実証的教育研究の技法

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  • 大学教育出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (153ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784887303744

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  • ◎信州大学附属図書館OPACのリンクはこちら:
    https://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BA46431558

  • 現職だが、教育論文・研究に関心があり手に取った。とても読みやすく、分かりやすい。データの取り方や論文の構成など、初心者でもイメージをもつのに最適な内容である。

    ・教育研究を否定することは素人でもてまきるが、代案を出せるのは専門家(玄人)だけである。
    ・教育研究の面白さは、その仮説が教師・生徒としての日常経験から作られる部分が大きいこと。
    ・質的研究に関して、誰も人間の直感や主観が一般的でないと証明したわけではない。
    ・質的研究におあては、実態からモデルを定立するとを主眼とするべき。
    ・パーシングの公準…いかなる現象でも、それを合理的に説明できる仮説は無限にある。
    ・口頭発表…オリジナリティ、意義、過程、判断基準
    ・筆者の経験では、論文、講義、学会発表の難解さには明らかな相関がある。サービス精神。
    ・研究とは、ある人が感じて信じているものを、他の人より多くの人に感じて信じてもらうこと。
    ・大学院に行くことについてのメリット

  • 論文作成で学生・院生が躓きがちな「研究のとっかかり」「データの定義」「具体的な論文の記述」のポイントをわかりやすく述べる。大学院で教育研究を行いたい人へのアドバイスもあります。OPAC → http://t.co/vojfJIOXh5

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著者プロフィール

1959年、東京生まれ。1982年、筑波大学第二学群生物学類生物物理学専攻を卒業。1984年、筑波大学教育修士修了(教育学修士)。1985年、東京都高校教員。現在、上越教育大学教職大学院教授。2003年、博士(学校教育)(生物、地学/「巨視的時間の距離感形成に関する研究」)。科学教育研究奨励賞(日本科学教育学会)、教育研究表彰(財団法人 教育研究連合会)、理科教育研究奨励賞(日本理科教育学会)、理科教育学会賞(日本理科教育学会)受賞。主な著書に、『気になる子への言葉がけ入門』『クラスと学校が幸せになる『 学び合い』入門』『子どもが夢中になる課題づくり入門』『アクティブ・ラーニング入門』((明治図書)、『クラスが元気になる!『学び合い』スタートブック』『クラスがうまくいく!『学び合い』ステップアップ』『学校が元気になる!『学び合い』ジャンプアップ』『すぐわかる!できる! アクティブ・ラーニング』他

「2022年 『部活動顧問の断り方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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