二人が睦まじくいるためには

著者 :
  • 童話屋
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本棚登録 : 320
レビュー : 41
  • Amazon.co.jp ・本 (157ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784887470378

感想・レビュー・書評

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  • 二人が睦まじくいるためには
    愚かであるほうがいい
    立派すぎないほうがいい

    結婚式でよく読まれる、「祝婚歌」はとても有名ですね。

    吉野さんの作品をきちんと読むのは初めてでしたが、詩集に集められた作品は小さな日常を静かに営む家族の視点でした。

    (詩人、長田弘の死を悼み)

  • ブクログ通信で知った本
    「祝婚歌」YouTubeで合唱を聴いてみた
    メロディにのせた方が少しは良さがわかったような・・・ この手の詩への感情は人より薄い・・・

    好みの詩は
    「夕焼け」電車でおとしよりに何度も席をゆずらなくていけないような状況におかれたやさしい心の持主の娘
    やさしい心の持主は他人のつらさを自分のつらさのように感じるから。
    やさしい心に責められながら・・・
    「奈々子に」
    作者から娘さんへおくりたいもの
    健康と自分を愛する心
    「風が吹くと」
    風が吹くとお池の水にシワが出来るのね
    なにが吹くとおじいさま
    おでこやほっぺにシワが出来ちゃうの
    ~子どもらしいかわいいつぶやき

  • 吉野さんの言葉はとても美しい。
    知性のきらめき。慎重に慎重に、選ばれた言葉なんだろうと思う。
    美しくて、ちょっと切なくて泣けてくる。
    お父さんとしての愛情を随所に感じるせいかもしれない。

    読むほどに、とても良い詩集。
    傷ついたり悩んだりすることがあれば、必ず力になってくれるだろう。
    ありがたい。
    恩師に頂いたものです。大切にします。

    • komoroさん
      本当にいい詩集だと僕も思います。
      辛いとき、苦しい時に読み、嬉しいとき幸せな時に読み何度も読み返していきたいですね。

      これからの人生...
      本当にいい詩集だと僕も思います。
      辛いとき、苦しい時に読み、嬉しいとき幸せな時に読み何度も読み返していきたいですね。

      これからの人生にきっと必要な詩集に出合えた気がします。

      そして、また感想を伝えあいたい詩集です。

      尊敬する教え子へ。
      2015/05/08
  • ゆったり ゆたかに
    光を浴びているほうがいい
    健康で 風にふかれながら
    生きていることのなつかしさに
    ふと 胸が熱くなる
    そんな日があってもいい

    ……理想の生き方。

    人は生きていく中で人を愛し、愛され、穏やかな時、激しい時、出会い、別れを繰返し経験し一生懸命に生きている。
    今、この詩を読んだことでほんのちょっとだけひと休みできた気がします…。

    特別な人に対する思い、10年後にこの詩を読んで何をどう感じているのだろう。

    そう思うとまた、これから暫く生きて行くことがすごく楽しみになってきました。

    お気に入りは、「ひとに」「夕焼け」です。

    • 9nanokaさん
      私もこういう生き方に憧れます!
      あと、夕焼け、私も好きです。ちょっとうるっときました。
      ひとに、は吉野さん、凄い頭の良い人なんだろうなと...
      私もこういう生き方に憧れます!
      あと、夕焼け、私も好きです。ちょっとうるっときました。
      ひとに、は吉野さん、凄い頭の良い人なんだろうなと思いました。
      本当に素敵な本だと思いました。こういう本は後まで残りますよね。何度も読み返すお気に入りになりそうです。
      2015/04/23
  • 優しいまなざしの観察者
    母を、子を、神聖なもののように見つめている

