何が時代を動かすのか―ポスト消費社会の価値観を求めて (ディスカヴァー携書)
- ディスカヴァー・トゥエンティワン (2007年5月18日発売)
本棚登録 : 27人
感想 : 2件
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
- / ISBN・EAN: 9784887595538
作品紹介・あらすじ
1970年代からわずか十数年で、日本社会は『運命共同体』から『消費社会』へと大きく移り変わった。もてはやされる人間像は、『偉い人』から『かっこいい人』へ、また人々の平等を保障するものも、『宗教』から『お金』へと変容した。この目まぐるしい価値観の変化についていけず、苦しむ若者も多かった。
そして、グローバル経済によって主役が国家から企業へと交代し、『ポスト消費社会』が生まれかけている現在、再び価値観に大変動が起きようとしている……。
このような転換期にあっては、人はただ歴史のうねりに翻弄されるしかないのか? ——著者は、時代を動かしている力の正体を見定めずに、小手先の改革を行っても意味がないと警鐘を鳴らす。本書は、学者の視点ではなく一個人の実感をもとにこの40年の歴史を検証し、現在起こりつつある価値観の変容を予測する異色の評論となっている。
感想・レビュー・書評
-
今まで自分の中に漠然とあった社会的な個人能力主義へのシフトへの流れの根本にあるグローバリズムの存在について一つの答えが見つけられた。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
時代を動かしてきたのはさまざまな力であるという内容で、具体例をあげ説得力がある。
これからの社会がどのようになるかの予測も興味深い
全2件中 1 - 2件を表示