知識を定着させたいのなら、思い出そうとして努力するプロセスを通過するようにしなくてはいけません。思い出すためには、いったん忘れる必要があります。したがって、忘れる前に復習をしてはいけないのです。
    ・験勉強法の本には、「問題を見てわからなかったら、すぐに答えを見ろ」と書いてありました。わからない問題を前に苦しんでいる時間がもったいない、というのです。大学受験や学校のテストなど、目前に期限が追っている勉強なら、この方法でいいのでしょう。ここで記憶しなければいけない知識は、試験が終われば忘れてしまってもいい知識だからです。
    ・ところが、語学学習はそうではありません。外国語を身につけて、これから先の人生で使っていくための、超長期的な学習です。だとすると、知識はできるだけ長期的に定着するような形で学ぶべき、ということになります。

    ・「多読や多聴で自然に文法が身につく」という主張には根拠がないということ。音源を聞き流していれば、自然と英語を使いこなすルールが身につくわけではないということです。
    ・他方で、文法の力がついても文法の試験問題を解くのがうまくなるだけで、実際に英語の運用能力が上がるわけではないのではないか、と言われているのです。
    ・現時点での専門家のコンセンサスは、「文法は、やるにしてもそこまで時間を使わない。そのぷんをアウトプット訓練に費やしたほうが有益」。

    ・「西口英文法講義の実況中継」(語学春秋社)は、受験参考書ではありますが、大人の英語学習にも使える名著として推奨できます。2分冊なので、一見するとボリュームがあうそうですが、講義録形式で読みやすく、わかりやすい。特に本を読むのが速くない人でも、2週間もあればざっと目を通すこと力できるでしよう。
    ・受験参考書は好きじゃない、という人なら、「天西泰斗のイメージ英文法」(DHC)もおすすめです。フルカラーのイラストや画像を使って、英文法のエッセンスを「基本イメージ」に変換し、視覚的に理解することができます。DVD付きなので、本を読むのは苦手だけれど短期間で英文法をひと通り学びたい、という人には最適です。

    ・英単語を勉強した理由はひとつだけで、単語に慣れること。ここでも、目的は本格的に勉強をする前の「慣れ」をつくることです。英文を見たときに、知らない単語が多いとやる気がなくなってしまいます。逆に、はっきりと意味を覚えてはいなくても、なんとなく見覚えのある単語ばかりの文章だったら、読んでみようかという気になるわけです。そんな狙いがあったので、「英単語ターゲット1900」(旺文社)のうちでしっかりと暗記したのは前半の基礎の部分だけで、後半のやや発展的な単語については本当に見るだけでした。見て、抵抗をなくせば単語帳の役割は終わりです。あとは、実際に大量の文章を読んだり、英語音源を聴いたりといった実践的な学習をする中で語彙を増やしていけばいいのです。
    ・英単語の習得にもっとも効果的な手法は「間隔反復」であると確認されています。要するに、単語は何度も繰り返し、しかも時間の間隔をあけて記憶したほうが効果は高いということです。ただし、どれぐらいの間隔を空ければいいのかは、実はまだよくわかっていません。現時点では、自動で英単語の間隔反復ができるソフトを利用するのが良いでしょう。

    ・一日コツコツ、少しずつというやり方は、効率の悪い外国語学習法であることがわかっています。もっとも効果があるのは短期集中型の授業です。「毎日ひとつ、英会話のフレースをコツコツ覚えていく」という勉強法よりも、「休日に集中して1日で20個のフレーズを覚える」ほうが効果的です。現在の知見では、少なくとも語学学習については、週に1回、まとまった時間をとって勉強するほうが効果的なのです。

    ・語学学習において、効率的とは、楽をできるという意味ではありません。短時間で最大の成果を得られるということです。短期的につらい学習が効果的なのです。

    ・思い出すこ=想起には、大きな学習効果があります。何かを学んだあと、その内容を想起することで、学習内容は記憶に残りやすくなるのです。思い出すことによって学習の効率が上がることを、想起練習効果と呼びます。勉強しないのにできる学生は、おそらく無意識にでしょうが、この想起練習効果を利用しているのです。したがって、授業のあとに復習をするのであれば、テキストやノートを開いて見直すのではなく、問題集を開いて解いていくのが正解、ということになります。また、想起の機会として、定期的に小テストを受ける、といった方法も有効です。
    ・重要なのは、知識をインプットすることではなく、インプットした知識を思い出すこと。効果の高い学習をするためには、インプットは短時間でサラリとすませて、アウトプットの時間=思い出す時間を長くすること。

    ・私は毎日大量の本を読みますが、特に内容をしっかりと理解し、ものにしたい本についてはマインドマップでノートを取るようにしています。ちなみこ、その際はiThoughtsという有料アプリを使っています。マインドマップで読書ノートを取るポイントは、見出しに疑問文を使うことです。通常の「第2章 最適な学習方法」のような見出しにするのではなく、「最適な学習方法とは?」という疑問文を使って、その下に5つの枝をつけるようにします。そして、取適な5つの学習方法についての項目を収納して隠しておけば、画面上には「最適な学習方法は?」という「問題」だけが表示される形になります。あとでこのノートを見なおすときには、「最適な学習方法ってなんだつたっけ?5つあるんだよな」と想起してみるのです。20分くらいはがんばって想起をしてみます。こうして悪戦苦闘してからタップして枝を表示し、「答え」を見るようにすると、内容をしっかりと記憶することができます。

