- 本 ・本
- / ISBN・EAN: 9784887500440
感想・レビュー・書評
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[読書メーター転記]よくある「体罰はいかんですよ」本。体罰の意味の無さをとくとくと書いてあるが、じゃあどうしたらいいですよ、というところに関しては、少し主張が弱いように感じた(自分が認知している内容ばかりだったからそう感じたかも)。しつけという名の体罰をしない為の方策を、もっと実現可能な具体例でいくつかあげてもらえた方がいいのかも……。
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本のタイトルはちょっと難しそうですが、(タイトルを変えた方がいいような気もしますね)サブタイトルは”子どもの内なる力を育てる道すじ”となっています。
本の冒頭に”しつけ糸のように”と書かれています。
しつけ糸とは、本縫いの縫い目が曲がらないように、前もっておおまかな形を定めることです。子どものしつけも、おおまかな枠組みを子どもに与えること、大まかにガイドすることです。と。
著者は子供虐待、女性への暴力防止の防止にかかわっておられ、日本にCAP(子どもへの暴力防止)プログラムを紹介された方です。 -
子どもは、ありのままで。そのままで。大した人間なのだ。尊重されるべき立派な存在なのだ。
保護者が、育児で辛い思いをしていることもわかる。ただ、どんなときでも、叩くことは解決策にはならない。
問題の本質をとらえ、子どもと真摯に向き合え。と、淡々とした文章で訴えかけてくる、読む度に自己をふりかえらせてくれます。 -
しつけと体罰―子どもの内なる力を育てる道すじ。森田ゆり先生の著書。しつけと体罰は全くの別物。体罰を安易にする保護者や教師、指導者は教育者失格で人間失格です。しつけと体罰の違いは全ての大人が正しく理解すべきこと。日本でも体罰肯定派は年々減っているけれど、いまだに体罰肯定派は一定数いるし、体罰をする指導者もいるのが現実。体罰は悪であることを日本社会全体としてもっと認識しなくてはいけません。
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今自分はなぜこのような思考をしてしまうのか振り返った際、幼い頃の出来事で気になることがあったので読んだ。
私は、子どもの立場で読み、自分の親のことも思い返していた。
「体罰を受けるのは私が悪いことをしたから、きまりを破ったから仕方ない」とずっと思っていたけど、そうではないということが分かった。
体罰は、決して認められるものではない。
体罰によって、子どもが受けるマイナスな身体的・精神的影響が大きすぎる。
今の自分の思考と、幼い頃の出来事には、繋がりがありそうだ。
また、これを読んで、親もきっと色んなことを抱えていたんだろうなぁと感じた。 -
森田ゆりさんの本は、確かこれで3冊め。真っ直ぐで、具体的な言葉。凛とした優しさに満ちています。手元に置いて、何度も読み返したい。子どもを持つすべての人に一読をオススメしたい。
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非常にためになる本でした。
出産後、数ヶ月間自宅に訪問してくださっていた助産師さんに
教えてもらった本です。
しつけについて、迷いのある方におすすめです。
体罰とは何か、なぜ体罰がいけないのかがとてもよくわかります。
この本について、アメブロでも書いてます。
http://ameblo.jp/waremoko-tadoku/entry-10529339721.html
著者プロフィール
森田ゆりの作品