    奈々子に が特に好き
    子に対する、これ以上の愛はないと思う

    ひとはほかからの期待に応えようとして、自分を駄目にしてしまう
    自分を愛することをやめるとき、ひとは他人を愛することをやめてしまう

    自己肯定感が大切という風潮は最近のものだと思っていたけれど、ずっと前からそれを伝えている人がいたなんて

  • すきなものに感想をひとことずつ。
    「祝婚歌」
    有名な詩ですね。うちの本棚に同名のアンソロジーもあります。結婚式のスピーチで読まれる定番らしいですけど、あまりおよばれしたことがないせいか、実際に聴いたことは、まだありません。
    「ひとに」
    こんなことを好きな人にいわれたら、最高に嬉しいでしょうね。
    「早春のバスの中で」
    若い人がうらやましくなります。
    「生命は」
    私も、誰かの風になったことがあるのかな。
    「白い表紙」
    幸せな光景です。
    「夕焼け」「I was born」
    このふたつの詩は教科書で読んだ記憶があります。
    「美しい夕焼けも見ないで」という結びが印象的です。
    「雪の日に」
    毎日、雪ばかりで嫌になったら(北国に住んでいますから)この詩を思い出すといいかもしれないですね。
    「奈々子に」
    これも、親でなくても、誰かに言われたら、大切にされているのを嬉しく思うでしょうね。

    他の詩も素敵なものばかりです。
    解説は茨木のり子さんです。

  • ◆きっかけ
    『この声をきみに』
    ◆感想
    図書館。冒頭の「祝婚歌」がドラマのなかで読み上げられているのを耳にして、文字で、他の作品と共に読みたいと思って。
    以前借りて読んだ『贈るうた』に掲載されていたものも多く含まれていた。
    祝婚歌、一言一言が、染み入る。それを心にいつも留めておきたい。購入して手元に置きたい。「愚かでいるほうがいい 立派すぎないほうがいい」「非難できる資格が自分にあったかどうか あとで 疑わしくなるほうがいい」「正しいことを言うときは 相手を傷つけやすいものだ気付いているほうがいい」
    「生命は」の「めしべとおしべが揃っているだけでは 不十分で」の部分を読んで、最近読んだ『春の数えかた』で、そのまま分裂して増えていけばいいところを雌花と雄花にわざわざ分かれているのは、世界に異変が起きた時に対応するため、突然変異をして生き残るためだというようなことが書かれていたことを思い出した。
    親子、母子の詩も多かった。「奈々子に」は、そっくり、娘への気持ちと重なって響いた。「ひとが ほかからの期待に応えようとして どんなに 自分を駄目にしてしまうか お父さんは はっきり 知ってしまったから。 父さんが お前にあげたいものは 健康と 自分を愛する心だ。」
    「創世記」の臍の緒のエピソード、長女の出産を思い出した。助産師さんに取り上げられた娘の、水を含んでパンパンな顔。想像より白かったへその緒。もうすぐ息子が誕生する。どんな出会いになるんだろう。
    「虹の足」他人に見えて、自分には見えない幸福…。
    「ほぐす」これも、ドラマの中で読まれていた。「結ぶときより、ほぐすとき すこしの辛抱が要るようだと」
    「I was born」
    巻末の、茨木のり子さんの解説も良かった。祝婚歌についてのあれこれ。銀婚式にも合うねという話。両親の還暦祝いと共に送ろうかと思って、目上の人に送るのもどうかなと思ってやめた。
    2018/1/9
    文庫の『吉野弘詩集』を購入したのでこちらの購入はやめよう。2018/3月

  • 吉野弘の詩から「愛」と「いのち」にかかわるものを集めています。著名なものは収録されています。装丁もきれいで読みやすく、人に差し上げるのに最適です。

  • あまり響かなかった。むしろ苦手な部類だった。

  • 冒頭に「祝婚歌」が置かれた詩集。
    結婚祝いに友人からいただきました。
    前に別の友達が紹介してくれた詩も載っていた!
    染み渡るような、気持ちのいい読後感。
    このコンパクトさもよくて、ずっと傍らに置いておきたい一冊。宝物になりました。

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著者プロフィール

1926-2014 詩人。山形県酒田市生まれ。代表作は「夕焼け」「祝婚歌」など多数。校歌・社歌も多く作詞。詩集に『贈るうた』『夢焼け』『吉野弘全詩集』など。読売文学賞詩歌俳句賞、詩歌文学館賞受賞。

「2015年 『吉野弘エッセイ集 詩の一歩手前で』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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