    ・語学学習において、知識を実践的、具体的な問題で試す場をつくるという意味では、その言葉が使われている現地に行ってみるのがもっとも効果的です。国内であれば、ネイティブと知り合う場としては、都市部なら英会話カフェのような場所がありますし、東京・六本木のスターバックスのように外国人のたまる場になっている場所も大都市なら確実にあります。曰本に来る外国人は日本人と親しくなりたいと思っています。積極的に行動する人にとってはチャンスなのです。

    ・睡眠学習と聞くと、ただの迷信のように思われる方も多いかもしれませんが、脳をスキャンしてみると、確かに脳は睡眠中も学習をしているそうです。ただし、それはインプットに限り、アウトプットには使えないということもわかっています。これはつまり、睡眠学習は復習に使えるということです。知らない単語を寝ている間にインプットしても使えるようにはなりませんが、しかし起きている間にインプットした単語を、ノンレム睡眠中にもう一度インプットすることによって、想起率が上がります。

    ・世の中には、新しいことを学ぶのが得意な人がいます。その秘密と思われるメソッドが、精織化と呼ばれる方法です。精緻化は「要約」と「関連付け」のふたつのプロセスによって成り立っています。
    ・要約というと、「長い文章を短くまとめること」というイメージが強いかもしれませんが、つまり新しく学ぶことを自分の言葉に置き換えるということです。読書においても、本の文章をそのまま抜粋してノートを取るのではなく、自分の言葉に置き換えて要約すると、はるかに理解は深くなりますし、記憶にも残りやすいです。なお、要約は英語でなく日本語でも同等の効果が得られます。
    ・知識は、目分の持っている知識と関連付けることで、覚えやすくなるのです。単語はそれだけを覚えようとするより、文章やフレーズで覚えたほうが定着度が高いという結果が出ています。これも、既存の知識との関連付けができることの効果だと言えるでしょう。

    ・インプットの方法として科学的に証明された効果的なテクニックとして、「プレリーディング」または「プレライティング」と呼ばれるテクニックがあります。そのテクニックとは、読書(もちろん、学習用のテキストや参考書を読むことも含みます)をする前に、その本に何が書いてあるのかをおおまかに把握すること、自分がそこから何を学びたいのかを明確化すること、キーワードになうそうならのを目次からピックアップすること・・・・といった準備作業をするというものです。
    ・要するに、インプットをする際に、いきなり読み始めない。うかつに進めてはいけない。事前にどんなテキストなのか、自分がこのテキストから学びたいことはなにかを考えた上で、特に注目すべきキーワードなども意識してから読み始めよう、というわけです。具体的なやり方としては、テキストに取りかかる前に、「この本(この章)はどんなトピックを扱っているのか?」を3つ書き出してみる、という方法がやりやすいと思います。さらに、今から読む教材の目的をはっきりさせておくことも重要です。つまり、自分がその本を読んで何を学びたいのか、どんな知識を手に入れたいのかをはっきりさせましょう。

    ・ネイティブスピーカーとのビデオチャットレッスンはもちろん、自動音声認識を使った学習、つまりスマホの語学アプリなどでの学習にも十分な効果かあった、ということです。ポイントは、チャットの相手であれ、自動音声認識であれ、何らかのフイードてツクを返してくれる方式であること。こちらが働きかけ、何らかのフイードバックが返ってくるというタイプのオンラインサービスを使いましょうということです。その面から見ると、スカイプ英会話やDoulingoは合格ということになります。
    ・英語学習の効率を高めるという意味でも、「とりあえず、英語が出来なくても話そう」「下手な英語でもいいから使ってみよう。そうすれば英語力は上がる」ということを改めて強調しておきたいと思います。

    ・多読には効果があるが、それは文章中の98%の単語を知っている場合だけです。つまり、自分の語棄力と比べて、ほんのわずかに難しい英文を大量に読んでいく学習法には効果があるというわけです。自分の語彙のレベルと教材のレベルを測るには、レクサイル指数が適しています。TOEICのリーディングスコアから求めることができ、Amazonにはレクサイル指数別に書籍を選べます。
    ・さらに多読学習の効果を高めてくれるのが要約です。

    ・人間は、作業に取りかかるときに必要な時間を20秒短縮するだけで、それを習慣化しやすくなる一方、取りかかるまでの時間が20秒増えるだけで、習慣化した行動をやめられるというのです。

    ・すぐに試せる英語学習ツール。
    ①EDICT:TEDICTでは、TEDの動画を視聴しながら、聞き取った英語を入力していくのですが、ディタテーションが間違っていると先に進めないようになっています。正しく聞き取り、書き取れるようになるまで、繰り返し練習できるわけです。
    ②iThoughts:既出のマインドマップとして活用する学習方法。
    ③Siri:Siriの英語版は、使用者の発音に対してかなりシビアです。自分の英語の発音をチェックしてくれるフィードバックのツールとしてSiriを活用するようにしています。前述のTEDICTでディクテーションをするときに、Siriの音声入力にしてみましょう。通常のディクテーションは「聞き取って書く」ですが、「聞き取って発音する」に変えるわけです。

    ・これまでに心理学の世界では、性格診断のテストがいくつも生み出されて来ました。その中で、もっとも使いやすく、信頼性の高いものとして、現在幅広く活用されているのがビッグファイブテストと呼ばれるものです。

  • 英語をより効率的に学ぶためには?

