図解 これが記憶法のすべてだ!

著者 :
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
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本棚登録 : 83
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (88ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784887594432

感想・レビュー・書評

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  • 電子書籍版もあるようですが、実際に書き込む形式の脳トレが付いているので、紙の本の購入をおすすめします。

    脳科学関連の本って、専門用語が多く解説も結構難しくて頭に入ってこない場合がほとんどなのですが、こちらの本は図解もあってとても分かりやすくて脳の構造を理解できました。

    紙に書き込む対応のトレーニングは、般若心経を書いたり、百ます計算したり、日本や世界の白地図を埋めたり、記号を記憶したりなどいろいろな種類のトレーニングがあり刺激になりました。

    特に、世界や日本の地図はわかっているつもりでも案外覚えておらず、もっと教養を身に着けなきゃな…と気づくきっかけになりました。

  • 古い本なので、もしかしたらもっといい方法が確立されてるかも?

    でもこれで新しい新入社員の名前を覚えられたので感謝

  • 自分の記憶力不足が不安シリーズ。
    この手の本はこれで何冊目だ?と思うけど、コンビニで軽く立ち読みしてしまったので随分たってから中古で購入。

    あらためて読んでみたが、個人的には既知の内容が多かったし、おそらくこの本だけで人がどうやってものを記憶するのか、あるいはそれを忘れないようにするのかの詳細な原理を知ることは難しいし、これ単体で記憶力を高めるのは難しいと思う。

    ただサラッと記憶法についてを学び、ここから更に深く別の本へ繋いでいく入門書のような扱いで見るなら十分かもしれない。

    以下、ネタバレ。

    ・記憶には「覚える(記銘)」「保つ(保持)」「思い出す(想起)」の3段階で成り立っており、最後の想起は、保持された記憶から自由に取り出す「再生」と、いくつかある選択肢からそれが正しいことを思い出す「再認」がある。

    ・記憶には短期記憶と長期記憶があるが、長期記憶には2つの分類と5つのタイプがある

    1.陳述的記憶(頭で覚える系)
     ①エピソード記憶:実体験に基づく。最も覚えやすい。
     ②意味記憶:学習によって獲得。最も覚えにくい

    2.手続き的記憶(体で覚える系)
     ①条件反射:パブロフの犬
     ②熟練技能:自転車、楽器、タッチタイプ等
     ③認知的技能:スポーツやゲームのルール。無意識。

    ・記憶力を上げるには上記を組み合わせたいくつものパターンがある

    ①至るところに張り紙する
    ②細かく分割する(チャンキング)
    ③人の名前はあった時に名前を必ず呼び、顔や体型の特徴や情景などもセットで覚える
    ④汎化を利用し似たような内容をまとめて覚える
    ⑤分化を利用して抽象度の高いところから順に掘り下げて覚える
    ⑥連想をしりとりのようにつなげて覚える
    ⑦エビングハウスの忘却曲線に従い、然るべきタイミングで反復して覚える
    ⑧実在する物体に別の記憶対象を紐付けで覚える
    ⑨音読する
    ⑩書く/描く

    上記のパターンはほとんどが既知のものであり、なんならすでに取り組んでいるものばかりだった。私のようにもともと記憶力が悪い人間は、根本的に記憶を行うための脳の部位のどこかが弱いんだと思われる。

    ここで学んだ言葉を使うのなら、起こったイベントや記憶すべき対象に対してエピソードや五感を使って意識的に覚えようとする意識が根本的に足りない可能性がある。個人的には身振り手振りやリアクションも大きい方だし、声も出すほうだからそういう脳の部位は刺激していそうだが、おそらく「思い出す」というループを習慣的にやっていないか、あるいは記憶を保持するためのアンカーの打ち込み込みが甘く、かつそれを引き出すためのタグを置いていないんだと思う。

    いずれにしても、おそらくは長期記憶に移すための具体的な行動が必要。で、これまで何度も試そうとして習慣づけできていない、手書きの日記や日誌が、やはり記憶力強化の手助けになりそうだ。なんとか習慣化したい。

  • 手足アゴを動かすといい

    五感、特に嗅覚を使うといい

    読んだり書いたりするといい
    →特に読みは脳を活性化させる

    夜寝る前に覚える
    →朝復習する

    神経細胞は普段二%しか使われていない
    →もっと使うべき

    遠くを見るといい。空間を把握する脳は言語を理解する脳にも使われている

    毎日10分でも覚えようとすることが大事

    記憶は飛行機に似ている
    →滑走から離陸までに労力を使うがとんでしまえば、慣性の法則であまり、労力不要

    記憶も、記憶同士が結びついて、楽に覚えられるようになる。

  • 「脳と記憶のメカニズムを知る」
    「脳の働きを利用した10の記憶法」
    「日常生活の中で記憶を高める5つの行動」
    「記憶力トレーニング」

  • 脳科学を研究した医学博士の著者が、記憶の仕組み、それに叶う合理的な記憶法を書いた本。ほとんどが今まで記憶するときに普通におこなってきた「書いて覚える」とか「連想記憶」、「寝る前に覚える」などで、あまり目新しさはなかった。ただ大体の記憶法が網羅されていること、今までなんとなくおこなってきた記憶法に根拠付けがされていることでよりそのメカニズムを意識して記憶できることは、この本を持つメリットだと思う。

  • ちょっとした空き時間を使って1日〜2日で読めちゃうボリュームながらも、とても充実した内容です。

    読後、学んだ知識を生活に反映させてみた結果、英単語の記憶効率が上がりました(!)

    オススメ。

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著者プロフィール

1913年、北海道生まれ。東北帝国大学卒。東京教育大学(筑波大学)教授、帝京大学教授をつとめる。金融論、経済原論に傾注した。1994年に死去。

「2019年 『経済学 下巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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