個人のたたかい 金子光晴の詩と真実

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  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784887470088

感想・レビュー・書評

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  • 金子光晴の人生を知った後
    「子供の徴兵検査の日に」を読むと
    とてつもなく迫ってくるものがある!

  •  戦争賛美詩を書いた高村光太郎と真反対、反戦詩を書き続けた強い信念の詩人、金子光晴。金子光晴の生涯を、詩人茨木のり子が描きました。「個人のたたかい」、金子光晴の詩と真実、1999.11発行。息子の兵役を免除させるため、雨の中に裸で立たせるなどして気管支カタルの病気にしたことなど、反戦の思いは徹底していたようです。

  • 仏燈をたやさず、
    という茨木のり子の言葉。

  • 金子光晴の紹介以上のものではないが、今度読んでみようと思わせてくれた。

  • 著者の金子光晴に対する尊敬と思慕にあふれた伝記。特に反戦を貫いた姿勢に敬服している様子がひしひしと伝わる。「寂しさの歌」は長いのに少しも助長に感じ無いのがすごい。「子供の徴兵検査の日に」も良い。

  • 金子光晴さんのことが大好きな茨木のり子さんが書いている本だから、さぞかし思い入れとか独自の解釈とか披露されてるに違いない、と思い、よく立ち読みしながら買ってしまいました。。
    これ、「詩人」を読みやすくしただけですね。。。
    う〜〜〜、読みやすいので人に勧めるにはいいかもしれないけど、「詩人」を何回も読み倒している者としては、ちょっと失敗でした。
    立ち読みすればよかった。。

    金子光晴自伝「詩人」を読んだことのない人は読んでみてもいいかも。
    でもその後絶対「詩人」も読むべきです。

    茨木さんが金子光晴のことを少しでもいろんな人に知ってほしいという意図で書いたんだろうな。
    その想いには共感。

    他の人がやってたら飯のタネにしやがって!!って怒るところですw

    山之口獏さんのは、彼の遍歴を知らないので楽しみです。

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著者プロフィール

1926年、大阪生まれ。詩人、エッセイスト。1950年代より詩作を始め、53年に川崎洋とともに同人雑誌「櫂」を創刊。日本を代表する現代詩人として活躍。76年から韓国語を学び始め、韓国現代詩の紹介に尽力した。90年に本書『韓国現代詩選』を発表し、読売文学賞を受賞。2006年死去。著書として『対話』『見えない配達夫』『鎮魂歌』『倚りかからず』『歳月』などの詩集、『詩のこころを読む』『ハングルへの旅』などのエッセイ集がある。

「2022年 『韓国現代詩選〈新版〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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