    ■課題

    - 切羽詰まった状況がない
    - アウトプットの場がない
    - 正しい英語を話そうとするため
    - 外国語に触れる時間、学習する時間が圧倒的に不足している

    ■効率の良い学習法
    - 想起学習
    - 短期集中型学習
    - ディクトグロス 映画を見て単語をメモして英文化していく作業
    - 分散学習で脳に高負荷をかける(忘れる時間をあえて作る)

    ■良い言葉

    - 限界まで脳を使った方が学力を向上する。しっかりと脳に定着させたい場合は、頑張って思い出すというプロセスが大切
    - 勉強が楽しくなったら危ない(脳に定着しずらい)
    - 外国に行くことが良い理由
    想起学習が強制的に行われるからである
    - 抽象的な知識の具現化は、知識を定着させるために重要なこと
    - - 苦労して学習すれば、脳が学習に適した形になっていく
    - 外国に行って人生観が変わったという感覚は、脳が母国語以外ににさらされることで、発想力と柔軟性が向上し、物事に対する見方が変わったということ。したがって、外国語を学ぶことで脳が変わるのだ。

    ■感想

    知識を身に付ける、新しいことを学習することの大切さとその方法について学ぶこおtができた

    ★メモ

    - 母国語以外の学習が、脳内ネットワークを活性化し、脳が学習に適した脳へ変わったいく
    - 毎日少しずつ学習するのではなく、まとめて学習する方が身に付く
    - 想起学習が良い。思い出せないからといってすぐに調べるのでなく頑張って思い出す。だからテストは問題集を解くことはより身に付く。頑張って思い出した、苦しい状況で身につけた知識の方が長期で定着する
    - 語学学習をする上で年齢は関係ない。むしろ新しい知識を学び続けた方が脳が学習に適した脳になって老化を防ぐ
    - 外国に行って人生観が変わるという感覚は、新しい価値観や考え方、風景や人間に触れることで、脳に新しい刺激を与えて、これまでにない発想や考えを持つことができる。
    - 忘れる前に復習するのではなく、忘れる頃に想起学習をして知識を定着させる
    - 自分の性格に合った学習法を選択する
    - 圧倒的に不足している英語学習時間
    - 分散して学習をする。角度を変えて一定時間で学習項目を変える

  • 日本人英語苦手なぜ?
    →コンプレックスが強い、正しくしようとしすぎる、コミ障
    語学は 1日×100日<5時間×20日
    短期間学習

  • 英語学習は短期集中で、2400〜4160時間のインプット学習は必要。
    英語学習の方針が立てられ、学習のモチベーションが高まった。

  • ◆読んで私はこうする!
    ★cakeでの学習を1日5分にし、週末に15分以上学習する→どんなに忙しくても、1日5分必ず取るようにする。
    ★毎日の学習をサボりたくなったら、そもそも英語を学ぶ理由は何なのか?を思い出す。

    ◆まとめ
    ★日本人は英語ができないから話せないのではなく、話さないから英語ができない
    ◇日本人が英語を話せない以前の7つの理由
    1.自信がない
    2.切羽詰まった理由がない
    3.積極性がない/そもそも話しかけない
    4.コンプレックスが強い
    5.正しく話そうとする
    6.アウトプット訓練をしていない
    7.ジェスチャーが乏しい
    ◇英単語を100回書くのは無意味
    →筋トレのようにギリギリまで負荷をかけるような学習法が良い
    ◇ 1時間× 100日< 5時間× 20日
    →語学は短期集中がベスト
    →週に1日、まとまった時間を作ろう
    ◇日本人の英語学習の感じが良い子
    1.若いうちの方が良い
    →学習開始による年齢は関係ない
    2.学校英語で充分
    →実は知識の量が足りていない
    3.繰り返し復習で力がつく
    →忘れる前に復習してはいけない
    4.文法をまずマスターすべき
    →文法を必死に覚える必要は無い
    5.毎日コツコツが大切
    →短期集中が効果的

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著者プロフィール

英国発祥のメンタリズムを日本のメディアに初めて紹介し、日本唯一のメンタリストとしてTV番組に出演。その後、活動をビジネスやアカデミックな方向へ転換、企業のビジネスアドバイザーやプロダクト開発、作家として活動。著書は累計400万部。ビジネスや健康法、恋愛や子育てまで幅広いジャンルで人間心理をテーマにし、YouTubeや独自配信アプリ【Dラボ】にて動画配信を精力的に行っている。趣味は1日10~20冊程度の読書、猫と遊ぶこと、筋トレ。

「2024年 『ダークメンター』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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