Be Happy iwago mitsuaki radio essay
- 東京FM出版 (2010年10月14日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (140ページ)
- / ISBN・EAN: 9784887451728
感想・レビュー・書評
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動物写真家として有名な岩合氏の本「Be Happy」。
著者が出演したラジオ番組「岩合通り」から生まれた写真集で、30枚の写真とそれぞれにまつわるエッセイが添えられています。
表紙はロッキー山脈で観たという「キンイロジリス」。
黄色の花の香りに目を細めてうっとりとしているように見えるでしょう?
ところが、この後パクリと食べてしまうのです。
あまりの可愛さに翌日も観に行ったところ、二度と見られなかったという岩合氏。
「野生動物は食べる物の旬を本当によく知っています。その旬を狂わせるのがヒトなのです。」
という言葉が続き、更に「観光客からエサを与えられれば楽して食べる方を選び、それによって身体のバランスは崩れていく。
―野生動物は、エサを与えるよりもその暮らし方をそのまま観る方が、ずっと楽しいですよ」と結んでいます。
可愛さにつられて読み始めると、胸が痛くなるような記述がいっぱいあります。
例えば倒れて動かなくなった母親ゾウ。
それを3匹の子ゾウたちが取り囲むようにしてたたずみ、揺り起こそうとしています。
起きあがらない母ゾウ。元気のない子ゾウたち。
やがて夕闇が迫る頃、子ゾウたちは母ゾウを置いて去っていきます。
その真剣な命の営み。大自然の厳しさ。
うかつな言葉などはけません。
一番気になったのは12月のカナダで出逢ったという「オオカミの遠吠え」。
オーロラの動きが最も激しいときオオカミが遠吠えするというのです。
著者も思わず背筋が凍ったと言うオーロラへの畏怖。
オオカミも同じではないのか、と氏は言っています。
現地のイヌイットたちは「オーロラには音がある」と言うのだとか。
可愛いだの、動物たちを観て癒されるだの、そんなことはとてもじゃないけれど言えません。
岩合氏の視線はヒトを観るのと同じ視点で動物たちをとらえます。
もちろん、とらえた一瞬の写真はとても魅力的。
なのに、そう感じる自分を一方でおこがましく思う一冊です。
この地球に生きる意味をしみじみと考えさせられますよ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
デザイン/中岡一貴(アトリエ・シーレ)
DTP/松本真由美(アトリエ・シーレ) -
アオアシカツオドリが!!
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コアラとリスと白クマかわいすぎる!
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表紙のかわいい表情を眺めているだけで心がとろけそうです。
いろんな動物の写真が紹介されていて、その写真を撮ったときのエピソードが添えられています。
気に入ったのは、本の構成が、文章→写真だったことです。
逆だったら、先に写真を見てしまって、文章を読んだときの想像力の幅が狭くなりそうで・・・
最後のほうに載っているキリン。もうちょっとアップで見てみたかったなぁ!
動物嫌いな人以外へのプレゼントとして、いい本だと思います。 -
表紙が本当に可愛いです。
キンイロジリスがまるで花を引き寄せてキスをしているような写真で、実に可愛い(´`*)
実際は花を食べてる写真らしいのですが(笑)。
そんな愛らしい写真もあったり、野生動物の美しさや過酷さを撮った写真もあったり…と多種多様です。
個人的には表紙のリスも好きですが、赤い花畑の中のホッキョクグマの写真は美しく、幻想的で好きです。
写真集の内容は主に野生の動物の写真で、それらの動物を撮った時の状況や撮った動物の説明などが写真と共に紹介されています。
この紹介文も興味深く、ペンギンとアザラシの話にはクスッと笑えました。
満足度は★★★★☆。
岩合光昭さんの写真は素晴らしいです。 -
表紙の写真が可愛くて可愛くて、本屋で見かけたときに一目ぼれしました。
動物の写真好きです。
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表紙に一目ぼれ★
どれもやさしい写真で、疲れた心をいやしてくれます。
風景の写真も素敵!!
動物は、自然の中であるべき姿でいるのが一番幸せなんだろうなと感じました。 -
表紙がマジでかわいいです。
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かわいい動物だらけでいいなぁ
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またもや岩合サンにやられたー!リスが花にキスって!!